外交官の方の話を聞く機会があった。
難しい外交の話でついていけないのではないかと思った、
しかし、話を聞いてよかった。
「期待のないところに、失望は生まれない。」
外交の仕事をして人生訓として得た言葉だと、最初に話された。
約束したこと、守られないと思っていたらよい。
そう思わないと、精神衛生によくないとの事。
心の否定生活。
(それは、夫婦の間でも、親子の間でも、いたるところで、この言葉を自分のものに出来たら、
たいした人格者になることだろう)
外務省に入省して、語学勉強があるとの事。
最初のその語学を何を勉強するかで、歩む道が違ってくるとの事。
人事課長と、面接があり、
「アラビア語を勉強するように、」
と、言われ躊躇したら、
「外務省を辞めたまえ、」
と、言われたとの事。
幼い頃からの夢が外交官だったので、辞めるわけにいかず、やむなくアラビア語を勉強することに。
今ではアラビストと言われているらしい。
語学によって、その国の文化、ものの考え方、相手のメンタリーが伝わってくる。
アラブ国、統一団結出来ていない。
二年前にサマーワに外務省のメンバー5名常駐。
一回目は、事務長として。
二回目は、防衛庁の接点として、自衛隊に出向。
宿営するためのコンテナが届かず、オランダの宿営地でお世話になったら、チーズとハムは沢山の種類があるが、三度三度の食事がパンなので大変。 夜に野菜とシチュウがあるのみ。
食事に慣れるのが大変。
そんなこんなで、オランダから出て行ってくれと言われ、野営生活。
ミネラルウォーター3本で一日の生活をする、
コンテナを事務所にして、昼間は蒸し風呂状態で、中にいられず、コンテナによって出来る影を追いながら仕事をする。
ある時は、砂嵐で、中にあるコンピューターが全てやられる。
外務省と自衛隊の働きは車の両輪の働き。
自衛隊は、給水、医療、道路の整備。
外務省は、広報活動。
現地のオピニオンリーダー、宗教者、政権指導者に会って、日本が何をやっているか、伝える。
防弾チョッキにヘルメットをかぶり、朝出かけるときは、今日帰ってこれるかどうか深刻な気持ちで出かける。
現地の人々の期待と、救援活動には大きなギャップがあるので、期待感を下げる。
2年もしたら、立派な先進国並みの国家になると思っている、との事。
7−8割は、自衛隊に感謝している。