=東京都中野区=は、最高裁の決定を夫一彦さん(4

July 26 [Sat], 2014, 15:53

神戸新聞NEXT 7月25日(金)7時3分配信
明石・砂浜陥没有罪確定へ 遺族「やっと報告できた」
砂浜陥没事故が起きた大蔵海岸=24日午後、明石市大蔵海岸通1
 「やっと美帆(みほ)に報告ができて、ほっとしています」。兵庫県明石市の人工砂浜が陥没し、金月(きんげつ)美帆ちゃん=死亡当時(5)=が亡くなった事故で、最高裁は当時の国と明石市の職員4人の上告を棄却する決定をした。事故から13年。遺族らは、一審で無罪判決が出るなど曲折を経た裁判を振り返り、あらためて美帆ちゃんの冥福を祈った。

 「天国の美帆ちゃんも、やっと落ち着いたことでしょう。安らかに休んでくださいと、やっと言えます」

 有罪確定の知らせに、祖父母の金月房夫さん(76)と美智代さん(74)は、神戸市西区の自宅で言葉を詰まらせた。美帆ちゃんは待望の初孫だった。

 今年5月の連休には親族が集まり、美帆ちゃんの十三回忌を済ませたばかり。みんなで「早く解決してほしい」「どんなに話しても美帆ちゃんは帰ってこない」などと話し合ったという。

 納骨はまだ済ませていない。美智代さんは「息子たちもやっとこれからのことを考えられると思う。肩の荷が下りました」と、大きく息をついた。

 悲しみは今も癒えることはない。「大蔵海岸へ行くたびに涙が出る」と房夫さん。美智代さんも「写真を眺めては、成長した姿を想像してしまう。忘れることはありません」と涙をぬぐった。

 何度も傍聴に足を運んだという2人。「裁判が長引き、不安になることもあったけれど、息子たちの気持ちが通じた良い判決だと思います。いろいろあったけれど、あとは冥福を祈るだけです」と声を絞った。

 一方、美帆ちゃんの母路子さん(45)=東京都中野区=は、最高裁の決定を夫一彦さん(47)からのメールで知った。

 有罪判決が確定することに、路子さんは「ここまでとても長かった。美帆に報告ができて、ほっとしています」と話した。その上で「願っているのは、二度と再びこのような事故が起こらないようにしてほしいことです」と安全対策の徹底を求めた。(阿部江利、段 貴則、金山成美)

【大蔵海岸 対策工事し開放】

 現場となった大蔵海岸は事故直後から立ち入り禁止となり、国による安全対策工事を経て2005年9月に開放された。24日は多くの若者や家族連れが訪れ、海水浴やビーチバレーを楽しんでいた。(井原尚基)
P R
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
http://yaplog.jp/nfghrd/index1_0.rdf