オリキャラに50の質問 

January 18 [Wed], 2006, 22:40
はい、小説用にブログを作りました
あまりにも更新が遅いので、対策として
果たして効果があるのかどうかは期待しないでください
基本的にここでは連載となります
とりあえず、今書いている「Destiny」の宣伝ってことで、主人公に質問を答えさせました
どうでもいいことばっかですが、暇でしたらどうぞ

Destiny 1 

January 18 [Wed], 2006, 22:55

「シーヴォ、わたしたち、なんでこんな風に生まれてきたんだろうね」
女は泣いていた。
そのこめかみには、鉄の銃が突きつけられていた。
「もしかしたら、運命、ってやつかもしれないな」
銃を握っている男がそう言った。
よほど力を入れているのか、その握っている手は白く血が抜けていた。
あたりに人影は無く、そこはまるで・・・廃墟のように暗く、薄汚れていた。
「運命は変えられない?わたしはそんなこと信じないよ。だってこれは、わたしが望んだことだもの。それに・・・」
そう言って女は空を仰いだ。
満天の星、その言葉がそのまま映ったような、そんな光景を、彼女は見た。
「こんなに綺麗な空の下で、しかも一番愛する人に殺されるんだよ!こんな、こんな幸せなことってないよ・・・」
強がっていることは、きっと誰が見ても分かった。
頬を涙が競争するように伝い、ぶるぶると身体中を震わしている。

それは、シーヴォも同じだった。
銃を持つ力をより一層強めて、目には涙を一杯に溜めている。
“カシャーーン”
それは、銃が地面に落ちる音だった。
シーヴォは今まで銃を握っていた手で、女を強く抱き締めた。
「こんなに・・・こんなに近くに居るのに、何故なんだ?」
シーヴォは抱き締める手に更に力を込めた。
「何故お前を、ドルチェ、お前を殺さなければいけないんだ?」
シーヴォは相当の力を入れているはずだが、ドルチェは何も言わず、シーヴォの手を自分の身体からそっと離した。
「運命、よ。・・・さぁ、早くして。もう、喋らないで。あなたの声が惜しくなるから。さよなら、シー・・・」
最後の方は涙で聴こえなかった。
シーヴォは、行き場の無くなった手でまた銃を持ち、先ほどと同じようにドルチェのこめかみに当てた。
「来世で、また愛し合えるかな」
「えぇ、きっと」
「幸せに、なれるかな」
「なれるわよ、きっと」
「愛してる」
「もう黙って」
「さよなら」
シーヴォがそう言うと、ドルチェは静かに目を閉じた。
銃声が響く。
“・・・・・・さよ・・な・・・”
そしてもう一度、銃声が鳴った。

レプリカ1 

March 21 [Tue], 2006, 3:28
何年ぶりだろう、ここへ帰ってくるのは。
数年しか経ってないはずだ。
でも、すごく長い間会ってないのに間違いはない。
ミリア・・・あの時に交わした約束を、覚えているだろうか。
俺は約束を果たした。
ちゃんと、帰ってきた。
早く・・・早く、ミリアに会いたい。
そう思って、俺はミリアの家へと足を急がせた。

「ミリア!」
そう言ってミリアの家へ入った俺を迎えてくれたのはミリアの母だった。
ミリアのたった一人の肉親。
「おばさん、ミリアはっ」
「リツくん・・・帰ってきたのね」
おばさんは、何故か悲しそうに微笑んだ。
「ミリアは、部屋に居るわ」
でも・・・と、言うおばさんの言葉を聞かず、俺は2階にあるミリアの部屋へと向かった。

『部屋に入るときにはノックをして』
と、きつく言っていたミリアの言葉を唐突にも思い出し、コンコンと上品にドアを叩く。
「だぁれ?」
ミリアの声がして、俺は勢いよくドアを開ける。
「ミリアっ」
部屋に入り、ミリアの姿を目でしっかりと認める。
驚いたような顔と、あの時よりずっと伸びた長い髪。
でも、ミリアだった。
この街を出てから、一時も忘れなかった、ミリアだった。
約4年間、ずっとそう出来なかったように、しっかりと抱きしめる。

レプリカ2 

March 21 [Tue], 2006, 3:35
「あの・・・だれ?」
そう、ミリアが言った。
「ママぁ!しらないひとが居るの!」
ミリアは弱い力で俺から離れると、そう言いながら階段を下りていった。
顔、そんなに変わったかな。
忘れて・・・ないよな。
約束を、言えば・・・。

「ママ、あのひとだれ!?ミリアにだきついてきたのよ」
俺が下に行くと、ミリアがおばさんにそう言っているのが聴こえた。
「俺を忘れたのか?」
間に割って入って、ミリアに向いた。
「リツ・マルクだ!リツだ、本当に・・・忘れたのか?」
俺は凄んで言ったようだった。
頭に血が昇って、何を言ってるのかさえ、ほとんど解らなかった。
ミリアは、「ひっ」と小さく悲鳴を上げて、首を横に振った。
「わからない・・・なにも・・・・・・わからないよぉ」
ミリアはその場に座って、泣き出した。
まるで、小さな子供の様に。

おばさんは、しゃがんでミリアの頭を撫でながら、19歳になるその少女について語った。
「記憶・・・障害?」
「えぇ」
おばさんは泣き疲れて眠ってしまったミリアの手を握り締めて言った。
いつの間にか、俺たちはまたミリアの部屋へ戻っていた。
「今のこの子は・・・やっと5歳児並みの知能なの。2年前かしら。とある軍人さんがこの子を家に連れてきたわ。『自分のせいで記憶障害になってしまった』と言ってね。お金と、この子を置いて帰っていったわ」
「なにもかも・・・?なにもかも忘れてしまったのか!?」
泣きたい気分だった。
やっと会えた、夢にまで見た愛しき人は、別人のように、なにもかも忘れてしまっていた。
「帰ってきて、目を覚ましたこの子は、生まれたての赤ん坊と同じだったわ。歩き方も、話す言葉も忘れてしまっていたの」
脳が大きいせいか、普通の子供よりはなんでも覚えが速かったらしい。
なにも・・かも。
俺の顔、俺と過ごした日々・・・・・・あの、約束。
全て忘れてしまったのか。
「まるで別人だわ。癖も、好みも変わってしまった。・・・ミリアじゃないみたい」
それでも愛しいと思うのは、姿形がミリアだから。
なにもかも変わってしまって、忘れていても構わない。
俺は、ミリアをまだ愛してる。

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July 16 [Wed], 2008, 9:49
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