習作2(ちょいエロス) 

June 23 [Wed], 2010, 22:20

息を荒げて首に噛みついた。小さく声をあげて、彼は口の端を持ち上げる。

「おイタが過ぎるな」 

私は得意げに微笑み返す。汗で張り付いた髪を払って、その体を組み敷いた。

「だって」

「だってじゃねえだろうが。誰がこんなことしていいって言った?」

「わたしー」

クスクスと笑いながら覆いかぶさるようにキスをした。浅く、深く、吸い上げ、息をつく。

「だってヘンタイだもん」

にやりと彼が笑う。身体の向きが反転する。

彼から見下ろされる形になって、ぞわりと湧き上がるソレ。

腰から広がる甘い痺れ。じわじわと体に広がって、感覚が侵されていく。

「どうされたい?」

自分の目が熱で潤んでいくのがわかる。少し冷たい手が頬から胸へと滑りおり、腰で留まる。

顔を寄せてくる。唇が触れるか触れないか、その位置で、

「どうされたいの?」


自分の口で、言ってごらん。



腰に当てられた手が熱い。ゾクゾクと背筋を這い上る、本能。

あぁ。


「…食べられたいの」



答えはシーツに沈み込むような激しい口付。




全部喰らい尽くして。髪の一筋も残さずに。








(エロとエロスは違うよねって話)
P R
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