血管拡張性肉芽腫 7 

October 10 [Fri], 2008, 10:38
レーザー手術から2週間後の再発。
いやな予感はしていたが、
やはり再発

レーザーで表面の腫瘍を切り落としたところで、
拡張している血管の根元は残っているのだし、
傷口はがっぽり開いている。
皮膚科の先生が言うようにもし妊婦体質が原因の症状なら、
妊婦である以上体質は変わらないし
再発の起因となる傷口が開いている限り、
再発は防ぎようがなかった、とも思う。

諦めである・・・

<形成外科5日目>
そうしてレーザー手術2週間後にまた再診。
先生も”やっぱりね”という表情だった。

とりあえず、この症状に使えるレーザー機器は
前回業者から借りたものであったため、
今回はもちろんない

仕方なし。

「地道に液体窒素の治療をしましょうか」

その液体窒素とやらは、ドライアイスのようなものを
患部にあててジュージューと腫瘍を凍らせ?、拡張を抑える?もの。

治る人は何度か通えば治る、と言われた。

とりあえず、
2週間に一回通って液体窒素の治療をすることにした。

が、先生は、
根本から切り取る手術の選択肢も考えておいて、
と言った。

ここから治療に来る度先生の
「手術するのか。しないのか」の考えが
ころころ変わるのである。

妊婦ゆえ・・・

おなかの子は順調に5ヶ月に入った頃だった。
つわりも終わった。これから夏
体調もよくなったし気分も晴れてきたのに、
この指先だけが、私を憂鬱にした。

血管拡張性肉芽腫 6 

October 01 [Wed], 2008, 9:52

<形成外科四日目>
レーザー手術から一週間後。
切除した肉芽腫は病理検査の結果、
皮膚科の見立て通り良性のものだと告げられた。

なんの病気もなくて、ただ妊娠しているだけなんだから
そりゃそうだろう、とその結果を淡々と聞いた。

その日は消毒して終わり。
ひとまずこの日をもって、治療は終了とのことだった。
ただ再発の可能性が高いから、再発したらまたいつでも来て下さい、
とのことだった。

それからしばらく再発しないことを祈りながら、
傷口の消毒を続けた。

そうして、また2週間後。
傷口から肉芽腫が再発した。
今回は赤切れの隙間より大きく丸い、
レーザーで切り取った傷口からの再発だった。

血管拡張性肉芽腫 5 

September 26 [Fri], 2008, 15:27

<形成外科三日目>

レーザー手術の翌々日、傷の具合を見せに行った。
包帯は何重にも巻かれていたため、
中の指がどうなっているのか想像もつかなかった。

先生は私がまた傷口の血を見て気を失うと思ったのか、
ベッドに横になって包帯を外すと言った。
私はよっぽどこんな小さな手術にもかかわらず、
過剰な反応をしたらしかった。

包帯を取ってみると飛び出していた肉芽腫は
きれいさっぱりなくなっていて、
少し窪んで皮膚の中が出ている状態だった。
そして消毒をして、終わり。

しばらく毎日消毒をしてください、とのことだった。

消毒の方法までこと細かに指導され、少し驚いた。
消毒液は、減菌済みの綿棒で塗って下さいとのことだった。
心の中で“家にある普通の綿棒じゃだめなの?”と思ったが、
だめらしかった。
しかも、消毒液の他に化膿止めの塗り薬をもらったが、
最初に行った皮膚科と同じ化膿止めだった。
同じものだから皮膚科のでいいか?と聞いたら、
新しいものを使って下さい、とのことだった。
もちろん、化膿止めも減菌済み綿棒で塗って下さい、とのことだった。

肉芽腫の表面を切除しただけなので、再発の可能性は充分にある、
と言われたけれど、とりあえず気分は軽くなった。

血管拡張性肉芽腫 4 

September 11 [Thu], 2008, 9:35
<形成外科二日目>

形成外科を訪れて3日後。レーザー手術の日を迎えた。
これまで私は大きな病気もしたことがなかったし、
幸い手術とも無縁だった。
だから、手術という言葉を聞いただけで、尻込みしてしまう

まず手術に際して同意書を書いた。
その後すぐに始まった。
まずは麻酔。麻酔を打つのも初めてで、かなりこの時点で狼狽えていた。
指先への局所麻酔だったけれど、逃げたいくらいだった。
本当にこんなもので手術をしても痛くないのだろうか、と不安だった。
麻酔が効いてきて、ジンジンしてきた後すぐ、レーザー手術が始まった。

指を台の上に乗せて、私はベッドに座ったままの状態で始まった。
「レーザーが出ますから、ずっと目を閉じてて下さい」
と言われて、手術が始まっても正直何が起っているのか分からなかった。
ただ血管を切っているので出血があるらしく、
先生が私の親指つけねを強く圧迫して止血している感覚だけは分かった。

手術を始めてしばらくして、止血に苦戦しているようだった。
どうやら用意していたガーゼが足りなくなったらしく、先生は手術を中断した。

「ガーゼもっと持ってきて!早く!」
先生はかなり焦っている様子だった。看護士さんも慌てる。
その間ずっと私の親指は強く圧迫され続けていた。
目を閉じているから、何が起っているか分からないけれど、
みんなが慌てている様子だけが伝わってきた。

手術再開。私は手術はまた始まったあたりから周囲の音が遠くなり、
気分が悪くなってきた。
それは、皮膚科に行った最初の日に自分で肉芽腫をつぶした時に感じた
めまいと同じだった。
「先生、気分悪い」
頭に血が行かない感覚で、頭がクラクラしてきた。
座ってられなくなり横になった。手術また中断。
先生は看護士さんに血圧を計るように指示し、直ちに血圧が計られた。
気分が悪くなる程の血圧の低下はない、とのこと。
「気分が悪くなる程出血はしてからから、大丈夫よ。
 きっと精神的なものね。こんなんじゃ大きな手術は無理ね」
と先生はさらっと言った。

横になったままの状態でまた手術再開。
今度は機械の操作がうまくいかなくなったのか、先生が席を外す。
そして、看護士さんもいなくなる。
機械をデモンストレーションのため業者さんに借りている状態で、
先生もその機種に慣れていない様子。
先生は待ち合い室にいる業者さんを呼んできた。
その時看護士さんがひとりも私についていないことに気付き、
「気分が悪いって言っている患者さんをひとりにしないで!
 必ず見てて」と叱責。
そうしてようやく、看護士さんは私を励まそうと
やさしく声をかけ始めてくれた。

ようやく手術が終わり消毒され、包帯が巻かれた。
手術の前に、手術後の傷の消毒の説明を受けていたが、
「今度来るまで、包帯取らなくていいよ。消毒もしなくていいや。
 また血を見て気分悪くなるとだめだから」
と先生は私を心配して言った。

こんな小さな手術で気を失いそうになる程狼狽えていたことが、
先生は信じられなかったようだ。

とくかく手術は終わった。
包帯をぐるぐる巻きにされ、傷口もしばらくジンジンした。
手術の様子を見ていないから、
どんな傷口になっているか気になったし、怖かった。
先生の言う通り、
二日後にまた病院に行くまで傷は見ないことにした。

血管拡張性肉芽腫 3 

September 10 [Wed], 2008, 10:11

<皮膚科二日目>
産婦人科の先生に言われた通り、
私は健診の帰りにまた皮膚科を訪れた。
明らかに一週間前に皮膚科に来た時より、症状は悪化していた。
けれども、皮膚科の先生はまだ悠長だった。

「どうしようか。とりあえずこの前の化膿止めでまだ様子見る?」

様子を見てもどうにもならないから、相談しているのに。

私は明らかに皮膚から飛び出して来た肉芽腫が邪魔で仕方が無かった。
皮膚が盛り上がっているという次元はもう超えている。
皮膚から飛び出している。邪魔で煩わしい

「結局切らないと治らないんですよね?」
だったら、手術が痛かろうが何とかしたいという思いが強かった。
先生はそこまで言うんだったら、という様子で、
近くの総合病院に紹介状を書いてくれた

<総合病院形成外科一日目>
その総合病院は紹介患者を優先して受け入れている病院で、
HPにも、かかりつけ医に紹介状をもらってから来て下さい、
という趣旨のことが書かれていた
えらい敷居の高い病院だなあ。
紹介状書いてもらっておいてよかった・・・

担当となった先生は、
形成外科だからか比較的若そうなハキハキした綺麗な女性だった
まず私が妊婦であることを知って、どうしようかなという表情が読み取れた。
「妊娠中は積極的な治療はできません。
 手術もできませんし、抗生物質の投与もできません。
 レーザーで切るだけしかできません」
とのことだった。
実はその病院には、普段私のような患者に使うレーザー機器がないらしい。
たまたまその週は必要なレーザー機器を業者からデモンストレーション用に
借りているから、よかったね、ということだった。

この機会を逃したらここでは治療してもらえないと思い、
早速レーザー手術をお願いした。

「ただ表面をレーザーで切るだけの治療なので、再発はするかもしれません」
そこは強調された。

再発した時はその時さ。
とにかく飛び出ている肉芽腫を取り除いてくれるなら、それでいい。

ひとまず安堵しました。

血管拡張性肉芽腫 2 

September 09 [Tue], 2008, 7:55
<皮膚科一日目>

いつにない出血の仕方に戸惑いつつも、
血豆だろうと軽く考え向かった皮膚科で、先生はすぐに言った。

「妊婦さんに多いんだけど、これは血豆じゃないんだよ。
 血管拡張性肉芽腫と言って、血管が拡張して皮膚の外に出ているもの。
 だからつぶしてもだめだし、切らないと治らない」

切らないと治らない?何それ?
血管が出てくるってどういうこと?
あっけにとられる。

また、妊娠中のホルモン変化によってできていることを説明され、
「子どもが生まれたら治ると思うけど、、、」
と言われた。
治療していくかどうかは、
「考えてみて下さい」という控えめなスタンスだった。

子どもが生まれたらって言うけど、まだその時は妊娠4ヶ月だった。
あと何ヶ月もこんな厄介なものと付き合うのか。
とりあえず次の週産婦人科の先生にも健診に行った時聞いてみよう。
それからまた考えよう、と。

もし治療するにしても、レーザー手術の機械がこの皮膚科にはないから、
近くの総合病院の形成外科に行って下さい、とのことだった。
その時は紹介状を書きますから、と。

右手親指の先端にできた1ミリ程の小さな血豆(血豆ではなかったが)ごときで、
こんなことになるのか!

先生はその血豆を診ただけで、触れなかった。
治療という治療は何もなく、その日は化膿止めをもらって終わった・・・

<経過>

当初の状態はとても小さな肉芽腫でまだ表面は柔らかく、
少しの衝撃や圧力で頻繁に出血した。
異変に気付いて皮膚科に行った日から3日くらいはそんな状態が続いた。

大きなフライパンを洗った時、洗ったシーツを取り替える時、
何か重いものを持った時、お風呂でタオルを絞った時・・・

日常の何気ない動作をしただけで、絆創膏は真っ赤になった。

一日に数回こんな状態を繰り返しているうちに、心身ともに滅入った。
幸いつわりは治まりつつある頃だったが、だからこそ
「やっとつわりから抜け出せそうなのに、また厄介なことになった」
と落ち込んだ。

そして、自分の血液をこの時程大切に思ったこともなかった。
ただでさえ妊娠でおなかに血液が必要な時期。
お願いだから血液よ、出て行かないでくれ。

数日が過ぎて出血する血液がもったいなく思えた私は、
極力手を動かすのをやめた。
髪を洗う時も左手だけを使った。
利き手が使えないのがこんな不便なことかと思った。

そうすると肉芽腫の上に薄皮が張り、表面も固くなってきた。
気をつけていれば、出血もしなくなってきた。
あまり肉芽腫を見たくなかった私は、包帯でぐるぐる巻きにして、
見ないことにした。

それから数日後、妊婦健診で産婦人科に行った。
皮膚科に行ってから一週間で肉芽腫は急激に成長していた。
1ミリ程の大きさだったのが、知らないうちに
幅4〜5ミリ、高さも2〜3ミリ程に飛び出して来た。

産婦人科のクールな先生は、いつにも増してクールに、
「大変なことになったねえ。
 早く皮膚科の先生に相談して治療してきて下さい」
とさらっと言った。

こんなに短期間に、こんなに顕著に成長するなんて!!

私はその時、治療を決意した。

血管拡張性肉芽腫 1 

September 08 [Mon], 2008, 10:12
かなりのブランクが空いてしまいました
それなりの理由はあったけれど、
またやっと少し書いてみたいと思えるようになりました

というのも、タイトルの通り今若干厄介な病状に悩まされていて、
その症状に対して情報があまりない現状があります
そこで、今の私と同じようにこの症状にある方が公表されているブログを読んで、
本当に役に立ちましたし、生の患者さんの声が聞けて参考になりました。
そこで役に立つかは分からないけれども、私も自分のケースを記録しよう
という考えに至りました。

<経緯>
何名かの方がブログに書いてらっしゃるように、
私も妊娠中に発症しました。
妊娠2ヶ月中頃より体調がどんどん変化していき、
いわゆるつわりが始まった頃です。

もともと子供の頃アトピー体質であった私の手に、
大人になって治まっていた湿疹がみるみるうちに進行しました。
普段の台所洗剤や洗濯洗剤による主婦湿疹(単に手荒れ、そこまではひどくない)に加えて、
それはまだ小さかった頃に感じたようなひどいかゆみを伴うものでした。
しかも冬でもないのに、何カ所かに赤切れもできました。
その赤切れこそが、血管拡張性肉芽腫の突出の原因となってしまったのです。

<発症>
第一段階として、まず最初の症状は
小さな血豆のようなものが右手親指の先端にある赤切れの隙間に埋まっている、
というようなものでした。
それに気づいたのは、妊娠11週あたりのころだったと記憶しています。

これが1、2週間でみるみるうちに成長し、ついに顔を出したのです。
妊娠13週の末のことです。
血豆だろうと軽く見ていた私は当初絆創膏を貼って、保護していただけでした。
そんなある日、家事をしている時絆創膏いっぱいに血が滲み、
気になって絆創膏を取ってみると、手首にまで血が流れました。
それが異変に気付いた最初でした。

血の流れ方が普通の傷に比べて速い。量も多い。
出血に使ったティッシュがすぐに真っ赤になりました。
その上、出血してつぶれたと思っていた血豆は
相変わらず出っ張ったままだったのです。
その様子を見て、血豆ではないかもしれないと直感で思いました。

それでも単なる血豆だと信じたかった私は、
馬鹿なことに故意に血豆をつぶしてみたのです。
すると一回目の出血よりひどく血が流れ、気分が悪くなり倒れそうになったのです。
頭がくらっとして周りの音がだんだん遠くなって朦朧として、
慌ててとっさに水分を補給し、ベッドに倒れ込みました。

しばらく休んでまた血豆をみると、
出血は止まりましたがやっぱりまだ顔を出したままでした。

これは本当にまずい!!

ちょうどその日は土曜日で主人も家にいたので、
急いで皮膚科に連れて行ってもらいました。

そこで、血管拡張性肉芽腫の診断が下ったのでした

音楽監督 

January 18 [Fri], 2008, 16:54
なんだかんだ言ってもう一月も半ばを過ぎて、
私の「裏ゼク」も進めなければ・・・

こっちに引っ越してからは
日中家事をする以外は時間もあったので、
結構のんゆら生活をしてました

それなりに家事も私にしてはきちんとしたし、
日々はそれなりに過ぎていったけど、
気持ちの余裕はできた、カナ・・・

第14回「音楽監督」

式の準備と言えば、
手作りグッズとか席次表作りとか色々あるけど、
私個人的には音楽はきっちりしたい
というこだわりがあります

かなり音楽の趣味が偏っているので、
自分で選ぶことにしました

BGMを作りながら、
いろいろ昔を思い出してみると・・・

またまた 

January 16 [Wed], 2008, 14:21

以前ドイツに滞在していた頃、
シムシティにはまっていました

その楽しみは、自分の好きなように
街を作れる楽しさ
学校の隣に公園、といった具合に

今度は、またまたシミュレーションゲーム
「マイホームをつくろう!」です

設計図に間取り、サッシ・ドアなどの内装建具、庭を描き、
そして外装・内装の配色も全て自分でカラーコーディネイト

去年全くの趣味で勉強していたカラーコーディネイターの知識が、
まさかゲームに活かせるとは

あまりに楽しくて、
ソフトを買ってまだ1週間余りだけれど
もう家を11軒建ててしまいました

今回は自分の好きなように、に加えて、
お客さんの注文を受けて、いかに喜ばれる家にできるか、
と結構真面目にしてます。
注文の項目をメモに取ったりして
(ゲームだから画面変えたら注文項目見れるけど、
 画面変えるのが面倒だから)

完全に旦那には、呆れられてます・・・

まあ、でも
当分家を設計していると思います・・・

家事の合間にね

晴れたらいいね 

January 09 [Wed], 2008, 10:04
久しぶりにこのページを開いてみました

11月の末に神奈川へ引っ越して、
12月はのんびりしました

主婦というものをやってみて、
案外暇ではないな〜という感想です

きっと暇だろうなあ、
と思って資格の勉強でもしようと思っていたけど。
式が終わるまでお預けか・・・

それにしても。
以前実家に帰る前は神奈川に5年近く住んでいたのに、
ここ橋本に来て驚かされることがある。

それは、
ここは寒い