. 

2007年11月19日(月) 18時08分
僕は、誰も信じない・・・・・・・・・




          僕はずっと一人で生きてきた・・・・・・











だけど、僕は出会ってしまったんだ








          一億分のキセキの君に・・・・・・






. 

2007年11月19日(月) 18時14分




             【C A S T】



        本郷結樹(hongou yuki)



        新原遥香(niihara haruka)



        二宮翔太(ninomiya syota)



        汰原隼人(tahara hayato)



        桐沢未央(kirisawa mio)


       
        他多数・・・

. 

2007年11月19日(月) 18時37分


 「キャー!!私、翔クンに話しかけられちゃったぁ!!」


 「いいなぁ・・・でも、私は汰原君と目が合ったもんっ!!」




うるさい・・・・・


つか・・・ウザイ


だから、女は迷惑なんだよ


二宮や汰原に話しかけられてそんなに嬉しいこと?


意味分からねぇし・・・・


アイドルじゃあるまいし・・・・・


やっぱ、女って意味わかんないし




「・・・・・・」


「おーい、みんな!本郷が来たぞー!!」




僕はわけの分からないクラスの男子どもに


今で言う“イジメ”にあっている


別に、僕は悪くない


知能の低い者たちが集団となって僕に暴力などをする


別に痛くない




「・・・・今日は何の用?」


「お前にプレゼントだよ!!」






そう言って男子たちは僕に濡れた雑巾を投げてきた


本当、女々しい奴らだ・・・・


そういうことしかできないのかよ・・・・




「・・・・・・・」


「あーあ、制服が汚れちゃったね」


「結樹クン、どーしたの〜?」




僕は無言で立ち上がって


教室に戻っていった


いつも同じようなことをされるし、もう慣れてしまった




―授業中―




「みなさんは、一人で生きてるのではありません。

みんな、支え合って生きてるのです。」




・・・・バカバカしい


だから、保健の授業は嫌いだ


僕はずっと一人で生きてきたのに


こんな授業は、必要ない




「先生!!!」


「なんでしょうか?」


「あの、本郷君みたいに親がいない人はずっと一人で生きてきたと思います!!」


「ちょっと!!!佐藤君!!!」




・・・・・・・・そうだ・・・僕は親がいない




     “捨てられた子供”





でも・・・・・なんでそれを知ってるんだよ?


僕は自分が抑えきれなくなって立ち上がった




「な・・・なんだよ、本郷」


「ほ・・本郷クン、やめなさい」


「・・・ゆ・・・許さない!!!」




僕は佐藤に飛び掛って、


勢いよく顔面をなぐった・・・・・


佐藤も負けじと、俺を殴ってきた




「こんなに弱いくせに、いちいちウザぇんだよ!!!」


「・・・・・お前みたいな奴に俺の気持ち・・・分かるわけない!!!」




いつもは冷静に対応するが、


今回は許せなかった・・・・





「やめなさい!!本郷クン、佐藤クン」


「うるせぇんだよ!!このクソババア」


「バ・・・ババア!??」




途中から他のクラスの先生がやって来て


僕と佐藤の喧嘩を止めに来た


でも、もう遅い・・・・・




手遅れだ・・・・・





「お前なんか、死ねばいいんだよ!!!」


「・・・うっ!!」




僕は佐藤に腹を蹴られて、気を失ってしまった・・・・































「ん・・・・」



目を覚ました・・・・


隣には見慣れない女がいた




「あっ!起きました?」


「・・・・・・」


「本郷君あんなにボコボコにされて大丈夫だった?」


「別に・・・」


「そう、ならいいんだっ」




うるさい女だ


いちいち、殴られた感想なんて述べる必要ないのに・・・・




「で、なんで居んの?」


「あっ!私、保健委員なの」


「・・・・・・そう」


「本郷君の怪我すごかったからね」


「・・・ふーん」





『でもさ・・・どうして、普段から静かな山田君があんなに怒ったの?』


「・・・・・・・」




・・・・・言える訳がない


「捨て子なことをバカにされた」なんて・・・・



養護施設に住んでいることも・・・・・




「言いたくないんだったら、言わなくてもいいよ」


「え?」


「じゃっ!私は教室に戻るから!」




そう言って、新原は教室に戻っていった





僕は、初めて新原を見たときはただの可愛い女だとしか


認識がなかった・・・・


でも、ただ可愛いだけではなくて人のことを人一倍考えることができる


優しい奴なんだ・・・・










―放課後―




僕は、午後から授業に戻って普通に授業を受けた


何も嫌がらせがなくて、不思議なくらいだった


でも・・・カバンを取りにロッカーに行った


そして、カバンの中を見たら・・・・・


僕が1番大切にしているペンダントがなくなっていた・・・・・

. 

2007年11月19日(月) 19時10分
「・・・・・・・つ・・・」




僕は、必死で学校中を探した


でも、見つからなかった・・・・


あの・・・ペンダントは・・・・


世界で一番大切なもの・・・・・


捨てられてたとき、僕の首にかけてあったらしい


そのペンダントの中には・・・僕と母さんの写真がついているんだ


赤ん坊の頃の僕を笑顔で抱きしめていた


優しい母の顔が・・・






「つ・・・グスッ・・・」




僕は、悔しくて、悲しくて泣いてしまった・・・・


泣いても何も解決しないのに・・・・・・




『あれ?山田君じゃん!』




西崎の声が聞こえた


僕は涙を急いで拭いた


誰にも泣き顔を見られたくなかったから・・・・




「・・・・何?」


『?・・・こっちを見なよ』


「・・・・・・」




僕は・・ゆっくり西崎の方を見た・・・


なんでだろう?今まで、人の命令を従うことを一切しなかったのに


西崎と一緒にいる僕は、どうも調子がおかしい・・・・




『泣いてるの?』


「泣いてないし・・・」


『そう・・・・・で、どうしたの?』


「・・・・ペンダント」


『ペンダント?』




・・・・・初めから学校にはペンダントを持ってくるんじゃなかった


そしたら、こんなことにもならなかったのに・・・・




『ペンダントって・・・・・どうゆうこと?』


「・・・ペンダントをなくされたんだよ・・・」




思い出しただけで涙が出てきた・・・・・


悲しいし・・・・悔しいし・・・・




『・・・・泣かないで?探そう・・?』


「・・・・もう、学校中探したよ」


『わかんないじゃん!女子トイレとかにあるかもしれないじゃん!!』





・・・・どうしてだろう?


どうして、西崎はこんなに人に優しく出来るんだろう?


もう外は真っ暗だし、学校は先生もいない・・・


それなのに、必死で僕のペンダントを探そうとする・・・


優しすぎるよ・・・・

. 

2007年11月19日(月) 19時13分


あれから3時間以上が経った・・・


時計を見たら針は11時を指していた・・・


西崎はずっとペンダントを探してる・・・


あれだけ探して見つからないんだから、もうないだろう・・・


僕はあきらめかけていた・・・・


すると・・・・・




『山田君!!見つかったよー!!』


「え!?」




俺は西崎が居る方へと走って行った


そこは・・・・・女子トイレだった・・・・




「・・・・・」


『入っても大丈夫だよ!』


「・・・・・・・」




僕のペンダントは便器の中に入っていた・・・


なんで・・・こんなことをするんだよ・・・・


僕を苦しめて楽しいのかよ?


・・・・・・・・・




『山田君?』


「西崎、ありがとう・・・」


『ううん、大丈夫!!』


「大丈夫じゃないだろ?もう11時になったし・・・」


『・・・・うーん・・ちょっとヤバイかもね・・・』


「・・・・・」


『山田君、一緒に帰らない?』


「・・・・・」




僕は・・いつのまにか、西崎に心を許したみたいだ・・・


西崎にならなんでも話せそう・・・・


でも、僕の全てを話すにはもう少し時間が必要だな・・・・




『じゃあ、山田君・・バイバイ!』


「・・・・・・」




この後、僕に最大の悲劇が襲い掛かるのは


まだ誰も予想することはなかった・・・・・



. 

2007年11月19日(月) 19時16分




「・・・・・・」


『まぁ、涼介君!どこに行ってたの?』


「・・・・・・」




よけいな心配をする養護施設の先生たち・・・・


はっきり言って、『ウザイ』・・・・・


僕の気持ちが何も分からないくせに・・・・・




「涼介君、ご飯は机の上だからね」


『・・・・・食べない』




僕はそれだけ言い残して、自分の部屋に入った


はっきり言うと僕はこの施設で、問題児


病気とか特別に勉強ができないとかそういうわけではない


ただ、ご飯を口にしないだけ・・・・・


食べたくないんだ・・・・・


空腹も感じられない・・・・・


僕には『悲しみ』、『怒り』しか感情しかない・・・・




『涼介君!!!!!』


「・・・・・・・・」




日に日に僕は痩せていく・・・


今は158センチにたいして33キロ


貧血で、倒れることが多くなる


病弱になって、風邪をつねにひいている


肺炎もよくおこす


でも・・・ご飯は食べたくない・・・・






―次の日―




今日、僕は学校を休んだ・・・・


昨日みたいなことをされると思うと怖くて仕方がないから・・・・・・




『涼介君、朝ごはんは食べる?』




僕は首を横に振る


『せめて少しは食べない?』


「・・・・いらない」


『これは・・・涼介君のためなのよ?』




今日は、やけにうるさい・・・・


いつもだったら、すぐ僕の言うことに従うのに・・・・




「・・・いらない・・・」


『涼介君!今日は食べなさい!!!』


「・・・・・・」




―ガタッ―




僕は椅子から立ち上がった




「僕には・・・・食事は必要ないんだよ!!!!」




急に立ち上がってめまいが激しくおこった・・・




「涼介君っっ!!」


僕は気を失ってしまった・・・・・













. 

2007年11月19日(月) 19時18分














目を覚ました・・・・・


周りには施設の先生たちが居た・・・・




『涼介君・・・大丈夫?』


「・・・・・・」




僕は黙って頷いた・・・・




『涼介君・・・また倒れたら危ないよ?』


「・・・・・・・・」


『今日は・・・・頑張ってご飯を食べよう?』


「・・・・・・」




僕は首を振った


嫌だ・・・・嫌だ・・・・・


食べたくない・・・・・


何度でも倒れてもいい・・・・


だから・・・・何も食べたくない・・・・




『先生たち、できればしたくなかったけど・・・・』


「・・・・・・・」


『涼介君を抑えて薬やご飯を食べさせようと思うの・・・』





先生たちの言葉に僕は唖然した・・・・


無理にでもご飯を食べさせる?


そんなの・・・・僕のためになってない・・・


いらない・・・食べたくない・・・


僕は・・・・食事なんかいらない・・・




『涼介君・・・・ゴメンね?』




先生たちは5、6人で僕を取り押さえた


僕は必死で暴れた・・・


でも、大人の力には適わなかった・・・・・




「やめろ!!やめろー!!!!」




僕は悲鳴をあげた・・・・


誰かが助けてくれることを祈って・・・・・




『涼介君・・・・・』




虚しい願いは・・・・・届かなかった・・・・






苦しかった・・・怖かった・・・・












「ゲホッ・・・ガハッ!!」




僕は苦しくなって、薬など全てを吐き出してしまった・・・・




「はぁ・・はぁ・・はぁ・・」


『涼介君・・・大丈夫?』


「・・・・ち・・・近寄るな・・・・」


『涼介君?』


「近寄るな―――――――――――!!!!!!!!」




怖い・・・施設の先生・・・みんな怖い・・・・


怖い・・・怖い・・・怖い・・・


誰か助けて・・・・助けて・・・・


母さん・・・・・・

. 

2007年11月19日(月) 19時22分


「もう・・・ヤダ・・・死にたい・・・怖い・・・」




誰にも悩みを話せない・・・・・


頼れる人がいない・・・・・


やっぱり・・・僕は1人・・・・・ずっと・・・・


体中の震えて止まらない・・・・・


みんな・・僕の敵・・・・



















僕はずっと部屋に閉じこもって泣いていた・・・


怖かったから・・・・先生たちが・・・・




『すみませーん!!!』




めずらしくこの施設に訪問者が来た


僕には関係ないことだけど。。。。。。




『あの・・・どちら様ですか?』


『えーと、私は西崎未来と言います』




え!?・・・に・・・西崎?


. 

2007年11月19日(月) 19時25分


なんで・・・僕がこの施設にいることを知ってるんだよ




『この施設に何の用事ですか?』


『えーと、山田涼介君は居ますか?』




僕に用事があるのか・・・・?


・・・・何だよ・・・僕、なんで期待なんかしてるんだよ




『居ますよ!涼介君ー!!!』




先生が僕を大声で呼ぶ・・・・


行きたくない・・・また何かされると思うと・・・・・


でも、西崎が用事あるといってるんだから・・・・


先生には関係ないし・・・・・




「・・・・・・・何の用事?」


『聞きたいことがあって』


「何?」


『なんで・・・・学校来なかったの?』




そんなの・・・イジメが原因に決まってるじゃないか・・・・・




「・・・・今日は・・体がだるくて・・・・」




嘘をついた・・・・・


嘘をつくなんて・・・いつもやってきたことなのに・・・・


こんなに



胸が痛くなるなんて・・・




『・・・じゃあ、ちゃんと食事をとりなよ!!』


「・・・ぅ・・・・うん」


『じゃあ、またね』


「・・・・ぅん」




・・・・・それだけのことでこの施設まで来てくれたのか・・・・・


僕のことを心配してくれるなんて・・・嬉しいよ・・・・


素直に喜べるよ・・・・



















次の日・・・・


僕は西崎の期待を裏切れなくて学校へ行った


イジメられることを覚悟して・・・・・




『おーい!山田!!』




振り向いてみると、顔に包帯を巻いた佐藤が居た


この前の怪我か・・・


僕はもちろん無視をして歩き続けた




『待てよ!!このチビ』


「・・・なんの用?」


『この前の仕返しをしようと思っただけだよ』




やっぱり・・・・・


全てのことを暴力で済まそうとする




「勝手にすれば・・・?」


『ふざけんな!!山田!!』




佐藤は僕を殴り続けた


僕は・・・絶対に助けを呼ばない・・・・


僕が殴られてるのを見ても知らないフリをして逃げる奴ら


みんな、佐藤が怖いんだな・・・・


僕は全然怖くない・・・・・


いつもこんなふうに殴られたりされてるから・・・・




『未来!!危ないって!!』


『離して!!山田君を助けなきゃ!!!』




でも・・・ただ、一人僕を助けてくれる人がいた・・・・



. 

2007年11月19日(月) 19時31分



「ちょっと、佐藤!!!」


「なんだよ!?」


「山田君を殴るのやめなよ!!!」


「・・・・あっ!お前、山田の彼女か?」




・・・・・なんで・・西崎は僕みたいな人間を


助けようとするんだよ・・・・・


西崎もイジメられるかもしれないのに・・・・




「はぁ!?意味わかんない!!早く、山田君を殴るのやめてよ」


「フッ・・お前、2日前に山田と一緒に放課後居ただろ?」


「・・・ち・・違う!!僕が西崎を誘ったんだ・・・」


「え?・・・山田君・・?」




僕のことはいくらでも悪口を言ってもいい


でも、西崎を悪く言うのは絶対に許さない・・・・




「お前もそういうエッチなことはするんだ〜」


「つ・・・」


「・・・・・・行こう・・山田君」




西崎は血だらけの僕を引っ張って、


保健室に行った




「なんで・・・あんな嘘つくの?」


「別に・・・」


「・・・・変な噂が流れちゃっていいの?」


「僕が西崎と放課後に一緒に居たことは事実だ」


「・・・・・・・」




西崎はすごく悲しそうな顔をして、


保健室から出て行ってしまった・・・



















「・・・・・・」




また、人を傷つけてしまった・・・


僕は最低な人間だ・・・・・




「知ってた!?西崎さんと山田って付き合ってたんだって」


「嘘!?マジ!!?」




もう学校中の噂になっている・・・・


また・・面倒なことになりそうだよ・・・




「・・・・・・・・」




今日の教室は1つ違うところがある・・・・


それは、西崎の机の周りにたくさんの人が集まっているということ


いつもは桐沢くらいしかいないのに・・・・


不思議だ・・・・・・・


でも、原因はすぐに分かった




「ねぇ〜?マジで山田と付き合ってんの?」


「ち・・・違う!!」




西崎は今にも泣きそうだった・・・・


いつも明るい西崎がこんなにも暗い顔をするなんて・・・・




「嘘だぁ〜!!」


「嘘じゃないよ・・・」




どうして、僕はいつも見ていることしかしないんだよ・・・・・


なんで、西崎を助けようとしないんだよ・・・・


僕は今まで西崎に助けてもらったのに・・・・・




「・・・君たちさ・・・勝手なこと言わないでくれる?」


「何よ!!山田」


「僕と西崎は先生に頼まれた仕事をやってただけだよ」


「だったら、12時まで普通は居残りするわけ?」


「君らには関係ないだろ?」




・・・・こんなの・・・僕らしくない


ただの他人を助けようとするなんて・・・・・




「はいはい、すみませんでした!!!」




女子たちは、諦めたのか西崎の机から離れた




「や・・・山田君・・ありがとう・・」


「別に・・・」


「山田君にしては頑張ったね^^」


「一言余計・・」




いつもの西崎の笑顔が戻った。。。。。


いつも笑わない僕ですら西崎につられて笑ってしまう


この気持ちって・・・・・・なんだろう?







P R
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