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んだがらしゃ。のあんつぁたちが繰り広げる勇気と友情のなまはげストーリー!毎週月曜日更新します。

んだストU第8話 禁断の力だがらしゃ。
2009.05.18 [Mon] 22:00

「う・・・こ、ここは・・・?」

吹雪に飛ばされ気を失ったタグランケが目覚めると、
目の前に大きな城がそびえ建っていました。
城の門が開くと、中から青白い片目の武者が出てきました。



「きたな、ナマハゲ野郎。
 北祭神のダテマ様と勝負だっちゃ。


 俺様が日本一強いことを証明してやるだっちゃ!
 さあ、剣を取るっちゃ!!」


タグランケはふらつく体をこらえて
刀に姿を変えた玉小神「安」を構え、ダテマに切りかかりました。

カキーーン!

「ははは!
 七影一の剣の達人と聞いていたが、
 今の一振りで見切ったっちゃ!
 やはりこの程度か?!
 それ!それ!それ!」


ダテマはタグランケに次々と剣を繰り出します。
タグランケはやっと防ぐのが精一杯です。

防戦一方のタグランケは次第に疲労が出てきたのか
腕や服に少しづつ攻撃を受け始めていました。
こらえきれなくなったタグランケはついに倒れこんでしまいました。

「ははは!
 もうおしまいか!
 これでダテマ様が七北界一だということが証明されたっちゃ!
 悪く思うな、生剥戦士よ!!」

ダテマがタグランケにトドメを刺そうとしたとき、
城の中から1人の少女が現れました。



「やめて!
 アナタは立派なお城のお殿様だったのに、
 何故そんな風になってしまったの?!
 元の優しいお殿様に戻って!!」

「ふん!ナナ姫か。
 いつもそうやって邪魔をするが、
 オレ様は最初から剣の強さを求めて戦っていただけで
 昔も今もなんら変わりはしないっちゃ!
 さあ!今度こそトドメをさしてやるっちゃ!」

「待って!
 お願い!ナマハゲさん、お殿様を元の姿に戻して!
 私の短冊力でアナタの必要とするものを与えるわ!!
 さあ、目を閉じてお星様に願って!!」


タグランケは倒れたまま目を閉じて願いました。
「剣の道で自分に足りない弱さを補う力をくれ!!」


すると、ナナ姫の持つ短冊とタグランケの体が眩い光に包まれました。
ダテマも目を眩ませて後ずさりしました。

そして、光の中から現れたのは
なんと生剥戦士トッキミの力を得て武装した鬼火タグランケでした。



「んが〜っ!!
 力だ!燃えるような力だ!
 ダテマ!オマエを倒す!!」

そこにいたのは今までの落ち着いたタグランケではなく
力のみを信じる何の迷いも無い冷酷なタグランケでした。
玉小神「安」はプロテクターに姿を変え、タグランケを守っています。

「ははは!威勢が良くなったっちゃ!
 さあ!かかってこいっちゃ!!!」


タグランケが一振りした愚双槍はうねり声を上げてダテマを切り裂きました。

「ば、ばかな、、、!
 天下を統一する力を持つこのオレ様が・・・
 ぐはーーーーっ!!!」

ダテマは煙となって城の中へと消えてしまいました。

「あ、ありがとう、ナマハゲさん!」
ナナ姫はタグランケに声を掛けましたが
タグランケはそれを無視し、大声で笑いながらどこかへと飛び去ってしまいました。

「大丈夫かしら、ナマハゲさん。。。
 私、してはいけないことをしてしまったのかも・・・
 でも、これでお殿様も明日にはもとの姿になって
 やっとこのお城も安泰だわ。
 ありがとう、ナマハゲさん。。。」


嬉しいはずのナナ姫はどこか不安な顔でお城の上から星空を眺めていました。



第9話さ続ぐ・・・

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んだストU第7話 兄弟愛なんだがらしゃ。
2009.05.11 [Mon] 00:00

「どでんを返せっ!!!」
どでんちゃんを氷漬けにしたユキマが
気を失っているはらちぇと鳥海さんを氷漬けにしようというその時
片腕の戦士の声がユキマを静止させました。

「誰だどーん?!
 次から次へと懲りないナマハゲどんか??」


ユキマの前に現れたのは、かつて田沢湖でどでんちゃんと死闘を繰り広げた
真っ黒な覆面のナマハゲ「Mojyo(モジョー)」でした。
しかしモジョーはその時の戦いで片腕を無くしていました。

「キサマ!オラの大事な妹を氷漬けにしやがって!
 オラの水を操る魔法の『喝采棒(ブラボウ)』でぼっこしてやるど!!」

モジョーは片手で喝采棒を振りかざすと、近くの水を吸い上げて一気にユキマに浴びせかけます。

「ナマラ余裕だどーーん!!こんなの凍らしてしまうどーーん!」
ユキマが一息吐き出すと、モジョーの水は瞬く間に凍り付いてしまいました。

「な?!!?」
さすがのモジョーもなすすべがありません。
その時、どでんちゃんを守っていた七影玉小神・業(ゴー)がモジョーに飛びついて言いました。
「モジョー!オラがオメの片腕になるからどでんちゃんを助けてやってけれ!!」

ポンタ力を混めた二人の体はまばゆい光に包まれると、
そこから新たなナマハゲ戦士「動天モンジョ」が誕生しました。

トッキミの力で真っ黒だったモジョーの姿はみるみる変化して、
どでんちゃんの兄としてのもとの姿へと戻っていきました。
「ぐっぱーーー!モンジョたんじょーーー!!
 ユキマ、オメなんかこの兄弟愛が合体した
『喝采辰子双杖(ブラボータツコスティック)』でやっつけてやる!!」


「どーーん!
 ナマハゲはしょせんナマハゲ、オメもとっとと氷漬けにしてやるどーーん!」

ユキマはものすごい勢いでモンジョに吹雪を吐き出しました。
しかしモンジョはそれをさらに上回る業火をユキマに浴びせました。

「ぐゎぁぁぁああ!!体が・・・溶けていく・・・どーーん・・・!!!」
業火を浴びたユキマは見る見るうちに小さくなって、
最後には蒸気となって消えてしまいました。




しばらくすると、遠くから声が聞こえてきました。
「あっちーなぁ!!
 おーーーい、はらちぇーーーっ!
 あんつぁだどーー!」

青い森での戦いを終え駆けつけたあんつぁが
はらちぇの身を案じて懸命に探して辿り着いたのでした。

一面吹雪だった周囲はもとの岩山へと戻り、モンジョの業火で熱くほてっていました。
あまりの暑さで、倒れていたはらちぇ・鳥海さんの他にも
ユキマに氷漬けにされていたどでんちゃんまで目を覚ましました。
「・・・あれ・・・?!
 オラ確か・・・ユキマに踏み潰されて・・・ん?!
 誰だ?!オメは?!?!」

不思議そうなはらちぇとは対照的にどでんちゃんはとても冷静に言います。
「お、お兄ちゃん!
 お兄ちゃんが助けてくれたのね!!」


モンジョは何も言わずどでんちゃんを抱きしめました。
「・・・さあ、行こう!ナマハゲの未来のために!!」

ここに吸い寄せられるように集まったナマハゲ戦士
あんつぁ、はらちぇ、モンジョとどでんちゃんはまたポンタ力のある方へと出発するのでした。



第8話さ続ぐ・・・



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んだストU第6話 囚われたんだがらしゃ。
2009.05.04 [Mon] 00:00

「ナマラ見つけだどーーーん!!」
大きな声にはらちぇが振り返ると、
吹雪の中から巨大な雪像がそびえたっていました。

「オレ様は七北界最北の地からナマラやってきた
 北祭神ユキマ様だどーーーん!!
 七北界の北祭神をナマラおびやかしているという
 秋田のナマハゲどもはコイツのように
ナマラ退治してやるどーーーん!!」

ユキマが指をさしたユキマの腹部には
すでにユキマによって囚われ、氷漬けにされてしまったどでんちゃんが
ユキマの体内に閉じ込められていました。

「オメぇ〜っ!
オラ達がいったい何したってんだ?!
そごさいるどでんちゃんどご返せっ!!」

「ナマラ嫌だどーーーん!
 キサマもコイツみたいにナマラ凍らせてやるどん!
 必殺!『氷点下息(ダイアモンドブレス)』!!
ぶーーーーーーーぅ!!」


ユキマははらちぇに向かって
口から風速100メートルの吹雪を吐き出しました。
はらちぇは必死にこらえますが、とてもこのままでは絶えられそうにありません。

「オラさ任せれっ!!」
その時、はらちぇの前に盾になるように現れた若者は
ユキマに向かって大声をあげました。

「ウララーーーーっ!!!!!」

「なんだどーーん??!
 オレ様の氷点下息に対抗する気か?
 何者だ?オメは??」

「オラは生剥戦士、鳥海さんだ!!
 シャンシャイン、オメなんかオラの木霊声で壊してやる!!」


鳥海さんの言うことにユキマもはらちぇもイマイチピンときていません。
「・・・シャンシャイン??オレ様はユキマ様だどーん?
 オレ様はそんな声で壊れるほどヤワでねぇどん!!」

ユキマは鳥海さんの声をかき消すくらいの猛吹雪を吐き出しました。

「うゎぁぁぁあああ・・・」


ユキマの攻撃が止んであたりに静けさが戻り
雪に埋もれたはらちぇが起き上がると、
はらちぇの盾になるようにして鳥海さんが倒れていました。
はらちぇは鳥海さんを揺さぶって起こしました。
「オメ、一体なんてこんな無茶なごどして!!
 しかも、オメみでった生剥戦士なんて知らねぇど?!!?」


鳥海さんは力を振り絞ってはらちぇに話します。
「・・・へへ・・・オラ、オメみでぐ強ぇぐなりてがったんだ・・・
 ・・・だども・・・やっぱし負げでしまった・・・へへ・・・
 生剥戦士にはなれねがった・・・
 んだってオラ、人間だもの・・・」

そう言い残すと鳥海さんは倒れこんでしまいました。
頭に付いていた角もハチマキと一緒に取れてしまいました。

「鳥海さーーーーん!!!!!」
はらちぇは、よく分かりませんがなんとなく叫びました。

そんなことをしている間にユキマは
はらちぇと鳥海さんを踏み潰しました。
「バカかオマエら・・・

 コイツらもナマラ弱っちぃかったどん。
 さっさと凍らしてしまうどーん!」


ユキマが足を上げると、踏み潰され倒れこんだ二人が気を失っていました。
しかし、そこにまた新たな人影が現れました。

「どでんを返せっ!!!」



第7話さ続ぐ・・・




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んだストU第5話 満腹?なんだがらしゃ。
2009.04.27 [Mon] 00:00

「全員、皆殺しだガーーーン!!!!」
怒ったチャグは、拳を破壊した男鹿ブラザーズに襲い掛かります。
どっかーーん!!
どっかーーん!!


姉「やべぇ!この馬、スピードが早いど!!」
弟「この鹿ハンマーでアイツをバカっと叩こうよ!
  馬鹿になるかも・・・相手が馬なだけに」
姉「お後が宜しいようで。」

二人がお辞儀した瞬間、チャグのパンチが二人を吹き飛ばしました。

弟「うゎぁぁあ!!」
姉「この馬鹿ーーーっ!!」


二人ははらちぇの横にあった木に叩きつけられてしまいました。

姉「うぅ・・・ゴメンな、はらちぇ。
  コレを食べてアイツをやっつけて。
  お母さん特製の味噌タンポよ。」
弟「すったげんめど・・・」


そう言うと二人は崩れるように倒れこみました。
その姿をみたはらちぇは怒りに震え上がりました。
「うゎあーーーっ!!
 よくもやったな!!」

はらちぇは涙を流しながら味噌タンポを口いっぱいにほおばりました。
すると、体中からパワーが湧き出てきました。
「オラのパワーも使ってけれ!!」
はらちぇがポンタ力を込め、それに七影玉小神のホーが加勢します。
二人の体は黄色い光に包み込まれ、
そこから現れたはらちぇの姿は力みなぎっていました。

「ガハガハー!
 キサマもあの二人のように叩き潰してやるっ!!」

「あの二人のように?
 男鹿ブラザーズのことか?
 ・・・男鹿ブラザーズのことかーーーーっ!!」

姿を変えたはらちぇの右腕には、
武器の斬単棒と七影玉小神ホーが合体した「斬単拳」が装着されていました。
怒りをあらわにし、見境を失ったはらちぇは
勢いよくチャグに飛び掛り、斬単拳を浴びせました。
どっかーーーん!

「ぐわぁぁああああああっ!!!」
チャグの体ははらちぇの一撃でバラバラの岩となって砕け散りました。

「・・・はっ?!」
我に返ったはらちぇは元の姿に戻っていました。
しかし、右手にはホーがくっついたままです。
「はらちぇ!やったな!
 すんげがったどーーー!!」

「・・・え?何が??
 チャグはどさ行った??」

はらちぇは自分でチャグをやっつけたことを全く覚えていないようです。

はらちぇがチャグをやっつけたのもつかの間、
岩だらけだった周囲に突然吹雪が舞い散り、
あたり一面があっというまに真っ白になりました。

「何だ急に?!
 すったげ寒んびど?!」

凍えるはらちぇは自分が震えているとばかり思っていましたが、
それより大きな揺れを感じると、とても大きな地響きが鳴り、
はらちぇは立っていられず思わずしゃがみこみました。
その後ろから、なにやら大きな声が響いてきました。
「ぐっはーーー!!
 なまら見つけだどーーーん!!」

「?!」

はらちぇが振り返ると、吹雪の中から巨大な影が忍び寄ってきました。



第6話さ続ぐ・・・



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んだストU第4話 岩の拳なんだがらしゃ。
2009.04.20 [Mon] 00:00

あんつぁ達がネブの攻撃を受けているころ、
そこから南東にある岩地でもはらちぇと七影玉小神ホーが窮地に追いやられていました。

「七北界最強の岩拳を持つチャグ様にかなうものガーン!!
 しかもオメは生剥戦士随一の怪力らしいガン・・・
 ナマハゲの力もたいしたことないガン!」


ボロボロになり倒れこんでいるはらちぇの前で巨大な馬の怪物『チャグ』が不敵な笑みを浮かべています。

「くそ・・・ハラが減ってポンタ力が出ないし、
 かなりダメージも食らってもう駄目かも・・・」

「諦めるなはらちぇ!
 オメさはまだまだ潜在的ポンタ力が残ってるはずだ!!」


しかしチャグは無常にもはらちぇに襲い掛かります。
「さ、トドメのW岩拳を食らわしてやるガン!!
 おりゃーーーっ!」


どっかーーーん!!!

「うゎぁぁあああっ!!」
悲鳴をあげたのはチャグのほうでした。

「なんとしたなだ?!」
はらちぇの前には立った2人が繰り出した武器で
チャグの両手はこっぱ微塵に砕かれてしまいました。

「ンガーー!」
「ンガーー!」

「ンガ!ンガンガ!ンガガンガー!」

二人ははらちぇに何か伝えようとしていますが何を言っているのか分かりません。

しかし、その時ホーが言いました。
「これ、コンガ語だ!
オラ、コンガ語、分がるど!!
 なになに・・・
 寒風山ではお母さんを助けてくれてありがとう、
 お母さんからはらちぇを助けろと言われてやってきた・・・
 って!

 あの時のオンガ・コンガは女だったんだ?!
 彼らは双子の兄弟で、大きな武器でアイツをやっつけてあげるって!」

「き、きさまら〜・・・
 全員、皆殺しだガーーーン!!!!」

怒ったチャグの体は真っ赤に染まり、
砕かれた両手も地面の岩を吸い寄せて復元させてしまいました。


第5話さ続ぐ・・・


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んだストU第3話 対決!なんだがらしゃ。
2009.04.13 [Mon] 00:00

あんつぁを倒したと思ったネブが上を見上げると
木の上にあんつぁを抱えた1人の生剥戦士(ナマハゲファイター)が立っていました。

「キっ!
オラの兄貴を倒した凄いヤツがいるって聞いて見にきたらこんなザマかキ。
 こんな眠プカキ野郎に一発でやられたら
 生剥戦士の格がガタ落ちで恥ずかしいキ。
 キミ様必殺のバズコーンでやっつけてやるキ!」

あんつぁを木の枝に引っ掛けると、キミという小さな戦士は
自分の体よりも大きなトウモロコシの形をしたバズーカーを肩に抱え、
スコープで狙いをネブに合わせました。

キミの顔をみてあんつぁはビックリしました。
「オ、オメは・・・?!
 兄貴って・・・トッキミか?!」


キミはスコープを覗きながら答えます。
「んだキ!オメにやられたトッキミの弟だキ!
 伝統生剥を広めるって言って北祭神にやられてちゃナマハゲの恥だ。
 オラが代わりにやっつけてやるキ!」


「何だオチビさん、エラいすばしっこいヤツだブ。
オラの獲物を横取りしやがってブ。
 降りてこいブ!!!」

しかしネブが怒鳴る声を掻き消すような爆音が辺りに轟きます。

「食らえーバズコーーーーン!!!」

どっかーーーん!!!!

キミの砲弾が放たれると
爆発で周囲は真っ白な煙に包まれました。

「キっ!命中だキっ!
 このバズコーンに壊せないものはないキっ!!」


しかし煙がおさまると、ネブの巨体が姿を現しました。
ススにまみれ真っ黒になったネブは怒りをあらわに大声を上げます。
「キサマーーーっ!
 ナマハゲ野郎は全員オラの手で握りつぶしてやるブっ!!!」

そういうとネブはキミとあんつぁの居る巨木を抱えると根っこから引き抜いてしまいました。

「キーーっ!
 もう一発喰らわしてやる・・・
 た、弾切れだキーーーっ!!」


上から落ちてきたキミにネブはパンチを浴びせました。
「せばなーー・・・」キラリン★
キミは遠くに飛ばされ、山の彼方へ消えていきました。

「キサマら・・・ゆるさんブ!!
 ぶっ飛ばしてやるブ!!!」


ネブがあんつぁに襲い掛かってきますが、
あんつぁの腕に装着されたブーがあんつぁに話しかけます。
「あんつぁ!
 生剥チェンジだ!
 ポンタ力を振り絞れ!!」

「はぁぁぁあああっ!!!」

あんつぁがポンタ力を入れますが、
すぐさまあんつぁにネブの強烈なパンチが当たってしまいました。
しかし、ネブの大きなコブシはあんつぁに当たってピタリと止まり、
あんつぁは微動だにしません。

「な、なにぃっ!?」
ネブがコブシをどかしてみると、あんつぁは
ナマハゲマスクを装着し、体中にポンタ力がみなぎっています。

「ネブ。オラはオメに恨みはねぇども、
 オラの生剥伝導の邪魔をするヤツはゆるせねぇど!!
 ブー!いぐどーーーっ!!」

あんつぁとブーがポンタ力を溜めると、体中から赤いオーラが出ました。
そのオーラをブーのいる左手に集めると、あんつぁの左手は目がくらむほど真っ赤に輝き始めました。

「ま、まてブ!!!!?」
ネブが必死で止めようとしますが、
あんつぁは光のパンチを繰り出しました。
「デバパーーーーンチっ!!!」

「ぬぅゎぁぁぁあああああっ!!」

あんつぁの出刃拳を喰らったネブは遠く彼方へ飛ばされてしまいました。

「ふぅっ〜、やっつけたど〜!
 スゲぇパワーだったな、出刃拳。
 オラとブーのポンタ力が合わされば怖いもん無しだ!!
 しかし、何であんな見知らぬヤツに襲われなきゃならないんだ?!
 オラはただ生剥伝導の旅をしてるだけななさ。。。」

「あんつぁ、、、ネブが言ってた話からするとどうやら、
 ナマハゲが広まると喜ばない連中がいるみたいだな、ネブも含めて。
 それが『七北界(しちほくかい)』の『北祭神(ほくさいしん)』ってヤツらだ。
 オラたちはこの青い森に飛ばされたけど、
 他のみんなも多分どこかに飛ばされて、北祭神に狙われてるんだと思う・・・」

ブーは今までのことを思い出しながら話しました。

「なんだって?!
 早くみんなを助けねば!!!
 ・・・だども、どうやって探すべ?!」

あんつぁは真剣な顔でブーに聞きます。

「目を閉じて感覚を研ぎ澄ましてみてけれ。
 そうすれば、みんなのポンタ力を感じると思うど!」


あんつぁはブーに言われたとおり、目を閉じて集中してみます。
「・・・あ、本当だ!
 遠くのあちこちでポンタ力どご感じるど!!
 ・・・こっちは・・・なんか優しい感じの力だ・・・」

「うん、それはポンタ力『愛』だがら、めんけちゃんとアイの力だな。」

「・・・んでこっちは・・・
 何かおっきくてパワフルな感じだ!」

「そっちのは『豊』の力だがら、はらちぇとホーが居るんだ。」

「おーー!分かるど!!みんなの居るところ!!
 だども本当にみんなちりぢりになってしまったんだなー。
 5人はあっちの方だども、どでんちゃんだけが反対の方角だ・・・
 しかも結構離れてるな。。。
 どうしよう、ブー。。。どっちさ行くべ!?」

「・・・う〜ん・・・
 今は一刻を争うから、5人のいる方角へ向かうべ!!
 どでんちゃんとゴーは一番ポンタ力もあるし、魔法も使えるから安心だ。
 それよりも、近くのはらちぇのポンタ力が乱れてるのが心配だ!
 こっちゃ行こう!!!」

「よし!せば行ぐべ!!!」

意を決すると、あんつぁとブーは急いで青い森から次の場所へと向かいました。



第四話さ続ぐ・・・


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◆今週のドデンマンシール◆
第二弾「No.11」3すくみはコチラ

んだストU第2話 青い森なんだがらしゃ。
2009.04.06 [Mon] 00:00

新たな度に出たあんつぁ達は、謎の影『北祭神(ほくさいしん)』によりみんな散り散りとなりました。
真っ青な森に投げ出されたあんつぁは1人、仲間達の身を案じ叫び続けました。
「おーい!!」


しばらく経つと、どこからかふと小さな声が聞こえました。
「・・・ん・・・あんつぁ・・・大丈夫だが?」
「ん?!ブー?!?!」
「んだよ、あんつぁ、大丈夫?」

どうやら七影玉小神ブーのようですが、今目覚めたばかりの様子です。
しかし、声はすれども姿は見えず。
「おーい、こっちだよ」
耳を澄ますと、あんつぁの腕から聞こえるので
あんつぁは自分の腕を掲げてみました。

「なんじゃこりゃーーー?!」
なんと、ブーがあんつぁの腕にくっついてしゃべっています。
「ひっぱっても取れねど?!
 良く見てみたらカッコも変わってしまったし・・・
 しかし、何だオラ、もう一生ブーと一緒が?!
 寝るときも、歯を磨くときも・・・トイレさ行ぐときも!!!?」


オロオロしているあんつぁとは対照的にブーは分析します。
「どうやら、無我夢中で振り絞った2人のポンタ力が
 オラ達を守るためにこんなカタチにさせたんだと思う・・・
 何か危機が迫ってるってことだよ、きっと・・・」


「その通りねブ!」
「誰だっ!??!」


あんつぁが真っ暗な影に覆われると、あんつぁの前に巨大な鬼が立ちはだかりました。

「オラは北祭神の1人、森のネブ様だブ!
 オメがナマハゲの赤鬼あんつぁが!
 何やらナマハゲ行事を広めようとしてるらしどもそうはさせねブ。
 『七北界(シチホクカイ)』のナンバーワンはこのネブ様だブ!
 ここでどっちの鬼が強いか勝負するんだブ!!」

そう言うとすぐさまネブはコブシを振り上げ、あんつぁ目掛けて振り下ろしてきます。

ドーーン!!

「うわーーっ!!」
ネブの突然の攻撃にあんつぁは不意を取られ、あっというまに倒れこんでしまいました。

「ぶっはっはっは!!
 秋田のナマハゲなんてこんなもんかブ?」
「うう・・・
 何てパワーだ・・・」
「せば!もうお仕舞いにするブー!!!」

ネブは倒れているあんつぁ目掛けてコブシを振り下ろしました。
あんつぁは最初のダメージで動けず、目を閉じました。

ドーーン!!

「ぶっはっは!
 あっけなかったな、ナマハゲ一匹やっつけたブ〜
 ・・・ん?居ないブ?」


ネブが辺りを見回すと、木の上にあんつぁを抱えた1人の黒い影を見つけました。


第三話さ続ぐ・・・


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ドデンマン第二弾No.11天はコチラ

んだストU第1話 始まりなんだがらしゃ。
2009.04.01 [Wed] 00:00

七影だまっこ神の力で切り開かれた山道に向かい
ナマハゲ伝導師の使命を背負って新たな旅に出発したあんつぁ一行。
「んだ、七影村の平和のために、ナマハゲの伝統を広めるどー!」
「おーーっ!!」



しばらくして・・・

「ひ〜・・・こやぃでぁ・・・びゃっこ休むべぁ?!」
(ひ〜・・・疲れた・・・少し休もうよ?!)

「あんつぁ!もう10回目よ!
 これで最後、これで最後って言ってたなさ、またか?!」

めんけちゃんも疲れた表情であんつぁに激を飛ばします。

「オラも腹へって歩げねぇ〜」
「グ〜・・・グ〜・・・」
「まぐまぐじぃ〜」

「もうみんな、だらしないブー!それでも男の子だブー?!」

どでんちゃんは余裕の表情でプカプカ浮いています。

そこに突然、暗い闇があんつぁ達を包みました。
「何だ?晴れでらったなさ・・・」
闇からなにやら8つの影が浮かびあがり、あんつぁ達に語り始めました。
「警告しておく。七北界の伝統を乱す者には、我ら七北神が制裁を与える・・・」
その言葉と共に周囲が白く光り、猛吹雪の轟音にかき消されると
瞬く間にあんつぁ達は白い闇に飲み込まれていきました。
「うゎぁぁあああ・・・!!!!」
「みんな!くじけるな!ポンタ力を振り絞るんだ!!」

あんつぁが励ますと、だまっこ達も応援します。
「オラ達もポンタ力で皆どご守るんだ!」
・・・
轟音の中を必死で絶えるあんつぁ達でしたが、
次第に意識が遠のいていきます。
「み・・・みんな・・・」




「う・・・うぅ・・・」
あんつぁが目覚めると、そこには見慣れない真っ青な森が広がっていました。
周りには誰もおらず、知らない所に一人いる自分のことよりも、仲間達の身を案じました。
「おーい!めんけー!はらちぇー!!みんなーー!」
・・・しかし、あんつぁの声はむなしくこだまするだけで、返事はありません。
「・・・いったい何としたんだべ・・・オラ、吹雪さ倒れで・・・
 てか、ここは一体どごなんだ?!」



んだストU第2話さ続ぐ・・・

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ドデンマン第二弾No.8はコチラ


第36話 そして伝説へなんだがらしゃ。
2007.12.31 [Mon] 00:00

入道崎へ到着したあんつぁ達は
巨大な石碑と海から一直線に並んだ7つの割れた岩を眺めました。

するとまたどこからともなく真山神社の薬師如来が現れました。
「さぁ、七影だまっこ神たちよ。
 『武』『愛』『安』『豊』『夢』『業』『知』
 七つの割れた岩の上にそれぞれ並んで祈りなさい。
 さすれば、扉は開かれるでしょう。」

「なぁ、薬師如来様ぁ、
 その『扉』ってのはまさか酒の扉でねぇよなぁ?」

「だまってみていればわかりますよ。」


だまっこ神たちは、それぞれ、あんつぁ達と目を見合わせると、
意を決して岩の上に浮かび上がりました。
そして目を閉じて祈ると・・・

ゴゴゴゴゴゴゴ・・・!!!!

なんと、7つの岩の延長線上にある海と山が
刃物で切り裂いたかのように切り開かれ、
巨大な石碑も真っ二つになりました!

「ぅゎぁぁああああ!!!」
あんつぁ達はびっくりして腰を抜かしてしまいましたが、
ただ一人、春爛漫は真っ二つになった巨大な石碑に走って行きました。

「酒!酒!!伝説の酒だぐれ〜!!」
春爛漫が石碑の下を調べると、
なんと、本当に沢山の酒樽が埋められているのを見つけました。
「やっただぐれーーー!!」

すると薬師如来が春爛漫に近づいてきました。
「どきなさい!
 これだ!
 ずーっと前に隠した100年もののあきたこまち本醸造酒!
 我慢したかいがあったゎぁ〜!」

薬師如来は春爛漫を突き飛ばすと、酒樽を大事そうに抱えました。

その姿に一同唖然としています。
「えええー?!
 やっぱし扉ってなは伝説の酒の扉がぁ〜
 オラだぢは薬師如来様の酒のために
 こんた苦労したながーーー・・・」

あんつぁ達はがっかりして、同時に怒りすらこみ上げてきました。

「ん?あぁ・・・違いますよ!
 これは”ついで”ですよ、”つ・い・で”っ!!
 扉とは、七影伝説を切り開く新しい世界への扉なのです。
 さぁ、この切り開かれた海を見なさい!」

「・・・まさか・・・
 『十戒』みでんたぐ、この海の先さ行げってが?!
 あっちゃ行げば韓国でねが??」

あんつぁは恐る恐る薬師如来に確認してみました。

「違います。
 その逆の、山のほうですよ。
 この切り開かれた山のほうへ進んでいくと、
 この七影村を救うための新しい世界へと辿り着くでしょう。
 あなたがたは『ナマハゲ伝導師』となるのです。
 この七影村を出て、沢山の人々になまはげを伝えていかなければなりません。
 そこには、幾多の困難や試練が立ちはだかります。
 しかし、今のあなたがたなら、きっとそれを乗り越えられるはずです。
 そしてその時、七影村の救世主となるのです。」

「んでも・・・
 あっちゃ行げば、ただ『ぃゎ・・・』」


あんつぁが途中まで言いかけましたが、
とっさにめんけちゃんが口をふさいで言いました。

「さぁ!行きましょう!
 オラも『ナマハゲ伝導師』さなって
 みんなの役に立ぢでおの!」


他の皆も異論は無いようです。
んだがくんも口を開きました。
「・・・ボクも一緒に行かせて!」
そしてだまっこ神たちも一緒に行く気満々です。

新しい旅への出発です。
後ろにいるお酒を飲み始めた薬師如来や
お酒が呑めず落胆している春爛漫の姿は気になりますが、
ここから本当の七影伝説『んだスト』の始まりなのです。

 
んだスト第一章 完。

第35話 最終決戦なんだがらしゃ。
2007.12.28 [Fri] 00:00

「トッキミ!オメどご絶対許さね!」

「ふははは!やれるものならやってみろ!」


あんつぁは怒りの気持ちと
武のポンタリキに任せてものすごい勢いで超トッキミに向かっていきました!

ドーーーン!!

あんつぁの放ったパンチに大気は揺れ、
受け止めた超トッキミの左腕もはじき飛ばされました。

「な・・・!なんだとっ?!
  まさか・・・お前は伝説の・・・」


困惑している超トッキミに
今度はあんつぁのキックが襲い掛かります!

ドーーーン!!

両腕で受け止めた超トッキミでしたが、
その威力に体ごと吹き飛ばされてしまいました。

「!!そんなバカな・・・!!
  七影伝説の救世主はこのオレ様のはずなのに・・・!!」


超トッキミもこん身のパンチを放ちました!

ドーーーン!!

しかしあんつぁは難なく手のひらで受け止めました。



「・・・オメは分がってね。
 なまはげの伝統を救うのには、
 伝統を守る気持ぢっこど『武力』でねんだ。
 その気持ぢっこど『絆(きずな)』なんだ!」

「・・・そ・・・そんな・・・」

「オラのポンタリキ100倍の『んだがらパンチ』を食らえっ!」


ドーーーーーーーン!!!!

超トッキミはあんつぁの放ったパンチを両腕で受けましたが、
その威力は絶大、超トッキミは空の彼方へと飛ばされてしまいました。
「ぉ、覚えてろーーーっ!」

空の彼方へ消えた超トッキミの姿を見届けると、
力を使い果たしたあんつぁは
金色の光を失い、その場に倒れこみました。

「あんつぁ!やったどー!」
戦いを見守っていた仲間たちと7つのだまっこ神たちが
一斉に声を上げてあんつぁのもとへ集まりました。

すると、周囲がぼんやりと暗くなり、
ひとつの光の中から薬師如来が現れました。

「薬師如来様!」
あんつぁ達は一斉に声を上げました。

「あんつぁたち、よくぞ七影だまっこ神を集め、
 ポンタリキを自らのものにしましたね。

  『七つの希望の星のもとへ、
   七つの虹が集いしとき、
   さすれば扉開かれん』

 あなたがたはこの使命をみごと成し遂げました。
 さぁ・・・最後の伝説の地、入道崎へと向かうのです。」


あんつぁ達はキズだらけの体のまま、
薬師如来の言いつけ通り、男鹿の五社堂から入道崎へと移動しました。


んだがくんは試練を乗り越えて何だか一回り大きくなったようです。
「ねぇ、あんつあ。
 薬師如来様のあの言葉ってどういうことなの?」

「『七つの希望の星』ってのが七影だまっこ神のごどだべ?
 して『七つの虹』ってのがだまっこ神の力を授かったオラだぢのごどだ。
 でも、何の扉が開ぐんだべがや??」


んだがくんとあんつぁの会話に春爛漫が割り込んできます。
「伝説の酒の扉に決まってるだぐれ!
 うひょーーーっ!
 いよいよ伝説の酒がしこたま呑めるだぐれっ!」

春爛漫はもうお酒のことで頭がいっぱいです。


あんつぁ達が男鹿の外れの入道崎に到着すると
そこには、巨大な石碑と
海から一直線に並んだ7つの割れた岩がありました。

第36話さつづく。 
P R
☆書いてる人☆
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  • アイコン画像 ニックネーム:ポルカ舎
  • アイコン画像 現住所:秋田県
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秋田県伝説の七影村出身。
口ぐせは、「んだすな~。」
秋田を世に広めるため日夜奮闘中!
皆様のご協力をお待ちしております!

まずはストーリーをお楽しみください!!
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