「ハウル」原作と映画2 

2004年12月10日(金) 1時21分
「ハウル。原作と映画」のつづき。

ここまで読めば「じゃぁ映画「ハウルの動く城」はおもしろくないのか」と安易に思う人がいるかもしれない。とんでもない

今までに90歳のおいぼればあちゃん(ソフィー)がヒロインなんていうアニメを見たことは?
しかもそのお相手が、どんな女性も虜にするイケメン魔法使い(ハウル)なんて話は?

この二枚目ハウルがまた色っぽいのなんの
恐ろしい荒地の魔女には笑わずにはいられないし、
ソフィーの切なくも微妙に揺れ動く姿に、何度涙をこぼしたことか・・(もうドップリと)
宮崎監督の手にかかると、悪者がいなくなる。
ハウルのひげづらが見れなくて残念だったけど、
この映画の中には原作よりも一回り大きなを感じた。

最後に一つ。
まだ映画を見ていない人で、原作を先に読んだ方がいいかどうか迷っている人のために。
原作は後からでもOK!
前述の通り「わけがわからんのでは?」と心配されるかもしれないけど、
原作読んでた私でさえビックリしてしまっているのです。
もはや先に読んでようが、読まかろうが大して変わらない!もうぶち当たれ!です。
見終わってから原作をじっくりゆっくりと読めば、ほとんどの疑問はあっさりと解決しちゃいます。映画とは違い、原作は謎をまったく残していません。
もっとも、細かい理屈を知った所で物語にはさして重要ではないのかもしれないけど。
1番良いのは先に映画、そのあと原作読んで、再び映画館へ(笑)

要するにまずは感じて欲しい・・そんな映画です。

「ハウル」原作と映画 

2004年12月09日(木) 0時43分
 ついに「ハウルの動く城」を観にいった。
一緒に見た母の感想一言「わけわからんかった」。
 
 原作を前もって読み返して映画館に挑んだ私でさえ、物語はびっくりするような展開の連続だった。特にクライマックスときたら原作の影すら見えないのだから!よく生みの親(原作はダイアナウィンジョーンズ)が許可してくれたと、その心の広さに感服するばかりだ。

 初めて原作を読み終わった時、心が晴れるようなすがすがしさを感じたものだ。なのに不思議なことに映画では、その感覚は今ひとぉ〜つだった。この妙に残るしこりは一体なぜだろう

もちろん原作のもつ大切な秘密や、キャラクターやアイテムなど独特の設定はそのまま。しかし宮崎監督はその舞台設定に原作とは異なるある大きな装置を一つだけ埋め込んでいた。おとぎ話のファンタジーとは対象的ともいえる超現実的なものー戦争ーを。

そのため自ずと物語りは装いを変えていき、一年以上前に原作を一度読んだことのある母にさえ「わけがわからん」と言わしめる結果になったのだろう。

 今、書きながら思う。このしこりの理由。
「ハウル」の物語は終止符を打った。
けど私達がいる世界では、未だ解決していないからだと。
(それどころか今もなお続いている。)

つづく

「三蔵」おもしろいぞう 

2004年10月23日(土) 15時54分
10月22日。
大阪のシアタードラマシティでファントマ(劇団名)の大ホール単独公演が行われた。一回の収容可能人数約1000人。
驚くべきは、関西の劇団がこの会場を使用するのは劇団ピスタチオ以来、実に8年ぶりとか!
 昨今、近鉄の2つの劇場が閉鎖され、関西の劇団の多くが無念の解散、または厳しい状況にあるというのは本当だったのね・・
 そんなファントマにとっても、関西の演劇界にとっても記念すべき大ホール単独公演を見逃すわけにはいかない!とさっそく初日の公演を観にいってきた。(←前売券購入で)

 なんと初日は平日ということで通常4000円のチケットが2800円。しかも一列目中央レーンの座席。ありがたいような、(近すぎて)こっぱずかしいような・・・と、始まるまでは思ってたんだけど、役者さんの表情、衣装、演出が細かぁいところまで堪能できて、すごくラッキーだった。やっぱり、前の席って最高! そうして今回も存分に笑わせていただきましたとさ、ちゃんちゃん
 に、しても三蔵が○○を△△△しちゃうなんて・・え?悟空って○○で××するの?!(ネタバレを恐れるあまり自粛←別にいかがわしい訳ではない)
などと、いろいろとびっくりした。そして気付いた。
私・・「西遊記(原作)」を知らない・・今まで何となく知ってる気でいただけに、この事実の発覚に1番びっくりした
  
 平日のお昼だったこともあり、会場の半分が悲しくも空席だったけど、土日はきっと満員になってることを祈るばかりだ。しかし、いつも300〜400円だったパンフレットがいきなり1000円になってたのはショックだったなぁ・・ページ数も増えてたけど。やっぱり、大ホール公演はキビしいんだなぁ・・と感じさせる一面だった。大阪でも神戸でもいいから、もっと小型でイカシたホールをたくさん(できれば交通の便が良い所に)作って欲しいぃ〜

ファントマ公式HP
↓ラジオもやってる
(水曜深夜1:30〜2:00「伊藤えん魔のAMam」1008khz)
ABCradioHP

 
 
 

USJとTDR2 

2004年09月30日(木) 17時16分
「USJとTDR1」のつづき。

 一方で、アトラクションの斬新さや、お客さんと役者さんとのコミュニケーションから来る一体感の点ではUSJのほうが活気がある。USJは「参加して「なんぼ」(←価値があるっていう意味)」だと聞いたことがあるが、まさにその通り。別に参加したくなくても、参加させられてしまうので、恥ずかしがり屋さんも心配は無用。
 また、機械仕掛けの人形を眺めるのとは違う、生身の人間が演技するからこそ生まれる臨場感や、様々なお客に対応するために生まれるアドリブのおもしろさがある。おそらくUSJの魅力や「楽しみ」はここにあるとnozoは確信している。

 ただ、USJはTDRと比べて歴史も浅く、まだまだアトラクションの数は物足りなさが残る。また、そのあまりの臨場感と容赦なく使われる水や炎には、小さな子どもにとっては泣くほど怖いかもしれない・・(←スヌーピー、セサミストリートは除く)。一方で、お年よりの方をパーク内ではよく目にするのが意外だ。聞いてみたことはないが、結構満喫しているように見える。

 ここらでまとめてみると〜・・「どちらが好きか」は人によると思うが、「楽しみ度の違い」という所からみると、TDRのランドとシーがそれぞれ楽しみ方が違うのと同じように、両方十分楽しめるけど、楽しむ種類が違うってことだろうか。
 TDRはコーンスープ、甘いアメリカンコーヒー、紅茶、タバコが与えるトロ〜っとした優美な幸福感を感じさせる楽しみを、USJは回り寿司、キムチ、流しそうめんが与えるエキサイティングな幸福感を感じさせる。楽しめる度の違いって、そういうことなのかもしれない。

 

USJとTDR1 

2004年09月29日(水) 15時37分
 USJに行ったことのない関東圏の方から 「USJは、TDR(東京ディズニーリゾート)と比べると、「楽しめる度」はどうか・・・」という疑問をもらった。
 
 本音を言おう。長年、ディズニー映画に囲まれて育ち、キャラクターものが好きなnozoとしては、TDRの方が好きだ!楽しい!あわよくば暮らしたい!おしまい!!
 
 これじゃぁ、あんまりなので、もうちょっと頭を使って考えてみる。TDRは、「ランド」と「シー」に分かれており、またそれぞれのパーク内においても、あっちにアラジンの住まうアラビアのような世界があれば、こっちにアリエルの住まう海底城があったり、イタリアのヴェネツィアよろしくゴンドラが優雅に流れてたりと、本当にパーク内が一つの「世界」を形成している。それぞれのゾーンに入るのにパスポートが要らないというのがスゴイと思えるほどだ。(しかも全てのゾーンで日本語が通じる!)
 
 たとえ、一つもアトラクションに乗らなかったとしても、万華鏡のように雰囲気を変えるパーク内をうろつくだけで「楽しめる」ことだろう。また、その長い歴史からアトラクションの数も多く、種類も豊富で、小さな赤ん坊からお年寄りまで幅広い年齢層を受け入れる余裕もある。

つづく

USJ記2 

2004年09月28日(火) 17時26分
前回書いたUSJ記の続き。 

 次の感動は、ハロウィンのパレード。USJはディズニーの「ナイトメアビフォークリスマス」のような、ハロウィンにぴったりなオリジナルキャラは出てこない。だから、なんとなく色味に欠けるのではと思っていたら、そうではなかった。なぜか食欲旺盛なパンプキンやら、美しくも妖しい蜘蛛女や、不気味な動きをする死神やら、まさに百鬼夜行のようにわんさかヤバソウな者たちが、ストリートを練り歩く。なんといっても、近いのが最高!!食われそうなほどの、迫力があった。(ハロウィンパレードは10月31日まで開催中)

 そして、第三の感動はいつもはテレビでしか見られないセサミストリートの仲間たちが、普通にパークをうろついているのを見たときだった。アメリカの町並みをイメージした外観と、ぴったり合っていた。さながらもう何年も昔からそこで住んでいたかのようだ。あんなに大きいエルモをまじかで見れて感動・・ 3回も行けば、さすがにほとんどのショー、アトラクションもほぼ制覇できた。もうUSJに行く必要もないなと思ったが、あの大きくてフサフサのエルモ達にまた会いにいってしまいそうだ。

ユニバーサルスタジオジャパン公式HP

USJ記1 

2004年09月26日(日) 17時07分
 大阪のテーマパーク、ユニバーサルスタジオジャパン(USJ)に行ってきた。

 9月の平日とあって、空いているかと思いきや意外と混んでいた。nozoは過去に2度遊びに来ていたので、ジュラシックパーク、ジョーズ、ET、ターミネ-ターなどのメインアトラクションには乗らず、新しくできたセサミストリート、シュレック、スパイダーマンをメインに行動。特定の時間に行けば、並ばずにすむ券は2年前に行った時までは無料だったのに、有料になっていた・・しかも平日の開演から10時まではセサミとスパイダーマンとETしか運営していない。その上セサミとシュレックに関しては同じシアターを使うため、午前はセサミしかやらないし、午後はシュレックだけ。さすがはUSJ、けちけちしている。文句の一つも出そうなところだが、やはりそこはUSJ。実際に周ってみると、何の不自由もなく普通に楽しめた。
 
 一番の感動は何と言っても「スパイダーマン」。テレビのCMでやたら「あれはすごい」と耳にしていたが、なるほど。これは・・すごい!賞ももらうはずだ。というのも、まず通常の3D(あるいは4D)はバカでかいスクリーンが一つあって、それを50人ぐらいの集団で「見る」というものだが、スパイダーマンは「ライド」ということで車に9人ほど乗り込み、それぞれ特殊メガネをかけたら、準備完了だ。ゆっくりと車は出発する。
 車は360度ぐらい自由に回転し、スピードも変幻自在に変わる。あれよあれよという間に移動し、いくつものスクリーンと、実際のセットが違和感なく調和し、臨場感たっぷりに迫り来る。まさに「見る」から「体験する」という感覚だった。2回乗った

つづく・・?

モナリザの微笑み 

2004年09月25日(土) 16時40分
最近話題の「ダヴィンチコード」(ダン・ブラウン著)を読んでみた。

 ルーブル美術館館長が館内で殺された。その死体の周りには奇妙なダイイングメッセージが残されていた・・「モナリザ」「岩窟の聖母」「ウィトルウィウス的人体図」、数々のダヴィンチ絵画の謎が導く、歴史の真実とは・・(一部引用)

 うんちく本として、ミステリー小説として、パズル解きとして、キリスト教の裏の話として、ダヴィンチの絵に隠された秘密の話として、十分に堪能できた。上下巻に分かれ、総640ページ以上にもわたる本なのに、4日で読みきってしまったほど、ものすごくのめりこめた。
これほどまでに感慨深く読めたのは、この小説における芸術作品、建築物、文書、秘密儀式、組織がすべて事実に基づいて、巧妙に構成されているからでもあろう。まったくこれを書いた人は、どんな知識の持ち主なのだろうと感心せざるを得ない。

 近年レオナルドダヴィンチの「最後の晩餐」が修復され、新たな顔を見せ始めた最近だからこそ生まれる謎があり、発見があり、この作品が生まれた。この本を読んで、今一度レオナルドの作品を全て見直してみたくなった。今までは「ぼ〜っ」と綺麗だな〜、と見とれるばかりだったが、また違った発見や謎に出会えそうな気がしてならない。あ〜ルーブル行きてぇ・・

芝居鑑賞 

2004年09月13日(月) 16時18分
 半年振りに芝居を見に行く。その日は、演劇集団キャラメルボックス「ブラックフラッグブルーズ(原作:歌う船/アン・マキャフリー)」の大千秋楽の日。大阪厚生年金会館芸術ホールは二階席まで超満員。立ち見の人もいたというからすごい。そして、千秋楽とあって、やはり観客のテンションが妙に高い。私は普段から目に見えてテンションが上がることはないので、この上昇気流の中ではなんだかそわそわしてしまう。なのに千秋楽の独特の雰囲気がクセになりそうな今日この頃。
 
 キャラメルボックスの劇では、今まで時代劇(幕末もの)と現代劇しか見たことがなかったので、今回はSFものということでちょっとドキドキだった。SFって難しいんじゃないか、レーザー光線が出てきて、変な生物が出てきて・・私にとってSFってのは「スターウォーズ」のイメージしかない。だけと、全然違った!

「人類が火星まで居住地を広げた時代。
最先端の科学は瀕死の重傷を負った人間を宇宙船としてよみがえらせるまでに発達した。
宇宙船マリナの中で繰り広げられる本格SFファンタジー。」
(←案内はがきより抜粋)


もうとにかく、その独特の世界観にグッと引き込まれてしまった。
 
 要するにキャラメルボックスが一段と好きになったってことだ。そして、もうひとつ良かったのが、一緒に観にいった母が喜んでくれたことだ。(いつもは私一人で見に行ってたので。)「また観にいく時は、声かけてね」と言ってもらえた。ふふふ、これでキャラメルボックスのファンがまた一人増えようとしている。

キャラメルボックス公式HP

陽気な消しゴム 

2004年09月12日(日) 18時23分
 私が中学生だったとき。「THIS IS NOTEBOOK」そんなプリントがでかでかと入ったノートを使っていた。5冊セットで売っているようなお徳品の種類だ。その頃、私にとってアルファベットは装飾以外のどんな意味もなさなかった。私の中では「彼」は「Hi」で、「彼女」は「Shi」だった。そんな具合なので英語の成績は2だった。
 
 私の英語力もちょっとはましになった頃、使い慣れたそのノートを見てギョッとした。おもいきりかしこまった書体で表紙をかざるその文字の「意味」を初めて悟ったのだ。
    これはノートです・・これはノートです・・これは・・
私はそっとノートを机の下にしまった。ただ恥ずかしかったのだ。(しかも冠詞抜けてるし。)
 
 あれから何年がすぎただろうか。すっかりノートの思い出も忘れていた今日この頃。私は居間のテーブルに何気なく置かれた白い消しゴムを目にして、固まった。
「けしごむ」・・たしかにそう書かれている。それも日本語で。
もはやそれは、かっこよさでも親切さでもなく、ネタだった。さぁ、体をはってボケた私を笑うです!さぁ!そんな気概が消しゴムから漂っていた。あぁ、必死にボケるノートの気持ちも知らず、机の下に隠したあのときの私。なんて愚かだったんだろう・・無言のまま、消しゴムと私は見つめあい、私は笑った。
 彼らたちはきっとどこかで、今日も人々のささやかな笑顔を心待ちにしている・・かもしれない。
 
 
2004年12月
« 前の月  |  次の月 »
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:nozo_nozo
読者になる
Yapme!一覧
読者になる