2-3

July 05 [Sat], 2014, 13:31

・・・。

サムソン、どうした?考え事か?

いや、なんでもない。それより時間の神殿はどこにある。

リプレの地を越えて遥か先にある・・・変化していないお前の目では判らないだろうが、あと少しだ。

烏の魂・・・か。ルィンヌも洒落た名前をつけるものだ。

巨大烏の変身に加えて大陸間すら間を置かず高速での飛行に長け、身に触れた対象まで発動するアドバンスドダークサイト。そして術者の魔力の消耗すら無い・・・改めて考えると奴の力は計り知れないな。
・・・オーロラ・・・か。・・・あいつは今どこに・・・

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ほぅ、飛ぶとこっちに来るのか。いつもはあいつに現代の門から飛ばされていたから判らなんだ。

みろ、階段が数ヶ所破壊されてるぞ。

・・・いかにも「只今襲撃中」って雰囲気だな。

愚かな・・・進むぞ、急げ。

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・・・歩哨もいない。本当に奴は単身で乗り込んできたのか。
よっぽどの自信家か、或いは・・・

見ろ、奴だ。

・・・おい、何をしている・・・って見れば分かるか。

貴方は・・・そうか。私たちの敵ですね。

何故だ、誰の命令でこんなことをやっている。貴様の主はルィンヌの筈だろう。目的は一体なんだ?


私達は主の為故にこの世界を変えなければならないのです・・・そう、例えそれが女神を誘拐することになろうとも・・・

ほう、お前はその犯人達の一人ということか。
だがあいつがおとなしく捕まる奴だと思うか?

女神は既に我等の手に落ちました。眠りについている女性を誘拐するなど騎士道に反しますが致し方の無い事です。

・・・こんな時までのんきに寝られるのも考えものだな、あいつには寝つきが悪いって事がないのかよ・・・

・・・貴様らはこの私達を敵に回すこともこれらの行為がもたらす意味も十分考えているのだろうな。女神の居る神聖な神殿を犯すだけでは飽きたらずこの暴挙・・・
ただ死んでもらうだけでは済まんぞ。

取り返したくば夜の錬金街にいらしてください、いくら人間の私が力を持っているとはいえ、あなた方には女神の居所を長く隠せ通す事など出来ないのだから。そう、永の時代からこの世界の平和を維持し続けてきた貴殿達には・・・

面白い、今は逃してやる。あいつが起きた時に一人の人間を裁く事の為に神殿に傷を着けたくはないからな。

いいえ、私は逃げません。



貴殿方が向こうの街に着き次第私が案内を致します。あぁ、罠や仕掛けだと思われるのなら私をこの場で斬ってください。貴方達をを敵に回した時点でおめおめと生きる事など微塵も存じてはおりません。

良い心掛けだな。いいだろう、だが今は時間をくれ。
3日後だ、またお互い此処に集まり俺達を案内するようにしてくれると助かる。
おい!サムソン!

いいか、こいつがここにいる事は俺達に罠を仕掛けることを気づかせる為だ、宣戦布告と言う意味合いもあるのだろう。

確かに我ら相手に奇襲を仕掛けた事だけは誉めてやっても良い。その無謀は認めてやろう。
だが・・・向こうは既に手を出しているのだぞ。それに見合う、非情に訴える行動をとっても良い相手だ。

落ち着けユン、此処で激情に駆られてこいつを倒した後はどうする?取り敢えずは各地に散らばっている皆の意見を聞くべきじゃないのか?

・・・、くそ。

今は耐えろ、それと・・・

おい、この奥の結界も破壊したと言うことは神殿に保管してある「あれ」もお前らが持っているんだな?

その通りでございます、私達はこれらを使い世界を導くのですから。

そうか、それさえ聞ければ十分だ。
では最後に貴様の名前を聞こうか、申せ。


私の名はアカライム・・・アカライム大司教でございます。
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