いよいよ開幕つうわけで、浦和の注目はやっぱ山田(え?)。
それにしてもすごいよ埼玉新聞。「この人は、随分と前から風評被害に遭ってきた」といいつつ最後に「心技体の
『心』に穴があいていた山田に、しっかりと芯(しん)が通った」とは(3/9
*)。
あたしがメシ食ってないのを心配したIからメール。麻布十番に誘われたがそんな元気は湧かず夕方下北で茶でもお願いしようか…。
と。ダーと一緒に行きたいけど…なイベントのひとつを思い出した。諦めれ。Iと行こ。もう15時半だけど。
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|球体関節人形展@東京都現代美術館
|16:45清澄白河駅B2出口。
関節人形見る自分はセイーリ2日目というのがちょっといい感じだ。
地図どおり「通り」に出て南下。でもさ、せっかく「三ツ目通り」っていうくらいだからなんかカンバンとかつければいいのにね、などと話しつつ17時すぎ、なんか川を渡りそうになってさすがに不安になって人に訊くと通りはもう1本向こう、しかもだいぶ過ぎてるらしい。
「世田谷じゃこれが大通りなんだよ!」「杉並じゃ(以下同文)」と2人で叫ぶも虚しい。
入館終了5分前に滑り込み。
エントランスに写真2点と投影のみのハンス・ベルメエル。
2人とも幼少期(?)に3次元を越えて深く投影済みのため、ここは軽く通過。
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あたしたちがやっと口を開いたのは、四谷シモンの人形を前にしたときだった。
永遠に得られないもの。
魅惑しつつ拒絶する肉体。肉。
此岸の遺棄死体。
仮借なき探求の痕。
におい立つが嗅いでも嗅いでもにおいはない…。
そんな人形は1体もなかった。
たとえば、毛のない閉じられた股間は、あった。
陶器のように白く平らで表情はなくしかし目は開きかすかにピンク色を帯び…しかしそこまで。うずくようなえろはどこ?
いやエロのツボはひとそれぞれだから…とそれなら思いっきり個人的につきすすむ手はあるだろう。自分の中にもかなり個人的なイメージ…あたしは肉と欲望を隔てる皮膚にどうしても魅かれるので、いじるなら徹底的にそこをつきたい・ついてほしい。さらさらの金属に沈められた少年とか…(ぉぃ!)。と、そおんな個人の嗜好の勝手を飲み込む巨大なエロの深淵に立たせてくれよ。
でもここにあるのはただ装飾過多で上手で…。
男子の人形がいた。立ってません。
『エロマラ』のシゲルくんモデルに、やまだないとがちゃんと描く湯気立つマラを冷たく人形にしたらどうかなあ(←あんたの勝手な好みだっちゅーの)。
ちうかね、この路線なら、'70年代のベルナール・フォーコンの写真のほうがよほど「人形」に近い。
で。「へただね」「うん。そして完成度、高っ」。
生々しさをポップアート寄りの軽さに転じた四谷シモンの初期の人形は、いま見ても圧倒的だった。
1997年「天使」は、絵じゃなくて「動く可能性のある」人形であることを強烈に意識させられた。季刊『みずゑ』冬1987・澁澤龍彦追悼号に載っていた(おそらく最初の)「天使」は、真っ白で両腕は空をつかみ髪は短く、少年で、はかなさが生々しかったな。
マリオ・Aの「ナマ女」人形お見立て写真は反吐がでた。こうくるなら、ロリっ子犯罪写真でないと意味ねえ。
変形させたいんじゃない。変形可能性がそそるのだ。
場内を2週した後、Iが「四谷シモンは土方巽ってことすかね」。
つまらぬことを確認して去りました。
まあ、イノセンスもみにいきませう。
・・・映画「イノセンス」公開記念・押井守監修「球体関節人形展 〜DOLLS OF INNOCENCE〜」(日テレ内HP
*)
企画展示室のひとつでやってて案内も悪く(HPでもリンク先がイノセンスの公式サイトになってるし)貸してる感ありあり。
(ここ
*でも写真見れます。押井守の巻頭言がまったくそそらなくてびっくりした)
【出品者】
秋山まほこ、天野可淡(故人)、井桁裕子、伽井丹彌、片岡昌、木立真佐美、月光社、恋月姫、土井典、中村寝郎、三浦悦子、三輪輝子、山本じん、山吉由利子、吉田良、四谷シモン、よねやまりゅう、ハンス・ベルメール(写真出品)、マリオ・A(写真出品)