マンゴー・レイン 

2006年07月02日(日) 14時21分
マンゴー・レイン −馳 星周 著(角川)−

最近、読み返しました。
初めて読んだのは1年半くらい前ですが、その間、これ以上におもしろかった本にはお目にかかれてないですね。
この作者の作品は、他にもいくつか読んでいるのですが、どっちかっていうと嫌いなんです。
登場人物の全員が「悪者」で、読んでてムナクソ悪くなって、そのままゴミ箱に捨てた本もあります。
まあ、そういうところが逆にこの人の作品のウリなんでしょうけど。。

そんな中、このマンゴー・レインは、すっかりハマりました。
舞台は、(定番の歌舞伎町ではなく)タイの首都バンコク。
隠されたお宝をめぐって、チンピラと美人の娼婦が、ヤクザや金持ちを出し抜いていく。・・・といったストーリーは特に珍しくもないのですが、この美人娼婦、メイの存在感がすごい。
完全に主役を食ってます。
美人で、悲運で、強い。

エンディングも、お決まりのコースをたどらないところが、そこらへんの小説と違うところですね。
そういうとこ、大好きです。

タイのお国事情や、バンコクという町、屋台のラーメンまで、イメージしながら読めて、臨場感たっぷりの一冊です。

どうでもいいですが、僕がかつてバンコクのGOGOバーで一目惚れした踊り子も「メイ」ちゃんでした。。


月の扉 

2006年06月27日(火) 0時54分
月の扉 −石持浅海 著(光分社)−

「かつてこれほど美しいミステリーがあっただろうか」
という帯に引かれて買いました。

普段あまり推理小説は読まないのですが、読むと止まらなくなります。
今回も夕方から読み出して夕飯も食べずに夜中までかかって読了。

感想は、、、すごいおもしろかった。
一気に読めます。

ハイジャックとその動機、想定外の密室殺人と、登場人物のバックグラウンド、それぞれが折り重なって、内容的にはけっこう複雑。
ですが、推理小説を読んでる時にありがちな、「こいつ誰だっけ?」とか「なんでこうなんだっけ?」とかで、前のページに戻ることなく、頭がこんがらがることもなく、最後まできれいに読めました。 

不運な一般人「座間味くん」の冷静な名探偵ぶりが、物語を暗くさせないキャラクターとなってます。

ハイジャックの必然性や、殺人事件の動機に首を傾げつつも、娯楽小説としてはかなりおもしろい。一読の価値あり!です。

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