私の読書日記です。

2004年11月
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『ぶらんこ乗り』*いしい しんじさん / 2004年11月15日(月)
ぶらんこに乗ることと、指をならすことがとても上手で、すごく頭のいい男の子。物語を作るのがすごく上手で、声を失っても、物語をたくさん作る。その物語には「真実」が隠されていた。

本当に、言葉では言い表せない美しい物語。美しい童話と言うほうが正しいかもしれない。男の子の姉が語り手として物語が進んでいくのだが、要所要所、とてつもなく重くて悲しい雰囲気がある。それでも、伝わってくるものがあまりに切なく、あまりに美しく、心が染まってしまう。

全体的に雰囲気はすごく不思議ではじめは「?」って感じな雰囲気だったが、
気が付いたらしっかりとわしづかみにされていた。

男の子の作る物語はひらがなばかりで、一見単純に見えるが、ガンガン響いてくる。
心の底まで響いてくる。悲しく、美しく、心洗われる物語。
優しさに触れたいとき、きれいな涙を流したいとき、心洗われたいとき読みたい一冊。

最後に長いが一番印象的で、涙があふれた部分をここに載せてみる。


「わたしたちはずっと手をにぎっていることはできませんのね」
「ぶらんこのりだからな」
だんなさんはからだをしならせながらいった。
「ずっとゆれているのがうんめいさ。けどどうだい、すこしだけでもこうしてさ」
と手をにぎり、またはなれながら、
「おたがいにいのちがけで手をつなげるのは、ほかでもない、すてきなこととおもうんだよ」
 
   
Posted at 15:27 / 泣ける本 / この記事のURL
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