登場人物紹介 

July 18 [Wed], 2007, 20:38
主人公+真園 翔(さなぞの しょう)

その友達の名前+入谷 遥(いりや はるか)

主人公の姉+真園 華(さのぞの はな)

主人公のクラスに来た転校生+桐裄 怜 (きりゆき さとる)

主人公の部活の顧問+孝実 聡一郎(たかみ そういちろう)

なお、主人公「真園 翔」は、あさのあつこ作「バッテリー」の登場人物
「原田 巧」を参考にさせていただいております。ご了承ください。

第一話 

July 19 [Thu], 2007, 20:31
「あっつー!今日って本当に5月なわけ?俺の白い肌がやける!」
隣で遥が言った。こいつは昔からいつもこんなことをほざいている。
いいかげんにしてくれよ。その一言を言いたくてしょうがないのだが、
さっきから何回も飲み込んでいる。
かわりに遥を見て何度目かの大きなため息をついてやる。

そもそも気温32℃の今日、俺がわざわざ外出しているのは、
こいつ―入谷遥のせいなのだ。
こいつは俺の幼なじみだ。ただ、ここ3年は
親の都合でイタリアへ行っていた。
それで最近帰ってきた。というか昨日だ。
そして、家が引越しで忙しいことと、俺の姉「真園 華」に会いたいという
わがまま言ってきたので俺の家に来ることになった。
ただ、こいつが俺の家が分からないという問題があったため、
俺は20℃に設定したクーラーの効いている自分の部屋をしぶしぶ出て、
こいつと待ち合わせした。ということだ。
ところが、こいつは待ち合わせの時間に15分も遅刻してきた。
その間、俺はずっと炎天下の中遥を待続けていたのだ。
だから、ただでさえ35℃という半端ない暑さと
体感温度20℃から35℃への急激な温度変化のダブルパンチは
喘息持ちの俺の身体に少なからずダメージを与えているはずだ。
早くも発作が出そうで、俺は遥にばれないようにと思い、唇を強く噛んだ。
口の中に血の味が広がる。発作が起こりそうになるたびにこうしているので、
血の味はもう慣れてしまった。喘息は最初の1回の我慢が肝心だ。
最初の1回を我慢すれば、それから先が楽である。
1度出始めてしまった咳はなかなか止まらないのだ。
「あら、翔君、顔が真っ赤よ。そんなに私と歩くのが楽しいのかしらん。」
くそっ。なんだこいつは。
一人で来ればいいところを、俺がわざわざこいつのわがままを
わざわざ聞き入れ、迎えにまで行ってやっているというのに、
遥の軽率な、何も考えていないような発言に対して、
ため息をつくぐらいの権利は俺にもあると思う。
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