宮下と近田

May 02 [Mon], 2016, 9:22
レベルの低い歯科医に当たってしまうと、せっかく埋入したインプラントがグラついたり脱落したりする場合もあります。もちろん名医と言われる歯科医が手術してもそういったことは起こる可能性はありますが、その確率の差は歴然です。万が一のことも考えて保証してくれるかどうかは前もって確認しておいた方がいいでしょう。
インプラント治療ではデメリットよりもメリットの方が比較にならないほど大きいんです。自由診療のために費用がかさんでも、治療完了までの期間が2年を超えても、外科手術の必要性があっても、それ以上の価値があります。入れ歯やブリッジは失った歯を外見上は補ってはくれますが、インプラントは噛むという歯の機能自体を取り戻してくれます。
インプラントにすることで、美味しい食事が味わえます。味は言うまでもなく、食材の食感や温度まで再び感じられるようになります。固くても平気で噛めますので、控えていたものも食べられるようになります。インプラントでは噛む力は天然歯の80%まで回復します。
インプラントは自由診療なので、高額な費用を準備する必要があります。でもだからといって、安さを優先させてインプラントを選んでしまうときっと後悔します。表示金額以外にも請求される場合や、そもそも品質に大きな問題を抱えている場合もあります。インプラント選びで重要な事は、まず第一に安心して任せられる歯科医かどうかを判断することです。
インプラントは1本から手術できますが、多くのケースでは数本の手術となるケースがほとんどです。高齢の方がインプラントを希望する場合が多く、埋入しなければならないインプラントが1本ではないケースの方が圧倒的に多いからです。また、ほとんどの歯がなくなっている状態のことを多数歯欠損と言い、この場合にはオールオンフォーといった特別な方法が採用されます。
allon-4とは、多数歯欠損の方に行われるインプラント手術の高度な技術です。元来の方法ではインプラント1本に対して歯も1本でしたが、all-on-4では4:16となります。片顎に4本のインプラントを埋入し、すべての歯を支えるという手法です。インプラントを埋め込む本数によって、all-on-8などと呼ばれることもあります。
近頃では歯科医院でもインフォームドコンセントを徹底しているところが増えてきました。特にインプラントなどの治療費が高額になる保険が効かない自由診療を行っている歯科医院に多い傾向があります。外科手術というリスクと高い費用、すぐには終わらない長い治療期間を考えれば、患者の立場からしてみれば当たり前のことのようにも思えます。
インプラントの治療期間がとても長くなる理由としては、歯の土台となるインプラント本体と顎の骨が結合するのを待つ必要があるからです。GBRなどの骨造成を行う場合には更に時間が必要となります。長い場合には治療期間が3年に渡ることもあるようですが、終了すれば生活の質が一変します。
インプラントは抜けてしまった自分の歯を人工の歯で補うための治療ですが、似たような治療に入れ歯とブリッジがあります。入れ歯もブリッジも保険が使えますので安く済みますが、それ以上にデメリットの大きさが際立つことも事実です。共通しているのは、『噛めない』『痛い』ということです。
入れ歯でもブリッジでも、一見しただけでは抜けている歯はないように見えます。けれども実のところは見せかけだけで、歯の機能を取り戻せるかと言えば、残念ながらそんなことはありません。体裁だけを気にするのか、それとも歯の機能自体を気にするのかは判断が難しいところでもあります。
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