@1周年。 

2006年06月08日(木) 23時40分
気づいたらブログ開始から1周年ですよー。つまりは、ピル飲み始めてから1年。
初めはどきどきだった生理日調整も、今ではお手のもの。もっとも、大幅な変更をするわけでなく、せいぜい数日〜1週間程度。まぁ、だからこそ失敗なく来てるってのはあるかな。
来月は4日間ほど出張があるのですが、「生理とかぶるかなー、やだなー」なんて心配はいっさいナシなわけで。幸せ。もうピルは手放せません。

ところで、数日前からなぜか乳首が痛い。強く触ると痛い。普段は気にならないんだけど…。
私ももう20代半ばだし、ちょうどいい機会なので、次回の受診時に乳がん健診について聞いてみようっと。

「スタイリッシュ・キッズ」鷺沢萠 

2006年04月28日(金) 22時21分
「あたしたちカッコ良かったよね……」理恵はポツリとそう言った。
1987年の初夏から1989年の夏まで、久志と理恵の最高のカップルの出会いから別れまでの軌跡を描く、ベストセラー青春グラフィティ。

カッコ良くありたい、誰もが羨む2人でいたい…という気持ちは分かる。
だけど、恋愛=最大限に‘カッコ悪い’自分を発見することだと、私は思う。嫉妬して不安になって泣いて喚いて、でもそんな情けない自分を許してもらえて…。向き合ってぶつけあって、2人で積み上げていく。上辺だけ取り繕っても、それは決して‘本物’ではないんだ。
まぁ、若さ故の切実さとか思い込みとか、何となく懐かしく思いつつ読みました。若いっていうより、青いってかんじだけどね。

そういえば鷺沢さん、自殺したんだよなー。
彼女の最後の小説「ビューティフル・ネーム」は、何度も手にとってはいるのですが、まだ読むにいたっておりません。だって、未完だっていうし。もうその続きが書かれることはないと思うと、つらくて小説の内容どころじゃなくなりそうで…。
死はすべての可能性を奪っていく。35歳なんて若すぎる。…もっと、彼女の作品を読みたかったな、と思います。

「エデンの旅人たち」谷村志穂 

2006年04月25日(火) 22時06分
君はまさに、輝く草原のただ中に、あるいは花の栄光のただ中にいます…。
誰もが青春の終わりに駆け抜ける楽園、エデン。20代前半の男女7人が過ごした祝祭の日々と旅立ちの時を描いた気鋭の長編小説。

青春の終わり、誰もが1度は通る道。
当然、自分にも心当たりはあるけれど、それが果たして“楽園”と呼べるものだったかというと…。ちょっと疑問。
学生→社会人の時期を懐かしく思い出せるほど、私はまだ年をとっていない、ということですね。

「殺人の門」東野圭吾 

2006年04月22日(土) 22時05分
どうしても殺したい男がいる。その男のせいで、私の人生はいつも狂わされてきた。あいつを殺したい。でも、私には殺すことができない。殺人者になるために、私にはいったい何が欠けているのだろうか……。

暗い、そして救いがない。読後感は最悪。
騙すほうがもちろん悪いんだけど、騙されるほうも悪いというか…こいつは危険だって分かってて、どうしてのこのこと近づくのかなぁ。性懲りもせず。そこが理解不能。
主人公にまったく共感できず、ただひたすらイライラさせられて終了でした。
ストーリーの緻密さとか、伏線の張り方とかは、すごく好きなんですけどね…。何というか、もっとすかっとするような話が読みたいです。

「星空でユーレイとデート」名木田恵子 

2006年04月20日(木) 14時49分
和夫くんにもう一度会いたい…ただその一心で、霊を呼び出せるとうわさの霊界クラブに入ったふーこ。ところが、ひょんなことから、お侍の幽霊を呼び出してしまった! しかもそのお侍、300年前の敵討ちをしたがっていて…!?

「ふーことユーレイ」シリーズ第2弾。
前作のあの切ないラストからこう続くのかー。悪霊からみんなを守ろうとしたり、自分そっちのけで和夫くんのことを心配したり、ふーこってばほんとにイイ子。
ラストの幸せそうな二人に、こっちまでなんか、優しい気持ちになってしまいました。心が洗われるとはまさにこのことだなぁ。次も読むぞー。

「看護婦はどう見られてきたか――歴史、芸術、文学におけるイメージ」A・H・ジョーンズ:編集、中島憲子:訳 

2006年04月18日(火) 14時11分
看護婦はどのように誇張され、歪められ、表現されてきたか。その歴史は男性社会における“女性と女性の職業”へのイメージの歩みである。看護を通して現実がイメージの産物であることを明らかにする書。

「看護婦(士)」が「看護師」と名称変更されてから、もう4年がたちました。
明確な根拠に基づいて看護をするように、専門職としての誇りを持つように、というのは、学生時代から耳にタコができそうなくらい言われていた(もちろん今も言われている)のですが、それって裏を返すと、未だに看護が専門職として・専門技術として周囲に認知されていない、ってことですよね…。

原著は1980年代にアメリカで出版されているのですが、「看護婦」というひとつの職業について、ここまで詳しく掘り下げ、いろいろな面からアプローチしているのは、本当にすごい。
論文だけあって、決して読みやすい文章ではないのですが、興味深く読むことができました。

「24・7」山田詠美 

2006年04月18日(火) 13時40分
ヒンズーの黒砂糖
・ピンプオイル
・HER
・前夜祭
・個人の都合
・甘い砂
・24・7
・口と手
・息を埋める
1日に24時間、1週間で7日間、片時も離れない恋人同士の言葉。指先に宿る神経、涙を張らせる瞳、声を吸い込む耳…。恋をする体のための濃密な9話。

山田詠美はもともと好きだったんです。「放課後の音符」とか「ぼくは勉強ができない」とか。
だから、この本もたぶん、以前に読んでいるはずなんです。ただ、濃いい恋愛モノにちょっと苦手意識があって…。(だって、四六時中恋愛のこと考えてるなんて、リアリティがないし不可能じゃん)
でもって今回、たまたま手元にあったので再読しましたが、すっげー面白かった…!
心の揺れ動く様を、ここまで情熱的に、かつ的確に、説得力を持って描ける作家って、なかなかいないんじゃないかなぁ。
はー、いいモノ読ませていただきました。

同じ1冊の本なのに、読む時期や年齢が違えば、感じ方もまったく違う。
一目見て恋に落ちることもあれば、何度も読み返すうちにじわじわと好きになっていったり、苦手だと思っていたのにいつの間にかお気に入りになっていたり…。
「本」にしろ「人」にしろ、出会いってそんなものかもしれないですね。
あぁ、だから、本を読むことはやめられないんだよなぁ…。

「DIVE!!3――SSスペシャル’99」森絵都 

2006年04月15日(土) 16時12分
次期オリンピックの代表が内定した。しかし選出された要一はどこか心から喜べない。一方、選ばれなかったライバル・飛沫と知季は新たな挑戦を始めていた…。ダイビング小説、第3巻。

元飛び込みオリンピック選手を両親に持つ、自他共に認める飛び込み界のサラブレッド、富士谷要一。
今まで、彼については表面的な描写しかなく、なんとなく薄っぺらいような気がしていたのですが…。この巻で、一気に株が急上昇ですよ。
オリンピック代表に内定したことで逆に苦しむ、そのまっすぐさがまぶしい。最後の彼の決断は、バカなんだけど爽快で、泣き笑いしてしまいました。まさに、欠点があるが故に魅力的なキャラクターですね。

1・2・3巻と、1人ずつにスポットを当ててきたわけですが、その積み重ねがあるからこそ、ここまで感情移入ができるのだなぁ…。脱帽です。

このままノンストップで4巻へ行きます!

「DIVE!!2――スワンダイブ」森絵都 

2006年04月15日(土) 11時39分
ただ飛ぶだけのシンプルな演技だからこそ、どんなごまかしも通用しない、舞い上がる白鳥のようなスワンダイブ。学園生活を送りながらオリンピックをめざす少年ダイバーたちをドラマチックに描く第2巻。

2巻では、1巻で鳴り物入りで登場した、津軽の天才ダイバー・沖津飛沫が主人公。
なんか、じわじわと来ましたねー。飛沫が抱えている歴史の重さや、悩みや、戸惑い、不安…すべて丁寧に書かれている。最後、“負けるために”前に進むことを選んだ彼に、つい目頭があつくなりました。
前半の試合描写に出てくる、炎のジロー・ピンキー山田などのライバルたちも面白い。

「花探し」林真理子 

2006年04月14日(金) 12時58分
本当の恋なんて、それが何だっていうんだろう?
老舗料理屋の若旦那との愛人生活に翳りが見えはじめた舞衣子は、言い寄ってくる「金と力を持つ」男たちに、次々と「甘い罠」を仕掛けていく…。

主人公・舞衣子の信念は、“自分の身体はカネになる”…。確かに歪んでいるけれど、ここまで徹底して貫き通しているのはすごいと思う。自分磨きにも余念がないしね。
これを読んでいて思ったのは、愛人=24時間“オンナ”でいる、ということ。
そんな窮屈な生活を強いられるぐらいなら、汗水たらしてあくせくと働いたほうがいいけどなぁ…。