最近自転車の話題が少ないと思ったら・・・・・
「簿記1級を受けてみた(^ω^)〜この1ヶ月の密かな奮闘記録〜」
簿記1級を受けた。
そして―――ダメだった。
だがしかし、この爽快感、
それはマラソンを走りきったときの快感に似ていた。
―――負けても笑えた、この1ヶ月。
最近、めっきりお昼休憩に工場を走らなくなったのも、
自転車でツーリングにでなくなったのも、
土日のサイクリングを控えていたのも、
(といいつつ、先週ガッツリ走ってはいるが)
全ては、まさに今日のためにあった。
諸兄。
其、つまるところ
―――青春である。
簿記1級には経営の世界に進むための基礎となる知識が詰め込まれている。
経理の基礎となる簿記の中でも簿記1級は、3級、2級と勉強してきて、一番面白かった。
ただの計算じゃなくて、
どうやったらうまい具合に利益を出せるかとか、
どの部門のどの分野に弱みがあるのだとか、
そんな財務諸表を見るのが楽しくなりそうな知識が満載であった。
税理士や、公認会計士になる方々も、この簿記を基礎としてはじめると友人から聴いた。
このまま現在の会社に呆然と居続けることに不安を覚えているぼくにとっても、
そこそこ需要のある国家資格をとっておくのは現在の仕事の効率化も含めて有用である。
顧みればぼくはまだ簿記すら取れていない。
将来の入り口にも立っていない。
基礎すらままならない。
今回の試験を受ける決断にぼくはギリギリまで迷った。
今年の春からテキストを購入して読み始めたものの、
実際は、旅の準備や仕事や旅の準備や旅の準備で、なかなか手がつけられなかった。
“ぼくの本職はあくまでチャリダー”と、自分に言い訳をしている節もあった。
気がつけば、もう9月。
南西諸島の旅を終えて、ぼくは焦った。
もともと、1年スパンでやり始めた簿記1級だから、
来年の6月に受ければいいや、という甘えもあった。
だがぼくは、こともあろうに11月の試験に申し込んでいた。
なぜか、諸兄。
そうだ、
―――それは青春だから、である。
(注:勝てない相手に挑むことが、青春なのだ)
というわけで、
10月中旬からぼくは簿記の勉強を本格的に開始した。
すべてを投げ出して、簿記だけをやった。
旅の準備も、
日々のトレーニングも、
食事の時間も、睡眠時間も、
ギャルゲーをする時間ですら削って、
ぼくは、簿記だけをやった。
だが、11月に入るころ、
“これはもう本当に勝てない”と思い始めた。
もう銀杏も黄色く染まっている。
夜が長くなってきていた。
テキストは何とか読み終えた。
だが、読み終えただけで、あと6冊、トレーニング用の問題集が残っている。
いわば、テキストだけ読んだだけで受ける、という最悪の状況をなんとかするため、
最後の1週間は、過去問をひたすら解いた。
そして、ほとんど絶望した。
合格点どころか、半分すら届かない。
圧倒的な、知識と経験の欠如。
「甘かったのか、ぼくは―――」
甘いのは百も承知であったし、
実際に1ヶ月そこら頑張ったところで、なにができるわけでもない。
それは申し込んだ10月の時点でもよくわかっていたことだった。
だが、あのときぼくは、申し込まずにはいられなかった。
例え、自分に届かない世界だとしても、
チャンスがあれば、挑めばいい。
何度でも挑めばいいと、ぼくはあのとき感じた。
そして、試験当日。
前日はほとんど勉強のみで過ごした。
いまさら焦ってなんともなるわけでもない。
だが、何も動かずにいられなかった。
高校生のころを思い出していた。
ギリギリまで足掻いた。
いよいよ、試験会場にやってきた。
試験会場は商工会議所の最上階だった。
3級や2級の大会場とそこは全く異なっていた。
テラスがあり、(なぜかビルの上に)庭があり、
広いラウンジには肘掛け椅子が並べられていた。
「まさか―――ここで受けるのか!?
VIPだろ・・・・・・これはVIPだ( ゚д゚)」
VIPなラウンジから、試験会場に入ると、
そこは、
むちゃくちゃ巨大な会議室に、わずかな人たち。。。
一人、長机、ひとつ、
「これは会社より遥かに高待遇だろ・・・常識的に考えて(^ω^;)」
場の雰囲気がはりつめている。
もう、全力を出し切るしかなかった。
「come on (来いッ)・・・・・・!」
ぼくは息を呑んだ。
「はじめてください」、身分の高そうなおじいさんがおっしゃった一言で、
場の空気が一斉に動いた。
ぼくも、すぐに問題用紙を開ける。
(商業簿記―――なんだ、決算前残高試算表か・・・・軽い、軽いぜ!)
ぼくは心中ほくそ笑んだ。
(こんなもの、前期末の繰延割賦売上利益をみるだけだ―――!)
満面の笑みで試算表に視線を這わせると―――
そこには信じられない光景が広がっていた。。。
「な!?
繰延割賦売上利益勘定が ―――“?”だと!?」
(ありえねぇ・・・
実務で、勘定=“?”のまま試算表を上司にみせたら確実に殺されるぜ!!
さすが1級、なんて恐れ知らずなんだ―――)
(だが、大丈夫だ!
ここは落ち着いて割賦売掛金をみれば・・・)
「なっ!!
こっちも“?”かーーー!?」
(やべぇ―――これは、なんという謎資料・・・よくよくみれば“?”だらけだぜ。)
「こうなったら、最後の手段・・・・・・
こっちも対抗して、
解答欄に“?”を書くしかないぜ!」
こうして、うんうん唸っていると―――
「はぁい。試験しゅ〜りょ〜」と、おじいさんの伸びやかな声。
こうして試験が終わった。
試験が終わって、冬めいた国道を、とぼとぼ帰る。
部屋に戻って、
ぼくは―――
なにも、する気がおきなかった。
久しぶりだった。
ここまで、空っぽになるという経験。
ぼくは、こんな感じをよく知っている。
全力で何かに向かって、最後までそのことだけを考え続けた後に訪れる、
一瞬の静止。
マラソンを走りきった後だとか、
自転車の旅を終えた後だとか、
そんなときにしか感じられない、極上の満足を、
不覚にも、ぼくは失敗した試験のあとに感じていた。
いや、どこかでぼくはわかっていたのかもしれない。
申し込んだあのときに、こんな感覚を独り占めできる未来も手に入るということを。
ここ1ヶ月のスパートは自分にとって満足のいくものだったし、
最後の1秒まで、気を抜かずにやれた、ということがぼくに大きな満足感をもたらした。
はじめっから勝てない戦いだとわかっていた、
けれど、それに最後まで勝つ気で挑んでいったという事実が、
ぼくにとっては、最高の快感だったのだ。
しばらく呆然としていたぼくは、
3時間後くらいに現(うつつ)に戻り、ふと、つぶやいた。
「来年の6月も、またがんばろ・・・・・・」
追記:
というわけで、しばらく簿記があったので自転車旅の準備は止まっておりましたが、
今後一気に本格化させます!
(ブログの記事も旅の内容が増えると思います)
簿記は―――(涙)
商業簿記が足きりラインにひっかかってしまったので今回はアウトです・・・orz
タンスがボックス図にみえるくらい詰め込んだ工業簿記と原価計算はほぼ完答のはず(!?)
最大の敗因は、繰越勘定に萌え要素を見出せなかったことだわ。。。次回から脳内で擬人化するしか・・・!
↓
↓(こんなかんじ)
↓
(例:「お兄ちゃん☆ぼさっとしないで、はやくいれてよね☆(正しい数値を)」
・・・みたいな)

(画像参照;「幼なじみとの暮らし方」公式)
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