或る晴れた日の心の中で。

May 25 [Tue], 2010, 4:59
愛しているというには余りにも拙い感情で

けれど、確かに 愛していたんだ。




夢を見る。
ふわふわとした世界で、ゆらゆらとした僕達の輪郭は、右に歪んで少し切ない。
若い頃はもう少し、真っ直ぐしていた気がするんだ。
そう言ったら笑われた。

後姿が綺麗だった。
笑う仕草は少し変わっていて。
慣れた人間じゃないとちょっと判らない。
それが判る事に、優越感。
明日の話をしなくても、行きたい所にはいつも一緒に行った。
観たいものはいつも一緒だった。

高い所が苦手じゃなくて良かった。
いつも君はとんでもない所に行ってしまうから。
僕の背が高くて良かった。
目印になると笑われたけど、嬉しかったよ。

不機嫌になると無言になる癖、いつも見抜くのは決まっていたね。
一人じゃ出来ないことも、一緒だから出来た。
泣いた顔は見た事がないけれど、君がいつも頑張っていた事は知っていたよ。
無理をしすぎて時々息をするのを忘れるかと思うくらいに、真っ直ぐだったね。
諦める事をいつか知るのが、怖くて、切なくて、嬉しかった。


きっと大丈夫だ。
信じてる。
そう願っているから。


愛していると言った事はないし、これからも言うつもりも無いけれど。

僕は、確かに君を愛していた。

ねこ に

March 23 [Fri], 2007, 10:58
灰色猫が駆け下りた
急な坂道物ともせずに
消えた影を探しながら
小さな声で鳴きながら

黒猫一匹崖下で
そいつが来るのを待っている
来たから別にどうもしないが
そいつが来るのを待っている

白猫一匹坂上で
そいつが去るのを待っている
去っても特になんにもないが
そいつが去るのを待っている

灰色猫が一言言った

   「観ていてくれて、有難う」

world/land

March 06 [Tue], 2007, 23:59
打ち返した言葉
帰らないまま
無限に広がると信じていた
だからもし今日
別れてもいつかまた
ぐるぐると地球の裏を一回転して
逢えるんだと
ぼくの右手はもう誰の手のひらも握ってないけれど
きっと遠くない未来
左手に触れるその手を待つよ
握ってくれると
信じているから
ただ幼子のようにそれだけ

拷問に近い楽園の狭間に揺れる僕の瞳の色はまるで黒檀のように

March 02 [Fri], 2007, 23:10
さかさまに。

堕ちて逝きたいと願う けれど

もう堕ちる余裕も無い程の隙間に埋まる僕、は。

そうとても不恰好な姿を晒したままでいなければいけないのだ。ずっと。


いっそ死んでしまっていれば その姿もいつかは消えてなくなるのに。

いつか消えゆく君へ

February 17 [Sat], 2007, 2:20
まだ見ぬ君へ

僕はまだ
枕に埋もれてすやすやと眠る子どもだけど
時々君の夢を見る

時には
花びらの舞う草原で
時には
小鳥の集う湖で
時には
あの大樹の枝の上で

楽しそうに 楽しそうに 楽しそうに
笑っている姿


まだ見ぬ君へ

僕はまだ
おもちゃの剣も持てないちいさな子どもだけど
時々君の夢を見る

時には
人気の絶えた夕暮れの校舎で
時には
空の映えるプラットホームで
時には
白い大きなあの家で

嬉しそうに 嬉しそうに  嬉しそうに
僕を待つ君


まだ見ぬ君へ

僕はまだ
ドラゴンも倒せないちっぽけな大人だけど
今でも君の夢を見る

価値という差。

December 19 [Tue], 2006, 2:12
世界の主よ

今此処に僕が在ると云う事は
明日パンも食べられずに飢えて途絶える命が在ると云う事なのか
踏みにじられ消える命が在ると云う事なのか

ならば主よ

今其処で途絶えようとしている命を
今其処で消えようとしている命を

救う のではなく
拾う のでもなく

抗い生きる其れらを

どうか どうか

世界の主よ

夢見る兎と隣の僕と。

November 09 [Thu], 2006, 1:08
僕はあの空がいい。

君が居るあの空がいい。

羽を折るその寸前まで、
血を吐いても飛び続けるから。

僕はあの空がいい。

君が居るあの空がいい。

ショッキング。。。

October 08 [Sun], 2006, 23:33
めちゃめちゃ時間をかけて書いたブログ(曲題20の4)が時間切れではじき出されたorz



もう書く余力は無い…。

03. Endless sorrow

September 26 [Tue], 2006, 3:02
あの空まで競争しよう。

あの雲まで競争しよう。




「だるい」

「あつい」

「ねむい〜」




「ひまだ…」

「暇って言うか退屈」

「・・・・・・・」




「っておいこら、寝るな!」

「こんなとこで寝たら、お前、多分一生おきねえぞ…」

「・・・・・・」



「あーもう。ほら、せめて自分の部屋行け」

「明日は休みだな」

「んー・・・むり」



「・・・寝た」

「寝たな」



「ったく・・・じゃあ俺あっち行くから」

「おー。俺も戻るわ」



「明日起きるか、これ?」

「無理なんじゃねえの?」



「・・・だよなあ」

「いっそのことどっか病気だっつーことにしとけよ、もう」



「あながち間違ってないかもしれないしな」

「はは、言えてら」



「じゃあな」

「ああ、明日な」



「「おやすみ」」







おやすみなさい、と夢の中のあたしは言ったけれど、多分あいつらには聞こえてないんだろうなあなんて考えながらあたしはまた眠った。
ほんとうにびょうきだったらいいのに、とあたしはおもった。

おもったんだよ。






song by 浜崎あゆみ

02. もう一度キスしたかった

September 10 [Sun], 2006, 23:44
彼女の部屋のカーテンの色だけがやけに記憶に残るくらい、もう話をしていない。


図書館でいつも座る席や、帰りにカフェで頼むいつものダージリン、偶に被る帽子はいつも黒いのが印象的で、明るい色の髪にとても良く似合っていたということ。
土曜日はいつも友達と街へ行くから一緒には帰れないと言う約束と、日曜日はいつも同じ部屋で過ごすということ。
メモを取るとき、いつも右側が余る癖。
考え事をし出すと止まらなくって、信号も無視して進もうとするのがとても怖かった。

また明日ね、と言う言葉は、どうして期限が付くのだろう。
明日が今日になるというのに、明日は明後日で、明後日にはもう、またね、と声を掛けられないのに。

忘れてはいけないものと、忘れなければいけないものが一緒になったとき。

けれどそれは、どうしても忘れられないものなのだ。


                                                 song by B'z
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