河田が高山

January 05 [Thu], 2017, 15:42
他の歯科治療と、インプラント治療が大きく異なるのは失敗すると、やり直しが非常に困難な治療だということです。
自分の歯にかぶせるクラウンやブリッジと異なり人工歯根とあごの骨を結合させてしまうので時間をかけてもインプラントと骨の間に組織が形成されず、インプラントが定着しなければ同じ穴に再びインプラントを埋入することができず、再手術して、骨を深く削る大がかりなことになってしまいます。
また、あごの骨を掘ってインプラントを埋入するため、手術時に神経を損傷する危険を伴います。
簡単にインプラントとクラウンの違いを述べるなら、歯根部が残っているかどうかの違いです。
虫歯などで大きく歯を削り、差し歯では不十分であっても歯根部が健全であれば自分の歯根を支えとして、義歯をかぶせられるので、クラウンと呼ばれる義歯をはめ込んでいけます。
これに対し、抜歯した後は、まず考えられるのは入れ歯ですが、その他に義歯の土台として人工歯根をあごの骨に埋入するインプラント治療を選ぶこともできます。
最近話題になることも多いインプラント。
しかし、この治療法も決して万能ではなく、制約もあるので覚えておきましょう。
最も重要な注意点は、インプラント治療は誰でも受けられるわけではないということです。
これは重要な事実です。
インプラント治療は、顎の骨に人工歯根を埋め込むという方法です。
糖尿病や心臓病を抱えていて免疫力・抵抗力に難のある方や、骨粗しょう症に罹患していたり、顎の骨がなくなったりしている場合にも、インプラント治療を受けられなかったり、準備に時間がかかる場合があることに留意してください。
歯科治療の一環として、インプラント治療も失敗のリスクをゼロにすることはできません。
インプラント治療から起こりうる問題として、人工歯根があごの骨に定着せず脱け落ちてしまう、力をかけたことで人工歯根や義歯が破損するといった人工歯そのものに関わる失敗、インプラントを埋め込んだ後、あごの骨や周囲の組織が腫れる、痛みが引かないなど身体的問題、さらにあごのラインや歯並びに変化が起きるという見た目の問題もあります。
失敗の可能性を少しでも下げるためにまず、歯科医選びに全力を尽くしましょう。
数々のインプラント治療の問題点について、皆さん、入念に調べたと思います。
その情報の中に、インプラントを埋め込んだ人は、頭部MRI検査は不可という問題はありませんでしたか。
それは本当のことではありません。
MRI検査では、磁場に反応して画像が作られます。
金属があれば、そこは乱れて映ります。
インプラントに使われるのはほとんどがチタンなので磁気に反応して画像が得られないという問題がなく、なので、MRI検査には影響ないと考えてください。
インプラントは人工歯根に義歯を装着するものですが、この義歯にはセラミックが用いられることが最も一般的だといえます。
セラミックとは要するに陶磁器であり、見た目と機能に優れたセラミックの歯を形成できるかどうかは、実際に義歯を作る歯科技工士の技術によるのです。
高い技術はさることながら、芸術的なセンスまでもが必要不可欠です。
もちろん作り置きや大量生産とはいかず、時間がかかるので、時間・技術ともに大きなコストがかかってくる結果、従来の金歯よりも高額になるのです。
様々な条件から、普通のインプラント治療は困難とされ、限られた歯科医に出会おうとすれば、海外で治療を受けるという手段もあります。
北欧諸国はインプラント先進国といわれ、全世界から研修に訪れる歯科医がいるのです。
一生使える第二の歯を求めて、そう簡単に断念せず、可能な限りの情報を集めるのが成就への第一歩です。
歯科では、一連の治療の中に保険適用と適用外が混在することもよくあります。
しかし、インプラントの場合、ほぼ全て保険適用外です。
なぜ適用されないかというと、この人工歯治療は保険適用が可能な他の治療方法よりも手間がかかるとともに、設備や技術が求められ、どこでもできる治療ではないからです。
あごの骨に穴を開けてインプラントを埋入し、インプラントが周りの歯の間で落ち着くまでにも時間がかかり、治療全体に医療費がずいぶんかかるのです。
全面的に保険がきくことにしてしまうと、医療費はいっそう増えてしまい、社会保険料の値上げが心配されるので、今後も原則保険適用にはなりません。
喫煙によって、インプラント治療が影響を受ける可能性は見過ごしてはならないレベルです。
インプラント治療は数ヶ月かけるつもりで始めなければなりませんが、埋入手術後、周辺組織が回復して、人工歯根とあごの骨がしっかりつながることが治療成功の絶対条件となります。
周辺組織を回復させるために、ニコチンも一酸化炭素も例外なく阻害する働きをします。
インプラント治療の成功を願うなら、最低でも手術から治療終了までの間、禁煙あるのみです。
一般的にはインプラント埋入手術を日帰りで行います。
使われるのは部分麻酔で、全身麻酔になることはほとんどありません。
麻酔が効きにくいケースや、血液系や循環器系の持病があるケースでは入院して手術しなければならないケースもあります。
あるいは、インプラントの土台になるだけの厚みを持った骨がない場合、埋入手術以前に、骨の厚みを増す手術をしなければなりません。
腸骨などの自家骨を採取し、骨が薄いところに移植するという手術では、入院して手術するケースも実際にあります。
もし、自分が該当すると思われるなら信頼できる歯科医とよく話し合った上で、治療計画を立てていってください。
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