My Thug Story

October 14 [Tue], 2014, 22:05
今日の数学の時間



おれは先生の板書ミスに気づいた


しかし、他の誰かが指摘するだろう、とか


最後代入するとき気づくだろう…と思い黙っていた


まわりの様子を確かめようとして、横をちら見すると


女の子がこちらを見ていて目があった


おれはすぐ目をそらした


が、たぶんこの子も気づいてるんだなと思った




そしてそのまま時間が流れた


誰も指摘しない


そして答えが合わなくなった


もう言うしかないと思った


そしてまた横をちら見すると、女の子がピースをして笑っている


?!!これはサインか?!GOサインなのか??


いや、まさかこれは、この後一緒に食事でもどうですか?の合図か??!!!


これはおれが言うしかない!!


この一ヶ月で人とまともに話したのはたったの一回


すっかり弱り切った声帯を全力で震わせておれは叫んだ




す、すすす好すすいませぇぇぇんんん!!!




な、なんだこの情けない声は?!


予想通り声が出ない


というか、おれ今何て言おうとしたんだ




まわりがざわつきはじめる


え、このおっさん初めてしゃべった


てかしゃべれたの


見かけによらず声しょぼいな


こいつ絶対気小さいぞ


てか友達いねえぞ




くぅ〜、そのとおりだよ!


だがもう止まれない!おれは続けた




そ、そこ2で割らないといけないです!!




そう、先ほどの女の子はピースしていたわけではなく


2で割り忘れてますよね?と確認していたのだ…たぶん




こうして4月から一回も教室で声を発したことのなかったおれは、


思わぬ形で発声デビューすることとなったのでした




これでも



がんばったんだよ

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