■序説 

2005年08月30日(火) 1時09分
 此方のブログにはオリジナルや歴史パロディなどの小説を掲載します。
 草稿やメモ、原案などが多くなるかも知れませんが、作者のためのページなのでお気になさらず。女性向け、ノーマルの別はありませんが、過激な性描写や、個人の名誉に関わる記載は致しません。作品を閲覧の上で感想など書き込みたい方は上記に留意した上で書き込んでください。閲覧者に不快感を与える書き込みは無言で削除します。

■誰でもない男 

2005年08月31日(水) 20時09分
 喋る事も、見る事も、聞く事も、してはならぬ。
 修験せし身を世に留め置くにあらねば、見る事も聞く事も能はざる。

■花火大会(その1) 

2005年08月31日(水) 21時04分
○一応「謙信玄で真田信玄」
○でもあんまり出てこないです。
○現代版の女性陣(独身)に興味が無い方は読まれない方が懸命です。

■花火大会(その2) 

2005年08月31日(水) 23時52分

■花火大会(その3) 

2005年08月31日(水) 23時57分

■花火大会(その4) 

2005年09月01日(木) 0時01分

■風待ち雲(前編) 

2005年09月04日(日) 9時09分
 信虎退陣前。甘利と小山田。

■風待ち雲(後編) 

2005年09月04日(日) 10時34分
 小山田はそれに習い唇を湿し、

■彼岸花(前編) 

2005年09月26日(月) 22時19分
 ここはどこ――そう思考する前に白に気づく。白い彼岸花。
 ここは――。

 足元に広がる彼岸花の群れを、どう捉えてよいものか。目前には木々が、花が広がっている。木々はひたすらに黒い。黒く――闇を吸い尽くしたかのように夜に枝を伸ばし根を張っている。根に侵される土肌のような夜空はただ色が濃いばかりで星はなかった。輝くのは花。地上に咲く白い彼岸の花。
 凶気のような光景を、男は進んでいる。ここはどこだ。そう呟いて。

「迷いンさったア――」

 奇妙な声――カラスが鳴いたのだとばかり思っていた。しかし見上げるとそこには真っ白い装束が木に登っていた。真っ白な装束に、赤い髪――白い烏天狗の面。

「人の子か」

 また奇妙な声――獣が吼えたのだとしか思えなかった。それなのに振り返るとそこには真っ白い着物の男が佇んでいた。真っ白い着物に、金の髪――白い狐面。

「人ではあるまい」

 またまた奇妙な声――水の跳ねる音と聞き間違えた。足元とを見下ろすと川が流れている。川の先に、上流に真っ白い狩衣姿の男が立っていた。真っ白い狩衣に、黒い髪――顔を覆うものはなかった。
 その顔は――自分のもの。
「さてもさても面妖な。吾らの姿が見えるのか。私は顔を持たぬからヌシの面相を借りたが、吾らの姿が見えるとは」

■彼岸花(後編) 

2005年09月27日(火) 0時32分
 「吾らは――」
 それまで黙っていた、男と同じ顔が口を開いた。「仏に殺されたモノどもよ」
 ぱしゃん、と。
 水音がしたような気がした。
「位を授けられ法を変えられ、名を奪われたモノどもよ。仏の名に消されたモノどもよ」
 自分のものと同じ。そう思っていた顔が少しずつ解け始める。水が流れるように、下に、流れ出した。
 それを見た烏が慌てたように、
「早くお戻りになれ。吾らと違って貴殿は形がない」
「名もなければ姿もない」
 狐も言う。
 しかし解け始めた顔は続ける。
「左様。吾は東の守り神だった。しかし今はもうあの爪も牙もない。青い玉も奪われた。吾は消える。後五百年も立てば吾は海に流れる雨粒の等しく、ただ流れるだけのモノとなる。吾は汚され、あらゆる穢れに混ざる。そんな存在となるだろう」
 解け始めた水が、男に手を伸ばした。
「見よ、人の子よ仏の化身よ。吾は汝の肉を裂く事はないが地に満ちてヌシをおぼれさせてやろう。穢れとなって災いを運ぼう。ヌシの守る人と共に。吾らを滅ぼした報いを受けよ。吾らと戦った昔を忘れぬように」
「戦か」
 男は呟いた。「ならば私は百度戦をし、千人救おう」
「ヌシは恐れぬか。百の戦で百の業が生まれる。千の命で万の災いが生まれる」
 崩れかけた水が――確かに女の顔を作っていた。
「ならば吾は万の命を飲み込もう」
「ならば私は億の命を支えよう」
「ヌシに出来るか――吾の代わりに北の護り神となれるのか。人の子よ。業を担うは苦しいぞ。孤独だぞ。たった一人で満開の華の道を道を歩むがごとく、美しいばかりで誰もいない。後を追うものはなく先んじる者は目の前で散っていく」
 水は――女の、美しい顔を作った。
「ヌシはこの、彼岸の花の中を歩いていくのだぞ」


   

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   name:ニノマエ コウジン
   life:妄想小説書き

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