告白・その2 

October 01 [Sat], 2005, 0:55
冬休みが終わって最初の週末に、リョウに「図書館に行こうっ!」ってメールした。
今日こそ言おう、って思ってた。

午前中から一緒にいたけど、なかなかタイミングがつかめなかった。
お昼がすぎて、夕方になって、夜になって…。
言えないままで、また1日が終わりそうになってた。

やだよ、こんなのじゃやだ。
いつまでたっても、友達のままじゃ、やだ。
タイミングなんて、もう気にしない…。

ギリギリで、リョウの名前を呼べた。

「ゆかりはね、リョウが好きなの。
 友達とかじゃない、リョウのこと好きだったよ。ずっとだよっ」


不器用な告白になっちゃった。
今までいろいろ、考えてたのに、半分も言えなかった。
言葉を選んでなんか、いられなくて。

困った顔で黙り込んだリョウ。
ゆかりはうつむくしかなかった。まともにリョウの目を見られなかったから。

しばらくして、リョウがゆっくり言い出した。
ひとつ、ひとつ言葉を選んでくれた。

「俺にとって、ゆかりはただの友達以上だよ。だけど、好きかどうかは微妙。
 今までの「好き」は、「この人のこと知りたい!」って感じだったけど、
 ゆかりは違うから…」

…どう返せばいいのか分からなかった。
振られた…のかな。それともOKなの…?

困っていると、またリョウが続けた。

「なんか…ゆかりが落ち込んでると俺も悲しい。元気だったら、嬉しいし。
 泣いてほしくない、辛い思いしてほしくないって思う。すごく、大事。」

「だからさ、多分……いや、うん。俺、ゆかりのこと、好きです」

え…?
ゆかりは、後から思うと笑っちゃうけど、リョウが本当にOKしてくれるなんて思ってなかった。
だから、嬉しいって思うよりも、驚いてぼーっとしてた。
「ホントにいいの?」
って何度も聞き返して、リョウに笑われた。



今、ゆかりはリョウと一緒にいられる。
手をつないだり、一緒に帰ったり、キスしたり、笑いあったり、肩にもたれたり。
泣いたり、慰められたり、撫でてもらったり、忠告したり、大好きだよって言ったり。
そんなことが、リョウと一緒にできる。

それは、あの寒い日の夜に、ふりしぼった勇気の分のごほうびなんだな、って思う。

告白・その1 

October 01 [Sat], 2005, 0:17
今の彼氏、リョウはゆかりのはじめての彼氏です。



会ったのは、高校1年の4月。
ゆかりは同じクラスじゃなかったけど、委員会が一緒になって、それがはじめて、かなぁ。

はじめて見たとき、「あっ」って思った。
まだなにも話してないのに、「このひとは特別だ」って思った。
今でも、どうしてなのか分からないけど、ゆかりはリョウから目が離せなくなって…。

ゆかりの友達と、リョウは同じクラスだったから、よく遊びに行ってた。
リョウとゆかりは委員会で学年の議長になってたから、それでよく話したりもした。
そんな風にして仲良くなって、2人とも周りからは「付き合ってるんでしょ」って言われてた。
毎日毎日、リョウに会うたびに1つずつ、好きなところが見つかって、ゆかりはリョウが大好きになってた。

けど、まだゆかりはリョウになにも言ってなかった。



次の年の1月1日、日付が変わったとき、リョウにおめでとうコールをした。
リョウは初詣の途中だったけど、ずっと話しててくれて、家に帰ってからも、また電話してくれた。

あったかい声。
笑うときの優しい息づかい。
くせのある話し方。
…懐かしいよ。

「リョウの声をもっと聞いてたい」

電話じゃいや、話したい、会いたい…。
ずっと、そばにいたい。
そんな風に思ったけど、そのときはまだ、言えなかった。





…その2に続く。

ブログはじめました。 

October 01 [Sat], 2005, 0:13
はじめまして、ゆかり、といいます。

これから、今の恋のことをメインに、少しずつ書いていきたいと思います。
よろしくおねがいします。
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