読書録(7月分) 

August 08 [Tue], 2017, 15:59
恒例の読書メーターまとめです。忘れないうちに、ということで。

7月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1389
ナイス数:61

うめ婆行状記うめ婆行状記感想
小説が、「(未完)」という文字で終わってるのを、実は初めて見ました。いつかこの瞬間が来るだろうとは思ってたけどさすがにしんみりしちゃいました。主人公のうめ婆さん、思い切りシニカルに見れば、実家が商家で婚家が武家という恵まれた境遇を利用する(今で言えばアッキードさんみたいな?)羨ましい人ですが、根が真直ぐな人だからでしょう、本来の自分を取り戻そうとする生き方を応援したくなります。本書を見て驚いたのが、この連載期間です。逝去の日から4ケ月以上後まで続いてたのね。これが宇江佐さんの生き方だったのだろうな。脱帽。
読了日:07月01日 著者:宇江佐真理
ゲームの名は誘拐ゲームの名は誘拐感想
タイトルから容易に推察されるけど、狂言誘拐の話です。と、要約してしまえば単純な(しかも結構ありがちな)話だけど、詳しくは言えないけど仕掛けが施してあったり、物語の展開のテンポが心地よかったりする点ではさすが東野作品です。でもこの危なっかしい取組にゲームとして手を出した主人公佐久間には、共感も感情移入もありませんでした(濡れ場以外では)。ギャンブルとしてはあまりにハイリスクローリターンですし、ゲームとしての面白さもあまりない、いじめられた腹いせにジャイアンのランドセルをドブに落としてやるレベルだったしなあ。
読了日:07月02日 著者:東野 圭吾
希望荘希望荘感想
杉村三郎シリーズ(という項目がすでにウィキペディアにあるのね)の過去3作はいずれも長編で、彼は家庭持ちのサラリーマン(なぜか事件に遭遇してしまう)でしたが、今作では(長めの)短編であり彼はバツイチの探偵になってます。これで、作者にとっての制約がはずれたことになりますね。これからは次々と事件に巻き込まれても不自然じゃない境遇に生まれ変わりました。いわばフィリップマーローに一歩近づいたみたいなもの(ちょっと違うか)。その割に今作では実家とか大家さんのつながりの事件が中心ですが、今後さらに展開して行きそうです。
読了日:07月26日 著者:宮部 みゆき
決戦!本能寺決戦!本能寺感想
初めてこの決戦シリーズを(適当に6月だったので本能寺を選んだ)借りた時に想像してたのは、何月何日誰それがどこそこに何万騎で布陣して、のような実況中継小説でしたが、読んでみたらその予想は(良い意味で)大ハズレでした。この時代を生きた七人の人物が夫々に自分の視点からこの事件を語る、奥行の深い本です。歴史ってこんなに面白かったのか、再発見したような気分で読了しました。勿論しんがりは光秀ですが、彼の心情も複雑(ここでうまく要約できない)ですが、「経済」を語るところ(もろに今この時代と共通する課題)が印象的でした。
読了日:07月31日 著者:葉室 麟,冲方 丁,伊東 潤,宮本 昌孝,天野 純希,矢野 隆,木下 昌輝

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