管理人二号の綾坊です 

2005年10月24日(月) 0時56分
はい、無計画に突如始まりました「のらくら鼠。」
一応このブログは「歌い鼠。」と「のらりくらり」の裏ページとなっております(笑)
てなわけで、のらりくらりの方の管理人の綾坊です。二号です。おなごです。
好きなものはフモフモさんのけろーにょです。自己紹介以上。

で…このブログはさっきも言ったけども裏ページです。
「魔王さんとわたし(いけにえ)」という話(小説…ではないかも)を書くためにできたようなものなので…あまり他はないかも。
でも、管理人は一号も二号も気まぐれなので、思いついたらなにかするかもしれません。
ちなみに、裏というだけあってほんのちょっぴりだけ「いやぁん」な話になるっぽいです。
そういうのが嫌いな人は…あんまり読まないほうがいいかもしれませんね。

ま、こんな感じのページです。詳しくは…そのうち、ね。
ではでは、以後、お見知りおきを。

管理人1号の鼠です 

2005年10月24日(月) 1時18分
1号と言いながら2号より遅く自己紹介とは何事かと言われるかも知れませんがそこはすいません。色々と事情がある(ような気がしないでもない)ので。

えー、申し遅れましたが歌い鼠の管理人、鼠です。男です。
苦手なものは道具を使った球技です。

このブログの詳しい説明は2号の方がしてくださっているのでそちらを参照してください。管理人がどっちも気まぐれなのでどういった方向性になるかはお楽しみ、ということで。はい。

それでは、これからよろしくお願いします。挨拶でした。

魔王さんとわたし(いけにえ)@ 

2005年10月27日(木) 23時54分
10/27

 今月も来た。山のふもとの村が恒例としている「生贄の儀」、二月に一度村人が若い娘を山に住む魔王―つまり僕だ―に献上し、村の安全を守るというものだ。もっとも、僕は一度も村を襲ったことは無いのだが。あくまでこの行事は村人が勘違いして勝手にやってるただの気休めイベントだ。別に生贄の供給がとだえたからといって村人に危害を及ぼすつもりは全く無いし、第一生贄が捧げられたからといって別にそれをどうするわけでもない。まぁ多少は楽しませてもらうが別に煮たり焼いたりして食うわけではない。それで二月毎にどんどん生贄が送られてくるもんだから困ったものだ。仕方が無いから最近は食ったふりをして少しの間一緒に住まわせてこっそり違う村に送ったりしているのだが。
 生贄がここに来るのは明日の晩だ。今日は村でひたすら儀式を行うらしい。うるさくてなかなか寝付けない。でもまぁ、明日はどんな生贄が来るのかは多少楽しみではある。ちなみに、ふもとの村ではこの「生贄の儀」のことを「ドキドキ☆魔王様のお宅拝見ツアー☆」と呼んで生贄の女の子を騙しているらしい。真意があからさまなので女の子が不憫でしかたない。
 色々言っている間に眠くなってきた。明日のためにとりあえず寝ることにする。
                                               魔王

魔王さんとわたし(いけにえ)@ 

2005年10月27日(木) 23時55分
10/27

 ついにこの日がきた。私は長老に呼び出され、2ヶ月に一度の恒例行事「ドキドキ☆魔王様のお宅拝見ツアー」の参加者に決まったと告げられてしまった。素敵に不敵なツアー名とは裏腹に、その実態は生贄の儀。村の人は隠そう騙そうと頑張っているが、どう見ても誤魔化しきれているようには見えない。だって、おかしいじゃないか。この村の娘は18歳まで男女交際禁止、しかも生贄に選ばれる2ヶ月ほど前になると高級エステ無料体験の招待状が届くなんて。
 …はぁ、死にたくないなぁ食われるのかなぁとか思いつつ、いつかはくると思っていたので大した感傷もない。でも、いきなり明日って言うのは嫌だなぁと思った。友達(うわべ)にお別れを言ってこよう。

魔王さんとわたし(いけにえ)A 

2010年08月19日(木) 6時54分
 朝。思ったより天気がいい。生贄が来るのは夕方から夜にかけてなので
しばらくぼんやりして時間をつぶす。読みかけだった本を読みきった。

 昼。前の生贄の娘が起きてきた。寝ぼけているらしく、乱れていた寝装を直してやる。
そういえば本を読むことにに熱中していてすっかり忘れていたのだが、村から新しい生贄が来る日には、それまでの生贄をこっそり逃がしてやる決まりがあったのだ。以前説明したばかりなのに忘れてしまうとは我ながら情けない。とりあえず、その生贄(だった娘)を途中まで道案内し、送り出す。向こうでまともな生活が送れればいいのだが。

 そうこうしているうちに夕方になってきた。そろそろ村の者が新しい生贄を連れてこの山までやってくる頃だ。天気も少しずつ悪くなってきて、お話としてはなかなかおあつらえ向きな状態だ。
 さて今回はどんな生贄が捧げられるのか。恒例行事とはいえ楽しみだ。

 そうやってぼんやりと空を眺めていると、山のふもとの方が賑やかになり、それが段々と近づいてくるのがわかった。ようやく村から生贄を捧げる団体がやってきたらしい。
しかし、この時の僕の仕事は迎え出るように村人たちの前に出て、彼らを震え上がらせることではない。ただ、黙って陰から彼らの様子を見ているだけだ。というのも、いつも彼らが勝手に盛り上がった揚句、最後にはアッサリと生贄を置いてさっさと帰っていく、というのが毎年の習慣となってしまっているためである。
毎度、村人の中でも特に偉そうな祈祷師風の男が「魔王よ、どうかその怒りを沈めたまえ!」とかなんとか喚いているのだが、こちらとしては別に怒っているつもりなど毛頭ないので始末が悪い。
まったく、習慣というのは怖いものだ。

 閑話休題。
 そして今、僕の目の前には生贄の娘が一人取り残されている。厳重に目隠しをされているが、その佇まいは案外落ち着いている。僕は誰も見ていないと知りながら厳かに近くへ寄る。
そして、いつもの台詞を口にする。

 「お前が、今年の生贄か?」

生贄の娘は突然の知らない声に驚いたのか、身体をぴくりと震わせた。
僕は傷つけないよう、ゆっくりと娘の目隠しを外す。娘の目が自由になり、少し眩しそうに細められる。やがて慣れてきた目で僕の姿を捉えると、娘はにわかにきょとんとした顔をした。

 「え・・・あなたが魔王、様・・・なんですか?」

生贄の娘が初めて口を開く。その記念すべき最初の発言は、予想に違わず疑問形であった。
まぁ、無理もない。自分で言うのもなんだが、僕の容貌というものは村で散々植えつけられているであろう「怖ろしい魔王」のイメージとは遠くかけ離れているからだ。
しかしそれにも慣れきった僕は、いつもどおりの調子で答える。この風貌に似合わない、精いっぱいの「怖ろしい魔王」を彷彿とさせる声で。

「いかにも・・・俺様が“魔王”である。お前はふもとの村から俺様に捧げられた“生贄”だ。お前はこれからふもとの村の安全平和と引き換えに、この俺様に食べられてしまうのだ!」

決まった。いつもならこの台詞の後、生贄は震え上がり、恐怖に顔を引きつらせ、耳をつんざく悲鳴の一つでも掻き鳴らすようなものなのだが、今回は勝手が違った。

 「あー…やっぱり食べられちゃうんだ。」

その「諦め」とも「無感情」とも取れるような薄い反応に、僕は自分の耳を疑うのだった。


魔王
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