モスクワ生活半年…

April 03 [Wed], 2013, 4:04

モスクワで生活をはじめ、半年が経った。

11月以降、様々な理由で更新が滞ってしまっていたが、記憶を風化させるのがもったいないので、
半年という節目に、最近のことをまとめておこうと思う。

12月以降は、おもに旅行や、前のように劇場、展覧会通いが主な生活の中心だった。また、初期の「周囲が目まぐるしい状況についていく」ことから、だんだん生活リズムが整ってきて、だんだんモスクワでの生活が日常になっていた。

そんな中で、「ああ、これがロシアか」と思い、忘れられないなと思った経験があった。


2月末、寮でちょっとしたトラブルが起こったことがあった。

あまり詳しくは書けないが、寮内での生活の安全にかかわることだったので、

友人と嘆願書(ロシア語ではзаявлениеという)を書き、寮の管理者に訴えた。



寮の管理者のおばさんは私たちのことを信じてくれてはいたが、当初は多少事態を軽く考えていたようだったので、「若い子には怖いわよね」とか、「でも大丈夫よ」のような言葉を口にしていた。



自分でもびっくりしたが、この時ほど自分の口からロシア語が流暢に出てきたことはなかった。


気が付いたら、必死で、「でもこれは重大な問題で、直ちに解決が必要なんです」とか、「そんなことでは解決になりません」とか、大声で反論?する自分がいた。

その後、その問題を最終的に解決するため、寮の安全責任者と話した時も、「これが自分か」と思うほど、ぺらぺらと言葉が出てきた。


火事場の馬鹿力とは言うが、この時ほど本当に自分の意思を相手に理解してもらいたいと思ったこともなかったからだろう。


それ以降、なんだか、ロシア語が上達したような錯覚にとらわれたほどだった。


起こったこと自体はショックなことだったが、幸いにも無事解決され、その後はなんだか忘れがたい出来事として記憶に残っている。


また、もう一つ記憶に残っているのが、その時言われた「ロシア人流悩み解決方法」?である。


無事に問題解決の策がとられたと確認できた後、寮の安全管理責任者のおじさんが言ったこと。



「ほら、空を見てごらん!もうすぐ春が来るじゃないか!

いい本を読んで、元気の出る音楽を聴いて、マクドナルドにでも行って、いやなことは早く全部忘れてしまいなさい!」


最初は、「何を無責任なことを言っているんだろう」と思いもしたが、

よその後、いやなことに直面するたび、「忘れてしまったほうが楽である」と思うことが何度もあった。


日本だと、「大変だったね」とか「話を聞くよ」等、「つらい記憶を消化する」方向で悩みを解決するが、
ロシアでは逆の考えもあるんだなあと思った。



以来、たまにこの「ロシア流悩み解決法」に何度か頼っている。





※留学される方のために付け加えておくと、この時の寮側の問題解決は非常に迅速かつ有効的でした。

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「厚い雲に覆われている、だけどとても生きているっていう気がする」寒くて、暗くて、怖くて、ナゾで……といわれるロシアで、笑ったり、泣いたり。
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