社会不安障害 

2009年04月27日(月) 10時39分

社会不安障害は社会恐怖ともいい、不安障害の一種です。
社会や人前で批判されたり、他人に辱められる不安感からくる恐怖症で、社会不安障害の頭文字をとってSADとも呼ばれます。
人前で話したり、注目を集める場面で緊張するのは、自然なことです。
それが強い人をあがり症と呼びますが、それが原因で日常生活に支障をきたすことはありません。
社会不安障害は、こういった場面で吐き気や震え、頭痛などの身体症状がでることをいいます。
また、注目を集める場面も、回数を重ねるうちに慣れてくる人が大半です。
ところが社会不安障害をもつ人は、これに慣れることができません。
社会不安障害ゆえに慣れることができず、結果としてそれを避けるようになります。
したがって、仕事上での多大な影響がでたり、日常生活に支障をきたしたりします。
ニートや引きこもりの背景に、社会不安障害があるといわれていて、注目されています。
社会不安障害の患者がもっとも苦痛に感じるのが、見知らぬ人や少し顔見知りの人との会話です。
不思議なことに直接対話はできなくても、メールなどでの会話は普通に行えます。
機械を通すというワンクッションをおくことで、社会不安が少しはやわらぐのかもしれません。

学習障害 

2009年04月27日(月) 10時39分
学習障害は、一般的にLDと呼ばれています。
学習障害には、全般的な知能の遅れはありません。
しかし、読む、書く、計算する、推論する能力のうち、特定のものを身につけることと、それを使いこなすことに困難を示す状態をいいます。
発達障害のひとつとして取り上げられ、脳の中枢神経に何らかの機能障害があると推定されています。
推定されているというのは、学習障害の解明がまだ途中であり、原因や発症のきっかけなども明らかになっていないからです。
ただ明確にわかっていることは、環境的な要因や育て方で学習障害がでるものではないということです。
学習障害の子は、知能指数の点でいえば障害の範疇には入りません。
ある特定の一分野だけに困難を示すので、高校や大学への進学も可能です。
欧米では学習障害の学生の単位取得に支援を施していることが多いですが、日本にはそういった支援制度はありません。
学習障害の人権を擁護する団体もあり、学校での支援も徐々にではありますがはじまっています。
現在は、支援策の網から漏れている状態で、保護者がさまざまな手段を講じるしかありません。
ただし、支援製作はすすんでおり、2007年4月からは特別支援教育の対象となっています。

障害者 

2009年04月27日(月) 10時39分
障害者は2通りに分けられます。
まず、身体障害者です。
これは、視覚や聴覚など感覚器官のはたらきや、運動や学習などの能力が十分でない人のことです。
もうひとつは、精神障害者です。
これは、精神に何らかの障害をもつ人で、偏見や誤解の多い障害です。
単に障害者という場合は、身体障害者をさす場合が多く、子供は障害児と呼ばれます。
障害者に公的な施策が行われるようになったのは戦後です。
しかし日本の神道では障害者は特別な能力をもった対象として畏敬していました。
さらに、江戸時代には現在のマッサージ師にあたる「あんま」や、音楽家などの職業を斡旋し、社会的身分も保障されていたといわれます。
このような歴史的な背景からみて、障害者が差別的な見方をされるようになったのは、近代以降であるといわれています。
近代以降は、産業の効率化や生産性が重視され、明治政府による富国強兵が行われていました。
そのなかで生産性や効率性の低い障害者が、自然に差別されていったものと考えられます。
戦後、社会福祉の理念が重視されるようになり、障害者を支援する施策が制定されるようになりました。
まず身体障害者を支援する法律が制定され、その後、障害者の定義に精神障害が加わりました。

高次脳機能障害 

2009年04月27日(月) 10時38分
高次脳機能障害とは、脳の損傷によって起こるさまざまな神経心理学的症状です。
交通事故や脳梗塞など、脳に障害を与えるような事態が起こったとき、高次脳機能障害を引き起こすことが少なくありません。
高次脳機能障害の症状は、多岐にわたります。
脳の損傷部位によって、症状の出方が異なります。
おもな症状としては、記憶障害、注意障害、社会的行動障害などの認知障害が多いといわれます。
脳の損傷が軽度の場合、MRIでも確認できないことがあり、PETという特殊な医療機器を使って正確な診断を下します。
高次脳機能障害は外からはわかりにくく、「隠れた障害」といわれます。
失語症や認知症も、高次脳機能障害の一種といえます。
交通事故などが原因で高次脳機能障害が起こった場合、身体的後遺症は残らず、脳の機能不全が起こっていることがあります。
行動にあらわれる障害であるため、日常生活に戻ってから問題が発覚するケースが少なくありません。
日常生活や社会生活へ適応できない人がいるにもかかわらず、診断の手法は確立していません。
日常生活での支援を必要としているのに、法の網からもれている部分でもあり、リハビリや生活支援などの早急な検討が必要だとされています。

適応障害 

2009年04月27日(月) 10時38分
適応障害は、精神疾患の一種で、ストレス障害に分類されます。
特定の条件やストレスの原因によって、日常生活や社会生活で著しい障害がおき、一般的な社会生活ができなくなります。
外的ストレスが原因となって起こるストレス障害のひとつですが、原因は生死にかかわるような大きなストレスに限りません。
家族関係や仕事上のトラブルなども、適応障害を引き起こすきっかけとなります。
ストレスの量が、本人の許容量を超えたときに、さまざまな身体症状があらわれます。
おもな症状は不安、うつ、あせり、過敏、混乱などの情緒的なもののほか、不眠や食欲不振、全身の倦怠感などあらゆる症状がでてきます。
適応障害では、まず身体的症状がでる傾向にあり、検査では異常がみられないということになります。
つまり、さまざまな身体症状があらわれているにもかかわらず、内科などで異常がないといわれた場合、心療内科や精神科を受診したほうがよいでしょう。
精神科でも軽度のうつ病と区別がつきにくく、放置しているとうつ病に進行します。
環境などが大きな影響を与えるので、本人の治療と同時に、原因となる状況の改善を行う必要があります。
環境を変えたり、生活や仕事などを変えることで症状がおさまることもあります。