常日頃 

February 07 [Mon], 2005, 19:21
虫の音さえも聞こえぬ寒い夜。
深々とした寒さだけが身に染み渡る。
忘れたいことが多々ある夜更け。
悔しさからか、悲しさからか。
安酒カックランでテレビを見てた…。
いいや、見てたんじゃねぇや。流れてたんだ。
興味なんてありゃしねぇもんで、見事に右から左へ流れて行きやがる。
ふと煙草でも呑みましょうかとベランダ出てみりゃ、グッと肩に力が入る寒さだ。
気合い入れて覚悟決めて吸う煙草って奴はいけねェ。
いや、ゆったりと気ぃ落ち着ける為に吸うわけで。
覚悟なんて決めちまったら。旨くもなーんとも無ェ。
しっかし吸いたい訳さ。
これじゃあ、ただの中毒。解っちゃいますが。吸っちまう。

シュッ…シュッ…シュッ。

いやさ、なっかなか火がツカネェ。
手をかざして挑戦する。

シュボッ…ジジッ。
フッ…

まぁ良くあることだ。点いた火が風で消える事なんざ。良くある。

シュッ…。
シュッ…シュッ、シュッ、シュッ……。

…別に構やしねぇ。物には道理やタイミングってな厄介な奴があるし。

…………シュボッ。

…アッチィねぇ。
とってもアッチィやね。
せっかく点いた火。
消えちまわない様に鼻先近付けたのが仇になる。
鼻毛の焦げた嫌な臭い。全く持って堪らねぇ。
ひとまず煙草に火が点いた訳で。
何もカンも良しとするのが…そう。道理だな。
しかし寒い。スウェット一枚。堪らん。
すうっと、念願の煙を喉に流し込む。
何はともあれ。煙草は旨い。
旨いと感じる自分は元気な証拠。
乾燥してんのかな。
なかなか煙草の減りが早い。
寒さ堪えてふと上を見た。
オリオン座が。あと……。ま、あれだ。要するに星が無数にある。
一人ボッチのロマンチック。止まらんね。
止まらんよ。一人で感じるロマンチックって奴は。
…もっと 壮大な音楽は流れてこないもんかな。
俺の頭の中は眼鏡で前髪緑のドラマーで埋め尽くされる。
言うまでもなく。音楽もソレだ。
どうも安直でいけねェ。全く持っていけねェ。
煙草を口元へ。気付けば灰が。
煙草のたもとを軽く。
トンッ。

火種が…
ポロッ。



やけに音が無く、木々の擦れ合う音にも過敏に反応してしまう夜。
悴んだ手を摩り。苛々しながら部屋へと戻る。

そんな常日頃。
2005年02月
« 前の月  |  次の月 »
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28
最新記事
最新コメント
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:normanblog
読者になる
Yapme!一覧
読者になる