全国各地のお祭り、行ったことある

September 10 [Tue], 2013, 12:15
みます。カハラ=サイリツ、それが私のフルネームです。ローレルでは賢人様達は大変慕われており、民の多くが彼らと同じような韻を持つ名を持つに至っています。名付けなどは精霊を奉る神殿、我々はヤシロと呼んでおりますが、そこに子を成した親が出向いて神官に頼むことが多いのです。幾つかその子に相応しい候補を示し、二親が決めるのが習わしですね」

 華、それから原。華原か。で、華原彩律さん。読みまで家名から始まるのか。殆ど日本のソレだな。彩律って名前は女性っぽくないかなと思うくらい。漢字自体は広く普及はしていないから名前をつける時は神殿の関係者、|社(やしろ)とか言っていたから神主さんみたいな人にその知恵を借りて候補を出してもらう、のかな。精霊と女神に仕える身だと言うのに、ローレルの神官さんは漢字も勉強させられるのか? ごく一部って言っていたから違うのかもしれないが大変だろうな。
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「賢人の皆様のお名前は、そのまま名付けらる事もございます。それだけ|方々(かたがた)が尊敬と親しみを集める存在である証明でもあるのですが、ライドウ様というお名前も、どこか韻と言い、我が国の名前に似ていると思うのですが?」

 ……。

「それにお顔立ちもです。賢人様は我々ヒューマンとは限りなく近い別の種の方々であると考えられています。見てくれよりも中身を重視する賢人様には外見の美しさを持たぬ方も多く見えたと記録があります」

 おいおい。本当か。異世界人と触れ合っている国があったのか。閉鎖的なのはそれが理由か!? 内密にするとか、ずるいぞローレル。技術力もひょっとして僕らの世界から概念を伝えられた結果? ヒューマンと人間が別の種だって認識している辺り、結構真実らしく聞こえる。別に中身を重視したから見た目がどうとかじゃないのは置いておくとして。

[そのような重要なお話、私如きにされてよろしいのですか。私はその、賢人と言う方ではないのですが]

「ライドウ様は我々を誤解なさっていませんか。私たちは不幸な賢人様たちがこの世界で不当な差別を受けずに済むように保護したいと考えております」

 不幸な、か。ルトに聞いた話だと僕らの世界からここに来た人は、その殆どが事故によってだと言っていた。色々知っているようだ。

「今は良いかもしれませんが、いずれ貴方の身にも面倒事はおきましょう。ローレルならば貴方を歓迎する事ができます。出来うる限りの事はさせて頂く心算ですが」

[困りました。やはり私には貴方に保護される理由は無いようです。もしも賢人様を私がお見かけする事があれば貴国へ行く事を勧めますよ]

「……信用はしてもらえないようですね。わかりました、今はここまでに致します。急いでも良い事はなさそうですから」

 僕の態度が硬くなった事を鋭く嗅ぎつけたのか、それともこれ以上は進展させられないと思ったのか彩律さんは意外にも簡単に引いた。

「そうだ、最後にライドウ様のご意見を聞きたい事があるのですが、よろしいですか?」

[私などの意見でよろしければ]
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「此度女神様が遣わされた二名の勇者様、我々はあの方々も賢人様では無いかと考えております。ライドウ様は、勇者様をどう思われますか?」

[答えようのない質問です。申し訳ありませんが私の意見はお役に立てそうも無い。彼らとは面識も無い私にはどう思うも何もありません]

 僕の答えに何か不満を述べる事無く彩律さんは静かに席を立った。一礼すると背を向けてサロンの入口に向かって歩いていく。

「そうですか。ああ、そうそう」

 緊張からの解放で一つ大きく息を吐
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