恋愛初心者。472 

2007年01月07日(日) 8時58分
大嫌いなんて本当は思ってなかったんだよ。



時間が経つに連れて膨脹する、会いたいという気持ち。
雄一は、まだそう思ってくれてるのかな?
あれだけ酷いこと言った俺でも、まだ愛してくれる?

聖に言われた。
『会いたいなら会いに行けよ。』

全部ふっきれた気がした。
住んでいた家に向かって走りだす。吐く息は白く冷たい風が頬を撫でる。
開け慣れた玄関のドアを開けると無用心にも鍵がかかってなかった。
内側からドアを閉めると、足元に
みー子が擦り寄ってきたから抱き上げてほお擦りする。留守にしてごめん、の意味を込めて。
みー子は俺の腕から降りるとリビングの火燵に向かって歩いていった。何となく予感がしてそのあとについていくと、火燵で眠る恋人がいた。
穏やかな寝顔につい頬が緩み、屈んでそっと頭を撫でてやる。

「こんなところで寝たら風邪引いちゃう。」

そう思いながらも、幸せそうに眠る恋人を邪魔できずに隣に座り込んで髪を撫で続けた。
起きたらまず『好き』って言おう。
偽らない本当の気持ちを。

恋愛初心者。471 

2006年12月17日(日) 22時46分
謝るもんか。
俺は悪くない。
悪くないんだから。


「馬鹿だなぁ…」

見上げた空は夕焼けに輝いていた。
一人きりの暮らしなんて久しぶりだ。
竜也は元気かな。そうであってほしい。

「何やってんだか。」

もうすぐ雪が降る。
だから、早く帰ってくればいいのに。

「…戻ってこいって…」

この寒さの中、どうしてんだよ。
風邪引いちまうじゃん。

馬鹿だ、俺。
なんで意地張ってるようじゃ、まだまだ子供だ。



恋愛初心者。470 

2006年12月16日(土) 22時27分
シングルベルとか悲しすぎる。


「だからさー。トッツーは女の子に答えてあげなよ。」
「いや、上田先生より可愛くて綺麗な人が見つからない!」
「もう放っとけ。」
「うん…」

塚田です。
俺たちは今年も河合くん以外シングルベル。
まぁいつものことなんだけどね。
トッツーは告られまくってるくせに断るしね。

「で、上田先生は誘えた?」
「モチ!」
「すげぇノリノリだね。」
「おう!晴舞台だから!」
「その気合いを部活にも注いでよ。」



恋愛初心者。469 

2006年12月15日(金) 22時26分
亀ちゃんの家に居られなくなって
聖の家に移動した。

「まぁ、赤西いるんだから仕方ねぇよ。」
「うー…」
「予想できたことだろ?」「まぁねぇ。」

赤西が欲求不満で死にそうだと訴えられて
仕方なく聖の家に移動した。
ご飯はすごくおいしいし、聖の傍は落ち着く。

「仲直りしねぇの?」
「俺からはしない。」
「意地っ張りだな。」

責める口調じゃなくて呟くと頭を撫でられた。
いつも甘えてごめんね。


恋愛初心者。468 

2006年12月14日(木) 22時24分
この溜り積もる性欲をどうしろというんだ。

隣に亀が無防備にも寝てるのに、手が出せない。
なぜかって?
上田が泊まってるから。
あー、でも悪戯くらいならいいよねー?

そっと腰に手を這わせてズボンの中に手を入れ股間を撫でると
亀が息を吐いて腰を捩る。
なんか誘われた気分で下着越しに股間を撫で回していると、薄く開いた唇から切なげな吐息が漏れた。
犯されてる夢でも見てんのかな。
顔がやらしい…

ゆっくり勃起したそれを下着の中に手を入れて握り、ゆっくりとした動きで擦る。

「ぁ…ン…はぁ」

先端から濡れはじめ扱くたびに重い水音が漏れた。
布団を捲りズボンを下ろしてみると下着も濡れちゃってた。

「かわいー…夢精したとかって思うのかなぁ。」
「はぁ…は…、ぁっ」

先端をくちゅくちゅと弄っていたら腰が震えて、細い足も揺らめきだした。
イク前の動き。

「ぁっ…あぁ…はん」
「あー、突っ込みたい…でも我慢。」

勃起した自身を取り出して二本を擦り合わせながら
追い立てると、亀の呼吸の間隔が短くなり、溜め息と喘ぎの交じった声が漏れた。

「はぁ…あ…ぁあんっ…」
「ッは…、やば…ティッシュ…」

両手に溜まった白濁を慌てて処理して亀に服を着せ抱き締めた。
あー、ちょっとだけ満足かも。



恋愛初心者。467 

2006年12月13日(水) 22時24分
聖なる夜の直前に
恋人と大喧嘩しました。
どうしたらいいんだろう…


「それで逃げてきたの?」
「に、逃げてない。」
「うちに来た時点でもう逃げてるよ。」
「うー…亀ちゃん意地悪ー。」
「はいはい。」

出てきたグラタンにがっつきながらグスグス鼻水を啜る。

「泣くか食べるかはっきりしなよ。」
「だってー。」
「ったく…」

大嫌いと言ってしまったことが今更のように思い出されて
さらに涙が出てくる。

「ゆーいちが悪い。」
「まーだ言ってんの?」

亀ちゃんになんと言われようと今回ばかりは引けないんだよ。



恋愛初心者。466 

2006年12月12日(火) 22時23分
「たっちゃん。クリスマス何処いこっかー?」
「あ、あのね。トッツーたちが一緒に遊ぼうって言うの。」
「え?」
「だから、一緒に行ってあげようかなぁって。」

呆れた…
まさかここまでお人好しだと思わなかった。
いくら温厚な俺でもキレますよ。

「…行ってあげたら?」
「え?だから、一緒にって…」
「呼ばれたのは竜也でしょ?」
「そ、だけど…」
「いいじゃん。行って来なよ。」

内心かなりのダメージを食らったままわざと淡々と喋る。
ぽかんとしていた竜也の顔に少しずつ険しさが浮かびはじめる。

「雄一、大人気ない。」
「別にいいよ。大人気なくたって。」
「もう知らないし。いってくるから。」
「だから好きにしなよ。」
竜也は本当に不機嫌な顔をしたあとふいと顔を逸らし吐き捨てた。

「大っ嫌い。」

君なその言葉が一番大人気ないよ。



恋愛初心者。465 

2006年12月11日(月) 22時22分
ありがとう。

きみと出会えたことに

その全てに。


「あ、たっちょん。上田くんからメール来てん。」
「ん?読んでええの?」
「うん、はい。」

渡された携帯の画面には、クリスマス何するの?という文章と一緒に可愛らしい絵文字。

「あ、ちゃうよ。下にいって」
「下?」

さらにスクロールしていくとまた文章が現われた。

「え、と…何したら雄一喜ぶかなぁ?」
「おん。悩んでるんやってー。」
「…クリームプレイおすすめやね。」
「そっそういう意味とちゃうやろ?!」
「そうかなぁ?そーいう意味に聞こえんで?」
「うー…たっちょんの阿呆。」
「ひどっ。聞いてきたのやっさんやろ?」
「うるさいーっ。」

真っ赤な顔でそっぽを向く仕草が有り得ないくらい可愛らしい。
俺だけの癒し。
出会えてよかった。



恋愛初心者。464 

2006年12月10日(日) 22時22分
クリスマス…この時期になると悩むんだよね。
プレゼントにその日の料理に…

「梅はクッキーでいい?」
「わふっ。」
「お前は手がかからないいい子だねぇ。」

足に擦り寄ってきた梅の頭を撫でてやると
短い尻尾と一緒にお尻も揺らして喜んだ。

「問題はデカいほうの馬鹿だよ。」
「くぅ。」
「あ、間違えた、デカい犬ね。今日の夕飯だって突然ラム食べたいとかマジ迷惑だし。」
「きゅうん。」
「あ、梅のご飯はもうすぐだよー。」

湯でふやかしたドッグフードを皿ごと梅に与えて
ラム肉と野菜を炒める。

「ホント、世話かかるよ。」



恋愛初心者。463 

2006年12月09日(土) 22時21分
田口が浮かれはじめた。
もうすぐクリスマスだからだろう。
そろそろホテルの予約もとらなきゃいけないし…
いろいろ覚悟も必要だし。
あの野獣と旅行か。
旅行自体、最近は行ってないしどうなることやら。

「聖、どこ行く?」
「んあー。飯上手いとこ。」
「いくらでもあるってばー。」
「んー、和食。昼は肉。」
「はいはい。じゃあ和牛食えるとこ探す?」
「おう!」
「突然元気になるんだからー。」
「いいじゃんか。」

普段散々尽くしてるんだし。
こういうときくらいいいだろ?