ゴスペル イン 文楽(続編)!
2007年12月24日(月) 23時46分
昨晩のゴスペル イン 文楽の余韻がまだ残っています、、、
文楽は、実をいうと今まであまり拝見した事がありませんでした。
きちんと本公演を拝見したのは4、5回でしょうか、、、
以前山本能楽堂で、「たにまち能(山本定期能)」の写真をいつも撮って下さっていた、三宅昴介さんとおっしゃるカメラマンの方が、文楽の写真も撮られていて、よく「文楽もええよ、見に行きなさい」と勧めて頂いたり、「◯◯大夫さんは、こういうところがたまらなくいい」とか教えて下さいましたが、当時の私はチンプンカンプン、、、
今思えばもったいない事でした、、、
(三宅さんは、残念な事に数年前他界されました。
でも、今年の3月から「上方伝統芸能ナイト」を開催して頂くようになり、普段から慣れている山本能楽堂で、文楽「艶姿女舞衣 酒屋の段」お園のさわりを、拝見させて頂き、文楽が一気に身近で、面白く楽しめる芸能になりました。
それまで文楽は、大きな劇場でしか拝見した事がなく、いつもどちらかというと後ろのお席でしたので、全体の雰囲気は味わえても、お人形の表情まではわかりませんでした。
しかし、山本能楽堂ではじめて文楽を拝見した時、本当にお人形がすぐそばで、その愛らしさ、気品の高さ、艶っぽさに驚きました。
たまたま2階の客席から拝見したのですが、本当にお人形のお顔の造作がはっきり見え、そこに人間とは違う、でも血の通った美しい表情に思わずはっとさせられました。
私にとっては、とても衝撃的でした。
「上方伝統芸能ナイト」の御担当者の方は、本当に沢山のジャンルの演劇や、コンサート、ダンスなど、ありとあらゆる芸能を御覧になっていますが、「古典こそ演者の息ずかいが感じられる位の間近な距離で見るべきで、そうすればその芸能の本質的なものが感じ取られ、感動する」と常々仰っておられます。
この時、私は心から本当にそう思いました。
以前ブログで、能の楽しみ方として、同じ演目を続けて見るのも面白いのでは、、と書かせて頂きました。
私も今回「上方伝統芸能ナイト」で文楽の同じ演目を4回見せて頂き、すごく興味が深まりました。
1回拝見するごとに、前回気が付かなかった新しい発見や驚きがありました。
8月の山本能楽堂で開催された「現代詩を浄瑠璃で語る」も同じ日に2回同じ公演を拝見できるという幸せに恵まれました。
それで、今までちょっと難しかった文楽が本当に楽しく思えてきたのです。
同じ古典芸能に携わる者として恥ずかしいですが、本当にちょっとしたきっかけで古典は楽しくなる事を改めて実感しました。
古典は、昔から長い年月皆様に愛され、培われてきました。
ですから、ちょっとしたきっかけさえあれば、誰でもが面白く感じられる普遍的な要素を持っていますし、日本人としてのDNAに響く独特の美意識や豊かな感受性が封じ込まれています。
その扉を開ける事さえできれば、豊かで成熟した世界に入り込み、自分自身もそれを楽しむ事により、精神的により満ち足りた充足感を感じる事ができるのではないかと思います。
以前の「上方伝統芸能ナイト」前の私なら、「ゴスペル イン 文楽」も今回程楽しめなかったと思いますし、また年末の忙しい時期にどうしても拝見したいという思いも湧かなかったと思います。
「上方伝統芸能ナイト」は一般の多くの皆様に、大阪ははたこ焼きだけでない、古くからの文化が成熟した街である事を知って頂き、その芸能を楽しんで頂く事を目的としています。
でも実は、出演者サイドの私達も、改めて他の芸能を拝見したり、その演者の方と実際にお話しさせて頂いたりして、親しくなり刺激を与えてもらっています。
今回その有難さを改めて感じ、感謝しました。
さて、年末の「年越編」が近ずいて参りました。
今回も、新たな沢山のお客様、そして出演者の方との素晴らしい出会いを期待致しております。
もうチケットはお陰様で残り少なくなりました。
ありがとうございます。
(とくい)
文楽は、実をいうと今まであまり拝見した事がありませんでした。
きちんと本公演を拝見したのは4、5回でしょうか、、、
以前山本能楽堂で、「たにまち能(山本定期能)」の写真をいつも撮って下さっていた、三宅昴介さんとおっしゃるカメラマンの方が、文楽の写真も撮られていて、よく「文楽もええよ、見に行きなさい」と勧めて頂いたり、「◯◯大夫さんは、こういうところがたまらなくいい」とか教えて下さいましたが、当時の私はチンプンカンプン、、、
今思えばもったいない事でした、、、
(三宅さんは、残念な事に数年前他界されました。
でも、今年の3月から「上方伝統芸能ナイト」を開催して頂くようになり、普段から慣れている山本能楽堂で、文楽「艶姿女舞衣 酒屋の段」お園のさわりを、拝見させて頂き、文楽が一気に身近で、面白く楽しめる芸能になりました。
それまで文楽は、大きな劇場でしか拝見した事がなく、いつもどちらかというと後ろのお席でしたので、全体の雰囲気は味わえても、お人形の表情まではわかりませんでした。
しかし、山本能楽堂ではじめて文楽を拝見した時、本当にお人形がすぐそばで、その愛らしさ、気品の高さ、艶っぽさに驚きました。
たまたま2階の客席から拝見したのですが、本当にお人形のお顔の造作がはっきり見え、そこに人間とは違う、でも血の通った美しい表情に思わずはっとさせられました。
私にとっては、とても衝撃的でした。
「上方伝統芸能ナイト」の御担当者の方は、本当に沢山のジャンルの演劇や、コンサート、ダンスなど、ありとあらゆる芸能を御覧になっていますが、「古典こそ演者の息ずかいが感じられる位の間近な距離で見るべきで、そうすればその芸能の本質的なものが感じ取られ、感動する」と常々仰っておられます。
この時、私は心から本当にそう思いました。
以前ブログで、能の楽しみ方として、同じ演目を続けて見るのも面白いのでは、、と書かせて頂きました。
私も今回「上方伝統芸能ナイト」で文楽の同じ演目を4回見せて頂き、すごく興味が深まりました。
1回拝見するごとに、前回気が付かなかった新しい発見や驚きがありました。
8月の山本能楽堂で開催された「現代詩を浄瑠璃で語る」も同じ日に2回同じ公演を拝見できるという幸せに恵まれました。
それで、今までちょっと難しかった文楽が本当に楽しく思えてきたのです。
同じ古典芸能に携わる者として恥ずかしいですが、本当にちょっとしたきっかけで古典は楽しくなる事を改めて実感しました。
古典は、昔から長い年月皆様に愛され、培われてきました。
ですから、ちょっとしたきっかけさえあれば、誰でもが面白く感じられる普遍的な要素を持っていますし、日本人としてのDNAに響く独特の美意識や豊かな感受性が封じ込まれています。
その扉を開ける事さえできれば、豊かで成熟した世界に入り込み、自分自身もそれを楽しむ事により、精神的により満ち足りた充足感を感じる事ができるのではないかと思います。
以前の「上方伝統芸能ナイト」前の私なら、「ゴスペル イン 文楽」も今回程楽しめなかったと思いますし、また年末の忙しい時期にどうしても拝見したいという思いも湧かなかったと思います。
「上方伝統芸能ナイト」は一般の多くの皆様に、大阪ははたこ焼きだけでない、古くからの文化が成熟した街である事を知って頂き、その芸能を楽しんで頂く事を目的としています。
でも実は、出演者サイドの私達も、改めて他の芸能を拝見したり、その演者の方と実際にお話しさせて頂いたりして、親しくなり刺激を与えてもらっています。
今回その有難さを改めて感じ、感謝しました。
さて、年末の「年越編」が近ずいて参りました。
今回も、新たな沢山のお客様、そして出演者の方との素晴らしい出会いを期待致しております。
もうチケットはお陰様で残り少なくなりました。
ありがとうございます。
(とくい)

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