ぽてあちゅ・1 

September 28 [Fri], 2007, 1:08
「敦盛?!」
くそ、とヒノエはその緋色の髪を掻き揚げて、言い捨てた。
軍が動くというのに、敦盛が、いない。

昔はちゃんとした人間だったのに、怨霊として復活する際にどうしたのか、『猫』の体に敦盛の魂が入ってしまったのだ。
詳しいことは、分からない。
分かっても、どうにもならない。
でも。
死んでしまったと思っていた子にもう一度会えるなんて幸せじゃないか、と思う。
たとえどんな姿だったとしても。
敦盛が熊野にいたあの頃は、お互い幼すぎて、愛を語るには、若干、語彙が足りなかった。
しかし。
こうやって一時の恋を重ねてきても、この想いを伝えはきれなくて…。
好きな子にー敦盛に。


敦盛は、人語をしゃべれない。
本人は人語を解しているらしく肯定と否定はとりあえずする。
嫌なこともヒノエ相手だと、反撃する。
それは足に擦り寄ってきたら肯定で、噛み付いたり、引っ掻いたりは、否定。


敦盛がひどく怒るのは、ヒノエ限定で、毛をさかなでる。
見たことない位、激しい否定。
それは、敦盛に『愛』とか『恋』とかを告げる言葉。
それを口に出すと激しく怒った。
ヒノエは敦盛が言いたいことをなんとなく理解していた。
触れ合えない、しかも自分は人でもない、そんな不毛な想いは諦めろ、と。

でも。

諦められる想いだったらとっくに諦めていた。

死んだ、と聞かされた日に。

目の前にいるこの猫が敦盛であるという保障は、ない。

でも手放す気にもそうそうなれなかった。

本当は、どっち? 

September 25 [Tue], 2007, 0:41
「柚木、落ち着いた?」
火原は、はい!と購買で買ってきたお茶を手渡しする。
「ありがとう。」
長く伸ばした髪を掻き揚げて、柚木はそう礼を言った。
プシュ、と音を立てて、ペットボトルの蓋をあける。
中に入っているお茶を柚木は、音を立てて、飲んだ。

唇の脇から、お茶が行き場を求めて溢れ出している。

そこから、火原は視線を放せないでいた。

思わず、手を伸ばす。

「火、はら?」
そう不思議そうに声を掛けられて。
ビクンと、現実に戻った。
(な、何しんだよ、俺。柚木が音楽が出来るか出来ないかで悩んでいるのに〜。)
「ご、ごめん、何?」
じ、と柚木が自分のことを見つめているのにタジタジとなる。
柚木は何に気付いたか「ふ〜ん」と納得した。
「何がふーん。なんだよ。」
思わず後ろずさった。
すると。
火原が後ろに一歩下がると二歩近づいてくる、そんな調子で。
至近距離まで攻め寄られた。
「近すぎじゃない?」
顔が赤くなるのを押さえられない。

柚木の、お茶の飲む姿から、目が離せなくて。
近づくと顔がひとりでに赤くなる。
これって。もしかして。
「恋?」
ぼそりと呟く。
「何か言った?」
本当は聞こえたけれど、聞こえなかったふりにて柚木はわざと聞きなおしてやった。
ブンブン、と顔を振って何も言ってないと火原は否定する。
「ま、いいけどね。」

火原、お前にはそのうち、日野も知らない俺の全てを見せてやるよ。

お初です〜。 

September 19 [Wed], 2007, 21:00
本日より、(多分)こちらをひにひにのブログとして使用いたします〜。

おたくによる、おたくの為のおたく日記です。


ネオロマンサー。
特に弁慶と柚木が熱いです(笑)
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