「桜の通り抜け」と「大阪企業家ミュージアム」と「大阪証券取引所」の共通点

2008年04月18日(金) 23時59分
大阪の春の風物詩、造幣局の「桜の通り抜け」がはじまりました。さまざまな種類の桜が見られるとあって、毎年全国各地から人が訪れます。(写真は珍しい緑色の桜「御衣黄(ぎょいこう)」です。)

この造幣局を大阪に誘致したといわれているのが、五代友厚(ごだい・ともあつ)。大阪の産業史を語るうえではずせない、重要な人物です。

今週はその五代友厚に関連した場所を3箇所訪れました。

1つ目は先に説明した造幣局。一般公開に先立ち、特別に「桜の通り抜け」を拝見させていただきました。今年は公開日程と開花時期もぴったりあったようで、さまざまな種類の桜が競うように咲き誇っています。

特に私が気に入ったのは「楊貴妃」という桜。名前が示すとおり、ひときわ華やかな存在感で、他の品種を圧倒していました。

2つ目は「大阪企業家ミュージアム」。大阪商工会議所創立120周年を記念して平成13年に開設された、大阪産業界の発展に寄与した105人の企業家たちの事績を紹介するミュージアムです。

4月16日にお仕事帰りでも参加しやすいよう開館時間を延長して、午後7時から8時半まで「ナイトミュージアム特別見学会」が開催されました。私も一般の参加者21人の方とともに、参加させていただきました。

まずは会議室で30分程度大阪の産業発展の歴史について、豊臣秀吉の時代からざっとおさらい。中学や高校で歴史を勉強しても、産業史についてはほとんど習った記憶がなく「へえ」と思うことばかりです。

ガイドの方のお話も堅いものではなく、トリビアなネタをたくさんちりばめながらの説明なので、参加者の皆さんも熱心にメモをとって聞いておられました。

短いビデオを鑑賞した後、いよいよ展示室で企業家のパネルを見ながらのガイドツアーがはじまりました。

最初に登場するのは五代友厚。薩摩出身の役人だった五代は、民間人となった後、さまざまな企業を創立したほか、大阪商法会議所(今の大阪商工会議所)を設立し、初代会頭となりました。

ほかに紹介されているのも有名な企業の経営者の方々ばかりなのですが、いままで知らなかったことばかりで、本当に勉強になりました。参加者の皆様も大満足の様子です。(同様のツアーは5月14日にも開催されますので、ご関心の方はこちらをご覧ください。)

3つ目は大阪証券取引所。この証券取引所も五代友厚が設立しました。建物の前にはドーンと大きな五代友厚の像が建っているので、見たことのある方も多いのでは。この像は大阪証券取引所が立て替えられた際に建立され、大阪市に寄贈されたものです。

4月17日には、ここ大阪証券取引所を出発点に大阪観光コンベンション協会によるまちあるきツアー「大阪近代化の金融舞台をめぐる」が行われました。写真は大証マレットで参加者が広報の方から説明を受けているところです。マレットとは「打ち出のこづち」の意味で、大証のマークは縁起をかついで打ち出のこづちの形をしているんだそうですよ。

ちなみに大阪商工会議所前にも五代友厚の像があります。この像はかなり古いものらしく、以前私が古い資料を読んでいたら、明治時代の大阪商法会議所のビルの写真に、すでにこの像が写っていました・・・。

他にも大阪市立大学など、五代友厚ゆかりの施設は大阪各所にあります。
五代友厚をテーマに、大阪のまちを歩いてみるのもおもしろいでしょうね。
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プロフィール
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