自転車によるツーリングの日記と、その他、日々の雑記を載せています。 旅に出ていないときは雑記を、旅に出てるときは、携帯から旅のリアルタイム報告を行っていくつもりです! 母体であるホムペのBBSも兼ねています.御意見、ご感想、あまり関係ない話題、などのコメントお待ちしております!

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平荘湖駅伝2012 2.迫りくる中年の足音 /  2012年03月19日(月)




平荘湖駅伝2012 2.迫りくる中年の足音




入社4年目にして走り出した平荘湖は、
今までになく、静かで、そして霧がかっていた。

つい先ほどまで降っていた雨だが、
いつの間にやら、ぼくが走るころには止んでいて、

その上、ぼくの前後には競り合う人もいなくて、

ただ、

自分のペースで淡々と走ることが出来た。









走りながら、恐ろしいことを考えた。




ああ。

もう、この駅伝を走り始めて、4年。

今年は新入社員が2名も!2名も入ってきてくれた。

うちのチームにとってはこの上ない歓び。

だが、

それは同時にぼくが若手でなくなった、ということの証左でもある……。











平荘湖駅伝のコースは凶悪である。




コースの終盤に差し掛かると大きな堤防が現れる。

その先、堤防からみれば、あと少しでゴールのように思えるのだ。

「平荘湖駅伝」とかかれた幟が、たっている、あのあたりがゴールだ、と。



堤防を走り抜けて、最後は直線コース。

堤防からみえた幟は、直に現れる。

その幟に向かって、走る!走る!!




―――しかし、




実はこの幟はフェイントで、

本当のゴールは更にその先にあるのだ。

いくつもの幟と、沢山の声援の人だかり。

誰もがここをゴールだと思うに違いない。



だが、その声援は突如として途切れ、
その先に、まだ、コースが続いているのだ。

それを知ったときの、あの絶望感!

平荘湖駅伝ランナーであれば、誰もが経験しているであろう。



「ちょっとまて!ここがゴールじゃないのかよ!!」


という、あの失望感。
そして、ドッ!と迫りくる、徒労感。

これが、最後のペースをかき乱し、
多くのランナーは最後の最後で最悪のペース配分をした挙句、
ゴールに倒れこんでくる……





「今日の新入社員、初々しかったな……。」





走りながらそんなことを考えてしまった。




(刮目してみよ!この若々しさを!)






もう、4回目ともなればさすがにコースも覚えている。
途中の向かい風も、堤防の競り合いも、
そして、最後の偽ゴールも。

だから、ペース配分を間違うことなく、
淡々と走ることが出来る。

しかし、先ほどの新入社員はどうだ?




息を切らしながらゴールに倒れこんできた、あの姿!

あれは絶対に、偽ゴールにひっかかったクチだ。




ああ。

初々しい!



と、同時に。

ぼくも年取ったな〜〜と思ってしまった。



いつの間にか、ぼくは30歳手前。
20代前半はどこへやら。
いまや、年金の心配をする世代になってしまった。




くそう……若いっていいよな。

ゴールしたら、熱い茶をすすって、余生を過ごそう……。





そんなことを考えていたら、もう、ゴールだ。

少しマイペースに走りすぎてしまったあたりが、恥ずかしい。

来年は、もっとがむしゃらに走らねば!と、反省の残る一走であった。









走り終わった後は、茶の代わりに、バーベキューがでた!

ぼくは、若人に負けじ、と普段食べられない高いお肉をたらふく食べた。





あまりに美味しかったので、家内に食べさせてやりたいと思ったが、

思えば今日は家内は仕事だ。

すまん、由佳。由佳の分まで、たらふく、食べる……(涙)




(追記)

家内のその日の昼ごはんが、88円のカップラーメンひとつだったと知ったときの罪悪感といったら、ない。












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平荘湖駅伝2012 1.便の砲哮 /  2012年03月18日(日)




平荘湖駅伝2012 1.便の砲哮









おーしまさん「ちくしょう……」




おーしまさん「ちくしょおおおおおおお!!」




ぼくは天に向かって叫んだ。

無理もない。満を持して臨んだ平荘湖に行く途中、



うんこを踏んでしまったからだ。



記憶力のよい諸兄であれば覚えていることだろう。
昨年も、ぼくはこの平荘湖への道。
国道2号線で、うんこを踏んでいる……。


↓(昨年の記事)

「平荘湖駅伝2011 1.言い訳にならない言い訳。」
 http://yaplog.jp/nonstoprun/archive/2080


「平荘湖駅伝2011 2.力及ばず」
 http://yaplog.jp/nonstoprun/archive/2081




しかし、今年もうんこを踏むことになろうとは、
誰が予想しただろうか?


明石から加古川へとやってくる、土山という場所で、
その「便」に気づいたぼくは、途方にくれていた。

ああ、これからマラソンだってのに、

どうしてぼくは、うんこのことばかり考えていなければいけないんだ??



苛立ちが、思考を掻き乱す。
今は、うんこじゃない!平荘湖駅伝なんだ!









しかし、今年のぼくは去年とは違った。

去年はタイヤについたうんこを除去しようと悪戦苦闘して、
その結果、平荘湖駅伝に遅れそうになってしまった。



ばかめ。

今年はそうはいかないぜ!




ぼくは、うんこをつけたまま走り出した。
臭いが気にならないこともないが、
直に嗅覚も麻痺するであろう。












たどり着いた平荘湖は雨が降っていた。

ぼくの出走は最後だったので、
テントの中でストレッチなどをして過ごす。




先ほどの、



うんこの香りが身体に染み付いていないか、そればかりが気になる。
(残念ながら嗅覚の麻痺によって自分で判断すること能わず。無念。)

テントの中はすでに幾名かメンバーがいて、
なかには、新入社員もいるようだ。

ここで「うんこくさい先輩」と思われては末代まで禍根が残ろう。



ぼくはできるだけ平静を装いながら、
「今日は緊張するな〜〜〜」なんていっていた。



緊張も何も!!


うんこのことしか考えてないわ!!




とにかく、そのことが妙に気になり、
ファブリーズを借りに「少年自然の家」まで足を伸ばしてみたが、徒労に終わった。

ああ、
頭がフラフラする。


立ちくらみとはこのことだ。しかも、心労で。





そうやって、無駄なエネルギーと思考をはりめぐらせていると、
幸か不幸か、自分の出走順がやってきた。



うちのチームはいい感じの順位。
ここで順位を落とすわけには行かない!

幸い、急いで走れば、
この身体から発散されているかもしれない、うんこの臭いも、
大気中に拡散するかもしれない。

それだけが頼みの綱だ。




頼むぜ? 大気。




ぼくは、自然界の法則に運命を任せながら、
たすきを受け取って走り出した!



今年の駅伝は、臭いからの逃避。

行き着く先は、天国か、ファブリーズか?



















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今年も出るよ、平荘湖駅伝。 /  2012年03月13日(火)




今年も平荘湖駅伝の季節がやってきた。

なんか今年も出そう、
しかも、また、アンカーで。orz




(画像参照:平荘湖駅伝公式HP)



まあ、出るを決めたからには気合をいれて練習しなきゃな。
会社行き帰りの20kmランにも精がでる。



一生懸命走れば走るほど、苦しい。

しかし、これを乗り越えなければ強くなれない。
自分にそう、言い聞かせる。

がむしゃらに走ってどうにかなるものでもないが、
それでも、走らないと結果はでない。


自転車の旅もきっと同じだ。

旅のために準備をしっかりして、
日々の努力を積み重ねていかないと、
決して成功などしない。



ランニングと、自転車の旅は、そういった点で似ている。
だからぼくはランニングに惹かれる。

今年も頑張ろう。



(追記)

そういえば、筋トレと自転車の旅も、そういった点で似ている。
だからぼくは筋トレに惹かれる。

今年も頑張ろう。


・・・・・・。


そうやって人生を過ごしてきたが、
結果、
ランニングと格闘技と自転車という用途が別々の筋肉がいずれも発達してしまった。

だから、走るとき上半身の筋肉が邪魔でしかたない。酸素を奪われている感覚すら、する。


もう少し考えてスポーツやっときゃよかった(涙)( T∀T)






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2011年 加古川マラソン 3.動かぬ脚に己の矮小さを知る。 /  2011年12月25日(日)
2011年 加古川マラソン 3.動かぬ脚に己の矮小さを知る。




22kmを通過し、走りへの意気込みを新たにしたぼくの前に、
例によって最大最強の敵が現れた!




強い便意の登場である。




便。

その香しきもの。




普段であれば、オフィスから飛び出して、
トイレに駆け込めば、本能的、必然的に出会える生涯の伴侶。

「会いたくて。」


そんな言葉に象徴されるような、定期的な1日/回の排便は、
ぼくにとって、爽やかな朝のはじまりを告げる教会の鐘のようなものである。




だが、しかし!!



何故、今なのだ??




ぼくは便意をこらえながら、
黙々と走った。

とてもじゃないが、走りに集中できる状態ではない。
臀部の違和感は、ゆっくりと脳内を侵食あい、
やがてぼくは「便」に首っ丈の状態になっていた。






するとじわじわペースが落ちてきた。
自分でも、走りに集中できなくなっているのがひしひしとわかる。

「まずいな……。」

ぼくは実感した。このままではマラソンに集中できない。
これは再びトイレに駆け込むしかない。

急げ!そしてトイレへ駆け込め!





すると、すっ、と後ろからぼくを追い抜いていく小さな影があった。
それは見覚えのある影だった。




―――爺!!





ぼくはその後姿で直感的に判断した。

マラソンにおいて、爺さん婆さんほど恐ろしい存在は無い。
彼らは、その顔に刻まれた深い皺が物語るように、
圧倒的な人生経験をつんでいる。

まさに己の人生の縮図のようなこのマラソンの場においても、
冷静沈着な判断力と、常に一定のペースを保ち続ける持続性をフルに活かしている。

走りのダイナミックさこそ無いにすれ、
それを上回る圧倒的な継続力によって、勝利を手にするダークホースだ。

特に今ぼくを抜き去った「爺」は、
先ほど一番最初のトイレに駆け込んだあたりからぼくがずっと目をつけていた武士だった。

加古川マラソンは、途中で折り返し地点があるのだが
その折り返し地点から戻ってくる先頭集団(登録選手)達が、
次々にこの爺に向かって敬礼をするのである。

「がんばってください!」とか、
「○○さん!」とか、

崇敬の念をこめて挨拶をしては、風のように走り去っていく登録選手達。

この爺は只者ではない、と判断したぼくは、
一回目のトイレのあと、
爺の背後にコバンザメのように張り付いて走ることにした。

だが、ぼくのペースのほうが速かったため、
15km地点くらいでちぎって先にいってしまった。

ぼくは再び自分のストライド、自分のピッチに戻り、
「もう、二度と会うことは無いでしょう。達者で。」
と心で念じて、抜き去ったのだ。






だが、その爺が、再びぼくの目の前に現れた。




今か!

爺よ、今なのか!!


こっちは、便意でそれどころではないというのに、
爺は残酷なほどに勝負をかけてくる。

ぼくといえば、必死で爺についていくので精一杯だ。





そして30km地点にやってきた。




ここまではなんとか爺についてきていたぼくだが、
いよいよ体に異変を感じ始めた。

脚がどんどん重くなっていく。

まるで錘をつけて走っているかのようだ。
25kmくらいから違和感を感じ始めたが、
それが徐々に脚全体に広がっていく。

まるで凍りつくかのような硬直感。





もっとも恐れていた事態。

脚の限界に達してしまったのだ。




幸い呼吸は乱れていない。意識もはっきりしている。
しかし、あまりにも不思議なことに、脚だけが動かない。

痛み、というものではない。それすらも感じない。

ただ、動かない脚。
まるで丸太になったようだ。

その丸太を前後に動かすことによってぼくは前に進んでいる。
不思議な感覚だ。




爺がどんどんペースを上げていく。

いや、そうではない。
ぼくのペースが落ちているのだ。

その証拠に次々とランナーに抜かれていく。

嘘のように順位とペースが落ちていく。
先ほどまでの走りはどうしたというのか。

そしてついにぼくは爺を見失ってしまった、
彼は、いや、彼と共に走る一集団は、
同じペースで彼方へと消え去り、
後には便意に悩まされるアラサー男子だけが取り残された。






その後、トイレに駆け込んだぼくは、
失望と絶望まま、残りの8kmを走らなければならなかった。





走りに対する絶望ではない。
トイレに駆け込んだことも後悔はしていない。

それよりなにより、己に対する失望であった。




30km以降の脚の硬直はいかんともしがたい。




一体他のランナーはどうやって鍛えているのか?

実は、鍛える鍛えないという問題ではないのではないのか?

「才能」の違いなんじゃなかろうか?

人は生まれながらにして、筋肉の組成が決まっているという。

持続力の長続きする筋肉(赤筋)、
パワーが瞬間的にだせる筋肉(白筋)、だ。

実は、今こうやってぼくを抜いている人たちは、
ぼくとは異なる筋肉の組成なんじゃないだろうか。

それならば、ぼくはどうやってもこの人たちに勝てないんじゃないだろうか。





ぼくには、巨大な夢がある。

自転車冒険家として活動し続ける今、
次なる目標は、圧倒的な持続力が試される最強の舞台だ。

その舞台にぼくが挑むことに何の意味があるのだろう?
ぼくである必要性はなにがあるのだろう?

今こうやってぼくを抜き去っている人々がいるのであれば、
彼らが挑んだほうがよい結果が残せるんじゃないだろうか?





悶々とした気持ちが膨らんでくる。
脚もパンパンに膨らんで、もはや動くか動かないかの状況だ。

ぼくの脚はこれ以上動かない。

静かな悲痛に包まれていると、いつの間にやらあと1kmであった。










ゴールは唐突にやってきた。
視界の向こうに加古川マラソンの巨大なアーチがみえる。

それが徐々に近づいてくる。

あっけないほどの幕切れだった。

ゴールと共に、タオルを女子高生にかけてもらい、
(絶望に包まれて走っていた非リア充の若人達はここで昇天しただろう)

男子高校生にポカリスエットをもらった。
ゴクゴク飲んだら実にうまかった。









記録は、3時間20分。

自己ベストから20分弱も差があるが、個人的には満足している。

呼吸器は最後まで乱れなかったし、
足の裏にはまめひとつもできていなかった。
来週からのベトナム戦にダメージを残すことは一切ないだろう。
これが一番の収穫だ。



前半も後半も、トイレばかり考えて走った加古川マラソン。

後半は自分の脚の限界を実感し、
同時に旅のことについてもゆっくり考える時間を与えてくれた。

脚の持続力を伸ばさない限り、
後半の追い上げはきついことも判明した。

これからの自転車の旅では持続力も必要になってくる。
マラソンにかこつけて、そのあたりを学んでみるのもいいだろう。





家に帰って、お風呂に浸かれば、
ほっと、今日の走りが思い出されて、
なんともいえぬ満足感を得たまま、ぼくは深い眠りに落ちた。









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Posted at 20:26 /  マラソン奮闘記 / この記事のURL
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2011年 加古川マラソン 2.少子化諸悪の根源を加古マラにみる。 /  2011年12月24日(土)
2011年 加古川マラソン 2.少子化諸悪の根源を加古マラにみる。










“便でだめなら、尿では如何?”



強い尿意と便所への進撃を決意した矢先に鳴らされた号砲。
フルマラに参加している誰もが、颯爽と地獄ロードに向かって駆け出す。

だが、ぼくは周囲に惑わされない男だ。

ぼくは走り出した。
ターゲットは2.5km先の給水所にある仮設トイレ!

皆々、42km先を目標と定めているようだが、全く途方も無い話である。
ぼくにとっては、より目先のこと、
いや、地に足が着いている、と言っていただきたいが、
迫り来る尿意をマネージメントするほうが遥かに重要であった。

かくして、ぼくは2.5km地点(5km地点だったかもしれない)にある
仮設トイレに到着した!

ここで口腔生物の根源でもある、“消化-排便”サイクルをフル回転させて、
ぼくの加古マラは終わりをつげる。

走り始めてものの20分での出来事だった……。







――――その後、






トイレからでてきて、一息ついたぼくの目の前には、
次々と走り去っていくランナー達が目に付いた。

こいつらは一体何を目指して走っているのか?



ぼく?

ぼくはトイレを目指して走っていた。

だが、その目標は達成された。

“成し遂げた”のだ。



ぼくはゆっくりと足を伸ばし、
ランナーたちを眺める。



嗚呼、するとぼくはじわじわと体の奥底から這い出るような悲しみに襲われることになった。

なんという

なんという!



―――若人の多さよ!!





諸兄は、考えたことがあるだろうか?

今日は何の日だ?天皇誕生日?

否。
それもあるが、ここでは、否。


今日は、
今日はなぁ……



クリスマス・イヴの前日、なんだよぉ!!!





つまり、だ、
ここを走っている若人の多くは明日の予定が無い。

なぜなら、フルマラソンである。
それによる体へのダメージは計り知れない。

ともすれば、内臓出血するやも知れぬ。
少なくとも、下半身が筋肉痛で不随状態になることは間違いないであろう。

つまり、ここを走っている多くは明日は家から出ない覚悟である。

まさにそれは、

“クリスマスはカノジョと街をフラフラデート(はぁと)”

という、リア充必須のイニシエーションを事前に放棄していると捉えて間違いない。





はっきり言っておく。

これは日本、少子化するわ。





・・・・・・。




嗚呼。

それにしてもここを走る若人のなんともいえぬ、精錬潔癖さよ。
風になびく彼らの鬣は、雄雄しくも、清らか!

街ではチャラい男共が
「ね〜〜ね〜〜今日はさ、ホテルにとまろ〜〜よ〜〜」
などと、戯けたことを言っている一方で、

かくも、実直で誠実な鍛錬を今、なぜかイヴ前日の今!
自ら選択するという美しき御姿よ!!





ぼくはおもむろに走り出し、
若人達の中にまぎれていった。

ふと、隣を走っている若人の横顔を見る。
大学生くらいだろうか。

おお、なんという凛々さ。
しかし、そこに垣間見える静かで深い悲しみ。



「若人よ、お前もか。」




彼もまた、明日の予定がない非リア充のひとり。

“さーくる”等というヘリウムくらい軽い人生に現を抜かす輩を、
軽蔑の目で蔑みながらも、一抹の羨望を隠し切れない己が人生!!

彼ほど努力をしっている者もいない。

勉学に励めばモテると思い、
体力がつけばモテると思い、
性格がよければモテると思い、


日々修練をつんできた努力の賜物よ。

経験者のぼくから言わせてもらおう。




「―――努力の方向が間違っている。」



「だが、それゆえに、美しい。」



思えばぼくも24日に向けて、
1000回腕立てや1000回スクワットに励んだ時期もあった。
勉学に打ち込み最高学府にだって通った。

だが、イヴを二人で迎えることは終ぞ無かった!

これが現実。これが真実である。

厳しい。憂き世はかくも、厳しい。




しかし、今はそんなぼくに共感してくれたかけがえの無い伴侶をもつ身。

「幸あれ。」

ぼくは若人にむかって、静かにつぶやいて、彼を抜き去っていった。






若人を観察し、
世間を憂い、
物悲しさに身を委ねていると、

あっという間に22km地点まで来た。




ここまでのタイムは1時間20分程度。

いつもの練習どおりだ。
足も軽やか、呼吸も落ち着いていて、
疲労は全く感じさせない。




だが、ここから先は、
以前フルマラに出て以来、数年走っていない、未知の領域。

そう、ここからどこまで踏ん張れるかが、ぼくの加古マラを左右するといってもいいだろう。

「走るぜ!」 ぼくは覚悟を決めた!







だが、それをあざ笑うかのように過酷な現実が目の前に現れた。




そうだ。 強い便意の登場である。



(続く)






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Posted at 23:51 /  マラソン奮闘記 / この記事のURL
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2011年 加古川マラソン 1.見栄と葛藤と矮小な自分 /  2011年12月23日(金)

2011年 加古川マラソン 1.見栄と葛藤と矮小な自分





つまるところ、諸兄。
先日のブログで明らかにしたように、
完全な「見栄」によって参加がきまった加古川マラソン。

(過去記事)
「見栄をはった、その代償」http://yaplog.jp/nonstoprun/archive/2238
→「5200円の使い道」http://yaplog.jp/nonstoprun/archive/2239


別に今となってはマラソンに、そう、こだわっているわけではない。
そもそも、ぼくの専門はアドベンチャーサイクリングである。
冒険であり、旅であり、過酷である。

加えてぼくは完全なパワー系である。
白筋100%のぼくにマラソンが走れようはずも無い。




が。




うわさとは恐ろしいもので、すでに職場ではマラソンを走ることが自明の理になっていた。
というのも、有給休暇をとる際には、全く不要なことこのうえないのだが、
「理由」という欄に自分が休む“やむを得ない事情”を記述せねばならぬ。

そこに「加古川マラソン」と書いてしまったが、最後だ。
ぼくに逃げ道は地上のどこにも存在しなかった。





だが、ここにいたって、突然にぼくを揺るがす事象が発生した。





自転車冒険家の伊藤心さんの講演会が23日に東京で開かれるというのだ。
「地平線会議」という冒険家集会のなかで行われる講演会に、
ぼくの胸は一等星の如く輝いた。

前々からブログを愛読させていただいていた伊藤さんは、つい先日世界一周の旅を終えられて帰国されている。
直接お会いしたことは無いが、ぼくも世界を走る人間として、
ぜひ、訪れた国々の話を聞いておきたいのだ。




講演会に行きたい!



ぼくの決断は早かった。
早速、バスの時間を調べ、ホテルの空室を確認し、加えて財布の中身も慎重に精査した。






だが、唯一気になっていたのは、先の加古川マラソンである。

ここにいたって、「急用ができたので欠場します。」なんてありなのだろうか?

職場にどういいわけすればいいのか?

そもそも、あれだけはりにはっておいた、「見栄」の立場は??

いや、それ以上に、今回の加古川マラソンのパンフレットには、
出場者一覧が実名で記載されるのである。

そこには堂々とぼくの名前が載っているではないか。
もはや言い逃れはできない。




講演会に行くべきか?

加古川マラソンにでるべきか?



それは巨大な葛藤であった。
自己の欲求と、愚かしい見栄、との戦いである。




悩み悩んだ末、ぼくはひとつの結論に達した。




マラソンすら走れない男が、
冒険家の会合にでるなど、甚だおこがましい!

講演会を聞きに行くのであれば、
まずは、走り終えてからにしよう!






決してモチベーションのあがる答えではなかった。
しかし、講演会にいったことで、
「あの苦しいマラソンから逃げてきた」、と思われても癪である。

なんという、小さなことにこだわっているのかと、
己の矮小さに吐き気すらするが、ここはしょうもない男の見栄なのである。

加えて、すでに支払った5,200円のことを考えると、
とてもそれに対する代替を得られなければ、納得ができないのであった。

5,200円はぼくにとっては大金だ。もう一度言う。大金だ。








ゆえにぼくは今、スタートラインにたっている。

加古川マラソン。

フルマラソンは数年ぶりだ。
もう、大学生のような無茶な体力は残っていないかもしれない。
いや、そもそも完走する体力すら残っていないんじゃないか。

不安が不安を呼んで、
ぼくは朝5回もDAIB○Nに勤しんだが、
一向にこの締め付けるような緊張感は薄れなかった。



便でだめなら、尿では如何?



新しい解決方法を思いつき、
都合よく強い尿意に襲われて、
いざ、出発待ちの列を離れようとした、そのとき、

突然に号砲がなった。



一般フルマラソンの部がスタートしたのだ。

ぼくは押し流されて走り出した。
トイレとは真逆の方向に向かって。

かくして、地獄煉獄を想像させる加古川マラソンが始まった。



(続く)




(写真など)

加古川駅からは無料シャトルバスがでている。








会場はちょっと狭い。着替えを屋外で行う人も。








応援団は女子高生。これだけで、42kmは軽く走りきれるだろう。








救急車が用意されている。マラソンに危険がつきものである。







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Posted at 23:01 /  マラソン奮闘記 / この記事のURL
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5,200円の使い道。 /  2011年09月10日(土)




課長「おーしまくん、マラソンでるんだって?」


社員さん「頑張ってね!」




おーしまさん「……なんか確定してるし……orz」




・・・・・・。





・・・・・・。






家内「よしふみさん。マラソンにでられるんですか?」

(画像参照:アメブロ「ゆかしのくらし。」より)






おーしまさん「ああ。見栄で。




おーしまさん「見栄で出る。」





家内「よしふみさんの見栄ってすごいんですね。」

(画像参照:アメブロ「ゆかしのくらし。」より)



おーしまさん「しかも、参加料5,000円。」


家内「ごせ…!!!」


おーしまさん「5,000円。」


家内「5,000円払って何かいいことあるんですか?」




おーしまさん「加古川マラソン、オリジナルTシャツがもらえるよ……。」

家内「そのTシャツを、5,000円で買う、というわけですね?」

(画像参照:アメブロ「ゆかしのくらし。」より)


おーしまさん「いや、それだけじゃない。」





おーしまさん「苦しみも一緒についてくる……( T∀T)」










いんたーねっとさん「エントリー受付終了しました。」





おーしまさん「さらば。ぼくの5,000円。」



おーしまさん「そして、手数料200円。」
(こんなのきいてねーぞ・・・・・・)






12月23日まであと大体100日。

それまでに体力づくり、しておかなきゃなぁ。。。









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Posted at 08:43 /  マラソン奮闘記 / この記事のURL
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見栄をはった、その代償。 /  2011年09月08日(木)



それは突然のことだった。

会社のオフィスでぼくは仕事に追われていた。

すると、会社の人から連絡があった。




「加古川マラソン、エントリーしました。」



「おーしまさんも、出られますよね?

 フル(※42.195km)ですか?」



ぼくは颯爽と答えた。




「ええ。もちろん、フルですYO。」





・・・・・・。






・・・・・・。






\(^o^)/





うおおおおおおおおおおおおおおお!!

やべええええええええええええええ!!

もう、フルマラソンなんて、

5年以上走ってないっての!!!!!





しかしぼくは愚かだった。

「え〜フルなんですか〜〜すご〜〜い!」

といった、世間の黄色い目の前で、

つい、見栄をはってみたくなったのだ。


そうだ、これは見栄だ。




見栄で、「フルです。」なんて言っちゃった。

どうしよう。

今は後悔している。







>追記
ちなみに、今年から神戸マラソンもはじまるらしい。
加古川マラソンと、神戸マラソン。

両者のHPを比べてみると、
主催者の力の入れ具合に歴然とした差がある。





(画像参照;神戸マラソン公式HP)








(画像参照:加古川マラソン公式HP)






神戸マラソンは締め切ってしまったが、
加古川マラソンは、まだ申し込み受付中である。


ぼくは申し込もうかどうか、
現在苦悶している。





男に二言はないというが……

……しかし、今のぼくにフルが走れるのか?






>>追記

ちなみに、更に懸念点がある。


なんとその日は、

――――12月23日なのだ。


つまり、この大会にでると足の痛みで、

12月24日は事実上、動けない、ということになる。

ぼくは、今、家内とのはじめてのクリスマスイヴと、42.195kmの苦悶とを天秤にかけようとしているのだ。





>>追記2


―――おまけにその日は、仕事だ/(^O^)\




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平荘湖駅伝2011 2.力及ばず /  2011年03月22日(火)

平荘湖マラソン2011 2.力及ばず

前半の記事はこちら→平荘湖駅伝2011 1.言い訳にならない言い訳。









アンカーとして、走り出したぼくの先には、

1年ぶりの平荘湖のランニングコースが待ち構えていた。

前には、ランナー、

後ろにも、ランナーである。

そして、ぼくがアンカーと言うことは、



ここで一人抜けば、ひとつ順位が上がり、



ここで一人に抜かれれば、ひとつ順位が下がる、




どうやっても言い訳もできない上に、

どうやっても挽回が出来ない、

最終順位。





平荘湖のコースは、一面平らなので、

一度ペースさえつかめれば、

最後までそこまで意識しなくても走り抜けることが出来る。



問題は、その落ち着いたペースを崩しに来る、

後ろからのランナー。

そして、自分の欲望をかきたてる、前にも見えるランナーである。




1km。



2km。





徐々に、コースを消化していく。

ひとり、今抜いた。


もうひとり、いけるか?

だが、もう足が疲れた、

このままのペースで走ろうか?

いや、後ろからぴったりついていきているランナーがいる、

ここでペースを落としたら、負ける。




ならば、




あげるのみ、だ。





ぼくは中間地点でダッシュをかけた。

足は重いほどに疲れているが、

(そもそも昨日も出勤だったのだ……)

幸い、呼吸器のほうは、大丈夫そうだ。




後ろのランナーを一気に突き放し、

更に前のランナーを射程に捕らえた。



もう一歩。いけるか?




ぼくは、そのままのペースで、

更に抜き去った。








その先、

平荘湖のコースは大きな堤防にさしかかる。




堤防沿いには車が一列に止めてあって、

吹き付ける強い風を防いでいた。



前のランナーとの距離がじわじわ縮まってくる。




“よし、抜こう!”



そうおもった 瞬間、後ろから


「○○!後ろだ!」



「ぴったり、つかれてるぞ!」



と大声が上がった。





なんと、前を走っているランナーを応援しているのだ。

きっと、同じチームの仲間か、

それとも、チームの応援の方が併走しているのか。



「後ろだ!頑張れ!」



ぼくの後ろから響いてくる応援の声がどんどん大きくなる。



ぼくは、ゆっくり手をあげてふってみた。

そして、ゆっくりと、前の彼を抜き去っていった。






・・・・・・。





だが、

今は後ろになった彼は、じっとぼくの後ろについてくるのだ。



もう、コースは終盤にさしかかっている。

このままついてくるつもりか?

だとすれば、

勝負をかけるとすれば、堤防が終わって、大きく曲がるラスト1kmか?




堤防が終わりに近づいてくる。



目の前には、大きな曲がりが控えていた。

多くの応援の人々が手を振って応援してくれる。


そして、彼は、その応援に答えるかのように、

再びぼくを抜き去っていた。





(早い!)



(こいつ、力を残していたのか!?)




彼は先ほどまでのペースとは打って変わって

ぐいぐいペースを上げていく。




カーブを曲がれば、

あとはゴールまで一直線だ。




ぼくも追いつこうとあがくも、

どんどん遠くなっていく背中。




(もうだめか?)



足の疲れも限界だ、

ここいらで、終わりかな、

だがそんなことを思ったそのとき、





「おーしまくん!頑張れ!!!」




と、周囲が驚くくらいの大声がぼくの右手から飛んできた。

みれば、ランナーのコースに併走する道路を巨大な塊が走って追いかけてくる。




(―――ぶ、部長ーーー!??)




なんと、隣で併走している去年まで勤めていた工場の製造部長である!



(なんでここに居るんですかーー??部長!!)



ぼくはぼくと共に、爆走してくる部長に

ただ、驚いていたが、

「頑張れ!」という応援の声にこたえて、

「ハイ!」と叫んで、再び、道路を強く踏み込んだ。









結局、ラストスパートをかけたものの、

ほとんど数メートルの差で、

ぼくを抜き去った彼には追いつけなかった。



しかし、同時ゴールのあと、

脇の草むらに座り込んだ彼と、

堅い握手をかわした。



お互い名前もしらないのだが、

確かにぼくは彼と競り合って負けたのだ。


チームには貢献できなかったが、

最高に、楽しくて、不思議なことに嬉しかった。






部長といえば、ぼくに最後まで並走してくれた上に、

「じゃ、これで失礼するね。」といって、

仕事に向かってしまわれた。

(今日は、日曜日なのに!)

なんという男の中の男だ。

ぼくもこうなりたいものだ。


(しかし、部長は休日も仕事なのか。

 部長にだけは、絶対になるまい。)





平荘湖駅伝は、敗北と言う大きな課題をぼくに残して去っていってしまった。

来年まで、また、ランニングの練習をはじめなければならない。

ぼくは、決して速いランナーではないけれど、

一生懸命、来年も走れるように、練習しよう。





追記)神戸新聞、号外。
    今年は275チームもでたらしい!






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平荘湖駅伝2011 1.言い訳にならない言い訳。 /  2011年03月21日(月)
平荘湖駅伝2011 1.言い訳にならない言い訳。









今年も平荘湖マラソンがやってきた。

勿論、ぼくも参加させていただいた。



しかし……



2011年3月20日、午前9時。


10時半スタートの号砲がなるというのに、

ぼくは、国道2号線の路上で、



自転車のタイヤに食い込んだ、う○こ、と対峙していた。







なぜ?

なぜだ?

どうして、このくそ忙しいときに、

う○こを踏んでしまうのだ?




ぼくは、国道2号線の魚住〜土山間の路肩に、

う○こ、と投下したであろう犬、もしくは人間に対して、

憎悪ともとれる感情を抱いていた。



仕方ないので、う○こ、と穏便に処理しようと目論むも、

旅用の自転車のタイヤ(溝が深い)に、

どんどん、う○こ、が食い込んでいってしまう。



どうする?



ぼくは自問自答した。

このまま、駅伝に遅れるか?

だが、

遅れた言い訳が、「う○こ、踏みました。」では格好がつかないぞ?



しばしの沈黙の後、

ぼくは黙って自転車にまたがり全力で走り出した。




―――指摘されるまで、う○こ、には気づいていなかったふりをしよう!

満身創痍の答えである。





***********





去年まで加古川の工場に勤めていたので、

加古川から自転車で平荘湖まで向かっていたが、

今年は垂水に引っ越したので、



・・・・・・やっぱり、自転車で向かうことになった(´Д`;;)・・・。



応募に際して、

うちのチームの幹事さんから、

「交通手段を教えてください。」といったメールが飛んできたのだけれど、

電車、といっても加古川駅から平荘湖まで遠いしなぁ。

かといって、車はもっていないし。




結局、自転車。

まぁ、チャリダーだから、本望だけれど。





平荘湖駅伝とは、新入社員のときに声をかけてもらって、

それ以来3年の付き合いだ。

ぼくは、どう考えても、長距離系の体つきではないので、

走りのタイムについては、全くと言っていいほど期待は出来ない。

だから、正直チームに入れてもらうのに罪悪感というか、申し訳なさは在る。



しかし、それでも平荘湖駅伝には出てみたい、といった思いがある。

スピードランナーから、近所のランニング仲間まで、

走るのが得意な人から、走るのが苦手な人にまで、

広く門戸を広げている駅伝だからだろう。

ぼくみたいなのが、走っていても、受け入れてくれそうな素地があるのだ。

(チームには申し訳ないが。)




***********








こうして、駅伝会場にやってきた。

もう、チームのメンバーは皆アップを終えていた。

アップと言っても、

“今日走るコースを、1回走ってきました”というレベルの本格的なものである。

ぼくはといえば、トイレをしに、近くにある加古川ウェルネスパークまでいっただけ。

しかしそれだけでも、自転車を全力でこいだがゆえの筋肉の疲れがひしひしと伝わってくる。





調子わるいなぁ、




そんなことを思いつつ、

配られたパンフレットを見てみたら、



なんと、アンカーだった\(^o^)/




***********









スタートの号砲が鳴って、

皆が一斉に走り始める。

多くの観客(ほとんどが駅伝のメンバーだが)

が手を振って応援する。



この盛り上がりは、実にいい。



ぼくは走ることそのものは嫌いだが、

(だって、苦しいだけじゃない。)

走ることから生まれる達成感や連帯感は、好きなのだ。



毎日行っているランニングだって、

きっとこの平荘湖駅伝があるから、

ちょっと気合をいれてやっているのである。



もし、本業である、自転車旅だけに注力していいのであれば、

きっとランニングに割く時間は減るだろう、

悪くしたら、ランニングそのものをやめてしまうかもしれない。



ぼくにとっては、たぶん、

この平荘湖駅伝が“苦手なランニング”とぼくとを繋ぎとめておいてくれる綱なのだ。




***********









第1走者、第2走者、が次々と帰ってくる。

うちのチームも、

15分〜16分台、という驚異的な速さで爆走している。



ぼくにはとても追いつけない世界だ。


ぼくにはとても・・・・・・





「第6走者、コールかけます。」


アンカーを呼び出す、コールがはじまって、

ぼくは、たすきを受け取る白線のそばに立った。







次々と走りこんでくるランナーたちの向こう側から、

うちのチームのゼッケンをつけた走者が見えた。



「がんばれ!!」と声をかけて、

いや、かけおわるか、おわらないか、

その瞬間にぼくはもう、たすきを受け取っていた。





突き飛ばされるように走り出す。




走り出すまでは、最後に抜かれ抜かれる言い訳を考えていた。

「う○こを踏んでしまったので、走る前から疲れていました」

といった、非常に難解な経緯を説明しないと理解してもらえないような言い訳だ。





だが、走り出したら、そんなことはどうでもよくなった。




今はただ、走るしかない。

そして、絶対に誰にも抜かれない!





しかし、すぐ後ろにはランナー達がどんどん迫ってきていた。




(続く)






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■名前■  大島義史
■地元■  広島県広島市
■職業■  サラリーマン&チャリダー
■趣味■  自転車の旅、筋トレ、格闘、マラソン、水泳
■所属■  某重工業の本社勤務
        WarmSowers会員
大学1年の時に、生まれて初めてのマウンテンバイクを購入し、自転車旅の虜に。
大学4年間で日本をはじめ北米、ヨーロッパ、アジア、オーストラリアなどで14カ国52000kmを走破。
現在は会社に勤めつつ、サラリーマン自転車世界縦断を目指して奮闘中。
2008年より年に3〜4回、お盆や年末年始などの有給休暇を利用して世界を自転車で少しずつ走ってます。
詳細は順次カテゴリ「サラリーマンが行く!」にてレポートして参ります。
まだまだひよっこですが、どうぞよろしくお願いいたします。

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