feelinglessly 

April 30 [Sat], 2011, 20:30

見せたり、隠したり
眠ったり、つめたかったり
反射した影が虫の姿をしていたり
春の夢の主役は
憂うつな午後のお茶、陽の差す
あおいベロ
トータルをコーディネイトする君の
センスにはスリルがないんだ。
正直でいたいのにプリテンダー
顔立ちは日に老いる

潤滑油でごまかした摩擦熱は
感覚の鋭敏なぼくを、痺れさせる
やがてなにもかんじなくなったら
それで構わないのだけれども

あなた

あなたの
お手

やさしい、愛撫を
あ た え る
春の夢の白昼
のくろい


似せたり、遠ざけたり
殴ったり、通り抜けたり
暴風のぬるさが涙を誘い出したり
夏の終盤は深淵
恍惚のみだらな交わりで、盲味した
ほそい息

ことばも
こえも
たいおんも
つたわらない
なにもかんじない
なにもみられない

そのとき
あなたには僕

愛が

わかりますか


(無題) 

January 21 [Fri], 2011, 23:09

「本当に大事なものが
君の手の中にあって、
厳密に心底囚われているその
大事なものが
君の思うような、
感じていたような風貌じゃあ
なかったとする、仮定さ。
そうした時に君、きみの心象は
どの様だと推測できる?」

「さあて、わたくしには一寸の解釈すら、いや、君の言う本当に大事なものはわたくしにとって観察してみますと垂直に情動と接続されていますもんだから、論理的構築も何も、短調なる嵐に胸中を掻き回されてうんともすんとも言えないでしょうよ。」



画面の向こうで
砂のつぶを分析するような
男ふたりが言葉で会話をしていた。
ぼくがやがて人間の外へ行った時に
光の乱反射で錯覚を死角と受信してしまった時のことのように
彼らは、やっと気づくのだろうか。


人はみな、何にも変わらないのだと。

次のシーンは 

January 01 [Sat], 2011, 1:42
「それを 音 楽 と呼ぶにゃあ
糞すぎるとは思わないか」

「いえ、わたくしは このような
音素の連なりを好んで拝聴いたす。
心持 ちも随分と善くなるもんだ。」

「ほう、其方は宝石よりもガラス玉が優美
で輝いていたらそちらを選ぶ、
 と い う の だ ね 。」

床の軋む音と、リコオドプレイアから流る
音と、それだけがふたりの話す声の他にそ
の場にはなかった。 日柄がよく
気球までも空にふわりと浮く春の過ぎた日
のことだった。
眠くなった魂をこれぞとばかりの力み様で
わざとらしく運ぶ容姿が酷く空に映える。
 見えているものを見ない 君の感受性の
高さを文字の上に思
         い
          返
         し
        て
       い
       た
        と
         こ
         ろ
        だ
      っ
    た
   。
シーンは次へ次へと進むが僕の興味がその
隙間に染みることはなかった。
テレビの画面は
まだ、点滅している。

光が落ちる、 

February 22 [Mon], 2010, 14:58

朝から夜
無言で去る人
あなたの香り

朝から夜
カメラの音と
足先のバランス

崩れ落ちる日常に
蜜が垂れる、とろとろ

熊がやって来る

(無題) 

December 16 [Wed], 2009, 20:38
豊かな思想が
生えてくる
頭から手先から!
緻密な音楽が世界を変える
緩やかに過激に!
軽率な判断は
潜んでる
頭から指先から!
独特な感性は心を開く
快くしなやかに!

笑ってる

笑ってる


石の間に手を突っ込め
足先に雲の感触
成長するー変色する
耳の間に光を突っ込め
鼻先に冬の接触
老朽する、明日の今

笑ってる

カチカチ
(じかんはす々む)


静かなとばりが
墓場を過ぎる
湿地から言葉まで!
繊細な孤独が人格を支える
慎ましく頑丈に!
浚われた僕は
潜んでる

きみの影に
さらには遠く
雲の、あいだ
悲愴が共鳴する
雷鳴に
ぼくの憂鬱に

殴打する希望
伸びる芽が
くじける、一瞬
繋いだ御手
きみの姿は見えなくなる
蜃気楼がその代わりをする
得体のしれない
イメージが広がる
嫌がる、嫌がらせ
だけど、だけど

saver of my life 

November 25 [Wed], 2009, 19:23
公園の幼児の
明日の希望は
植物の輝きで煌めく
各々の花びらが
空の青さに、冴える

鍵の形が
合うだけでは開かない
灰色の空から
白いもやが落ちると
草の上を歩く音
扉の前には、いつも誰かが立っていて
中には入れない
瞬きをするたびに変わる
その表情は苦い

咳き込む風景は
なおさら不安を包み込んで
泉の底へ沈んでいる
不自然な所作で伝える
愛情のような奇妙さ
空気に満ちると、匂いが
袖から漏れ出す
記憶の隙間に染み入って
冬の色になる
次から次に現れる宿敵は
僕の未来を暗示してる

突き放したらそれで終わって行く

眠りへの旅立ち

いのち 

October 22 [Thu], 2009, 23:32

君の肌
君の足
きみの首
その全てが温かい
におい
鼻にこびりつけて
女性の香り
優しさがこぼれる
僕の肺に
涙の味になる

きみの腹に
顔をうずめる
6歳になる
思い出のめぐり
許してね
許すから
こころの奥
胸の奥
ふたりきり

空から
落ちてくる
地面なら
生えてくる
鍵の音が
さみしいね
帰りを待つ
ことばを待つ

生きるのは
切ないね、

connection 

October 06 [Tue], 2009, 17:38
洒落た言葉なんざ
恥ずかしくて言えるもんか

雨に風に
優しさが削れても
突き放さない
強さとはそう言うことだ
ときみは仰ったのに。

やはり言葉には理想の
比重を気をつけなければならない
そのようですね。

時間が迫り
背中の痛み、習慣の悪さ
幼少期に厳しく
扱われた子は
たくましくなる、非常に困難な作業ですが。
つまり申し上げたい旨というのは
バランスよく、ということです。

未来はあなたには関係のないことかもしれませんが
ずっと続いて行くんです。
あなたの生きた時間は
繋がる。


(無題) 

October 02 [Fri], 2009, 16:19
きみの顔には
僕の血液が反応する
赤くなった頬に
同じ温度の唇が触れる
触れたり濡れたり
さては、体が真夏に
でもそよぐ風や太陽や
松はひんやりとしている。
:メキシコの朝

目の奥
脳の髄
確信に迫った音楽に
連れて行かれた
魂の跡を肉体が追う

爪のテカリ
乾いた唇
触れたり濡れたり
わらうのは
君もどこか心当たりがある
大した振る舞いもできていないのに
上品だなんて
誰に言うんだ

空想の中も現実的だったらどうだろう
ステインで古ぼけたフライパン
玉子焼きも肉も
行儀悪く。
繰り返して
繰り返して

映写室
靴の中の
水が気になっています。

お身体を大事に。

tapping at my 

August 06 [Thu], 2009, 3:34
唾を口一杯に、含んだら
私はプールへ飛び込んだ
高速に流れる時間の中 逆らう
腕の内側に漏れた鼻息
束縛を感じながら、生きている
頭痛はほつれた糸になって
目ざわり 引きちぎりたい

ワイパーに弾かれ
エンジンと雑踏へしぶき
コミニュケーションの罠
影隠しの後
虹の香りが陽に照らされる

こうなって欲しかった
ずっと早くに、もっと

負けないで背けないで
荷物は半分になる
犠牲になるのはひとりじゃない
失うなら、

命中した言葉は
安らぎになる
開眼した視界は
愛に溢れてる

半世紀も探し回っていたのに
スーツのポケットに見つけた
ほんとに呆れるよ