『ヴェニスの商人』 アル・パチーノ主演
2005年11月01日(火) 22時08分
《さまざまな角度から見たら、その分いろいろな楽しみ方ができる、ひつまぶし映画。裁判のシーンは必見!》
あらすじ、紹介
いわずと知れたウィリアム・シェークスピアの作品。でも正直、私、シェークスピアの話、一度として読んだことがありませんでした
『ヴェニスの商人』も不肖宮嶋のエッセイの中で金に汚い出版社の編集者のことをシャイロックって呼んでいたってことぐらいしか知りませんでした。
そんな前置きはさておき、紹介。
舞台は16世紀のイタリア・ヴェニス。ヴェニスは自由貿易都市としての地位を築いていた。しかしそんな自由都市であってもユダヤ人は土地を持つことが許されず、仕事に出掛けるときには赤い帽子を被らされていた。そんな彼らが行える仕事と言えば高利貸し。しかし、それはキリスト教の考えと相反するもので、異教としていっそう白い目で見られていた。
シャイロックも例外ではなく貿易商のアントーニオから唾をかけられることも。しかしある事件がきっかけで2人の立場は逆転。アントーニオの親友のパッサーニオが放蕩の末全財産を失う。しかし、美しい令嬢にプロポーズするためのお金がいる。そこでアントーニオを介してシャイロックから金を借りることに。シャイロックは金を無利子で貸す代わりに、もし期日までに返さなければ、保証人のアントーニオの肉を1ポンド貰う、という約束を取り付ける。
パッサーニオは借金の甲斐もあって、見事令嬢を射止める。しかし同じ頃、アントーニオの事業が失敗。金を返せなくなったアントニオーニをシャイロックが裁判所に訴える。
自由都市ヴェニスは何人にも平等こそが正義、という考えを持つ町。町に戻ってきたパッサーニオが2倍の金を返すことを約束するが、シャイロックはそれを拒否。アントーニオの心臓近くの肉、1ポンドを要求する。窮地に立たされるアントーニオ。さぁどうなるのか!
あらすじ、紹介いわずと知れたウィリアム・シェークスピアの作品。でも正直、私、シェークスピアの話、一度として読んだことがありませんでした
『ヴェニスの商人』も不肖宮嶋のエッセイの中で金に汚い出版社の編集者のことをシャイロックって呼んでいたってことぐらいしか知りませんでした。そんな前置きはさておき、紹介。
舞台は16世紀のイタリア・ヴェニス。ヴェニスは自由貿易都市としての地位を築いていた。しかしそんな自由都市であってもユダヤ人は土地を持つことが許されず、仕事に出掛けるときには赤い帽子を被らされていた。そんな彼らが行える仕事と言えば高利貸し。しかし、それはキリスト教の考えと相反するもので、異教としていっそう白い目で見られていた。
シャイロックも例外ではなく貿易商のアントーニオから唾をかけられることも。しかしある事件がきっかけで2人の立場は逆転。アントーニオの親友のパッサーニオが放蕩の末全財産を失う。しかし、美しい令嬢にプロポーズするためのお金がいる。そこでアントーニオを介してシャイロックから金を借りることに。シャイロックは金を無利子で貸す代わりに、もし期日までに返さなければ、保証人のアントーニオの肉を1ポンド貰う、という約束を取り付ける。
パッサーニオは借金の甲斐もあって、見事令嬢を射止める。しかし同じ頃、アントーニオの事業が失敗。金を返せなくなったアントニオーニをシャイロックが裁判所に訴える。
自由都市ヴェニスは何人にも平等こそが正義、という考えを持つ町。町に戻ってきたパッサーニオが2倍の金を返すことを約束するが、シャイロックはそれを拒否。アントーニオの心臓近くの肉、1ポンドを要求する。窮地に立たされるアントーニオ。さぁどうなるのか!
本当にいろいろな角度から観ることができる。まず感じたのはユダヤ人の問題とか宗教問題を考えながら、現代的視点で見ると、シャイロック側に感情輸入された。だって、ユダヤ人ってことだけで差別を受けて、そのくせキリスト教が勝手にダメだって定義づけした高利貸しをしているからってことでなおのこと差別して……。そして都合のいいときだけ金を借りようとする。わけがわかりません、キリスト教徒。勝手すぎます。また、シャイロックは高利貸しで生活をしていた。多くの金をためるにはそれなりに頑張ってきた。それなのに、シャイロックの娘はそんな父親の頑張りを裏切って、パッサーニオの従者と駆け落ち。それも父親が彼女のお母さんにプレゼントして指輪と大量のお金をぱくって。おい 娘! それはないんじゃないか! 父親が気に食わないくせにその父親の努力の結晶を持ち逃げするなんて酷すぎるぞ!
そりゃあ、そんな仕打ちをされれば恨むよ。それは現代の世の中に通じるものがあるね。
もう一つ別の見方。法廷ものとして見る。なんといってもこの映画のクライマックス。どこで逆転するの! 早くせな、心臓が盗られたまうぞ、ってヒヤヒヤ。落ちは一休さんバリでした。今の法廷ものにも十分使えるような巧い見せ方でした。さすが、ウィリアムさんです。
そしてもう一つ、ギャグ映画として見る。パッサーニオ、おめぇ本当に結婚したばかりの奥さんの顔ぐらいしっかり見ろよ! 一目ぼれやったんだろうが! 髭の変装ぐらいでそれも間近で見ておきながら気づかないなんてありえないよ。声でもわかるだろう。匂いでもわかるだろう。男と女の匂いの違いぐらい。法廷のシーンでずっとヒヤヒヤしていたのは老獪なシャイロックがこの法学博士は偽者です! って訴えないかどうかだった。だって……ね。男と女の区別もつかない奴に裁判を任せたくないよ! そんな感じでなかなか笑える。
まとめ。
『ヴェニスの商人』を知らない人はぜひとも教養のためにも見てほしい。いろんな角度から楽しめるから良いと思います。
アル・パチーノの目を見るだけでも価値があります。久しぶりにアル・パチーノを見たけど、やっぱ名優って感じだね。言葉がわからないからそこんとこの演技はわからないけど、立ち居振る舞いとかは訴えかけるものがあった
採点…7点
そりゃあ、そんな仕打ちをされれば恨むよ。それは現代の世の中に通じるものがあるね。
もう一つ別の見方。法廷ものとして見る。なんといってもこの映画のクライマックス。どこで逆転するの! 早くせな、心臓が盗られたまうぞ、ってヒヤヒヤ。落ちは一休さんバリでした。今の法廷ものにも十分使えるような巧い見せ方でした。さすが、ウィリアムさんです。
そしてもう一つ、ギャグ映画として見る。パッサーニオ、おめぇ本当に結婚したばかりの奥さんの顔ぐらいしっかり見ろよ! 一目ぼれやったんだろうが! 髭の変装ぐらいでそれも間近で見ておきながら気づかないなんてありえないよ。声でもわかるだろう。匂いでもわかるだろう。男と女の匂いの違いぐらい。法廷のシーンでずっとヒヤヒヤしていたのは老獪なシャイロックがこの法学博士は偽者です! って訴えないかどうかだった。だって……ね。男と女の区別もつかない奴に裁判を任せたくないよ! そんな感じでなかなか笑える。
まとめ。
『ヴェニスの商人』を知らない人はぜひとも教養のためにも見てほしい。いろんな角度から楽しめるから良いと思います。
アル・パチーノの目を見るだけでも価値があります。久しぶりにアル・パチーノを見たけど、やっぱ名優って感じだね。言葉がわからないからそこんとこの演技はわからないけど、立ち居振る舞いとかは訴えかけるものがあった
採点…7点
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