外貨準備伸び鈍化、100億ドル割り込む 

2005年12月28日(水) 11時54分
中国の外貨準備高が、今年11月末で7,942億米ドルに達した模様だ。ただ10月末の7,849億米ドルからは93億米ドルの増加で、1カ月間の増加額が昨年6月以後では初めて100億米ドルを割り込んだ。27日付第一財経日報が伝えた。

1カ月間の外貨準備増加額は、昨年6月から一貫して3けたを維持。昨年12月には300億米ドルを突破した。今年は当初100億米ドル台が続いていたが、5〜8月は200億米ドル台を保った。

招商銀行北京支店は、外貨準備の伸びが鈍化した背景を「人民元切り上げをにらんで入っていた国際的な投機資金が、一部海外に流出しているためではないか」と分析。外貨準備の急増月には、その増加額が代表的な外貨流入要因である貿易黒字と外国直接投資(FDI)の合計をさらに100億〜200億米ドルも上回っていたことを指摘し、「当時流入していた投機資金が流出するのは自然な現象」としている。

外貨建て投信、残高19兆円突破・米欧向け好調 

2005年12月27日(火) 15時20分
海外の株式や債券など外貨建て資産に投資する投資信託の残高が増加している。11月末時点で前年同月比1.6倍に増え、初めて19兆円を突破した。一部の新興国向けだけでなく、残高の約9割を占める米欧主要国向けの投資が1.5―5倍に増えている。国内の低金利を嫌う個人マネーが高利回りを狙って流入しているようだ。

 投資信託協会の調べによると、投信の外貨建て純資産残高は11月末に19兆1928億円となった。投信全体に占める割合は36.6%と最高水準にある。特に米欧の主要国向けの投資商品の売れ行きが好調だ。インド、トルコ、南アフリカなど一部の新興国向け投資も健闘している。

 11月末までの1年間に、米国への投資残高は8兆7642億円、ユーロ圏は4兆5592億円と、ともに約1.5倍に増えた。

納得!マネー&ライフ 外貨預金の魅力と不安 

2005年12月21日(水) 15時09分
為替相場の影響に注意

 少ないけど杉夫が冬のボーナスをもらった。ちょっとはお金を増やさなくちゃ。外貨預金が高金利で人気があるらしい。大丈夫なのか、そのしくみを知りたい。
 外貨預金とは、米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドルなどさまざまな外貨建ての通貨で行う預金のことです。基本的なしくみは円の預金とほぼ同じ。金利はそれぞれの通貨の母国の金利水準が反映されるので、選択する通貨によっては3−5%の高金利もあります。

アルゼンチンもIMF債務完済へ 

2005年12月19日(月) 19時31分
アルゼンチンのキルチネル大統領(写真)は15日、国際通貨基金(IMF)に対する全債務を外貨準備を利用し返済すると発表した。同様の措置を発表したブラジルに続くもの。
 キルチネル大統領によると、債務は年内に完済、総額は98億1000万ドル。同大統領による措置は、アルゼンチンの力強い景気回復を強調した形。同国は4年前に、史上空前の規模のデフォルト(債務不履行)に陥っていた。また、同国政府とIMFはここ数年、しばしば緊張関係にあった。
 同大統領は記者会見で、債務の支払いは推計260億ドル以上に増加した同国の外貨準備を利用することを明らかにした。同大統領によると、同国は2001年末の経済危機以降これまでに、IMFに約60億ドルを返済しているという。
 13日にはブラジルが、IMFに対する155億ドルの債務について、2年前倒しして年内に完済すると発表している。

中国の社会保障基金、来年から最大10億ドルを海外投資へ 

2005年12月16日(金) 16時24分
16日付の中国証券報は、中国の全国社会保障基金が来年上半期に海外投資を開始すると報じた。当初投資額は、10億ドル以下としている。

 同紙によると、同基金の項懐誠・理事長は、香港でのイベントで講演し、2006年上半期に海外投資を開始することに問題はないと確信していると述べた。ただし、政府認可を待つ間の具体的なタイムテーブルは明らかにしなかった。

 投資額がどれくらいになるかとの質問に対しては、こうした投資がまだ初期段階にあるため、当初金額はあまり大きくならないだろう、と答えた上で、投資額は時間をかけて段階的に増加することになる、との見方を示した。

 同基金は現在1900億元(240億ドル)の資金を抱えるが、うち8億―10億ドルが外貨で、これが外国投資に充てられるとみられている。

都市部住民の貯蓄意欲は引き続き増進=中央銀行調査 

2005年12月14日(水) 16時58分
中国人民銀行(中央銀行)が12日に公表した第4四半期(10〜12月)都市部預金者アンケート調査の結果によると、金利水準の支持率は低下したものの、都市部住民の貯蓄意欲は引き続き増進しているという。現在の物価・金利水準で「より多く貯蓄したほうが得だ」と回答した住民は39.5%と、第3四半期(7〜9月)比で1.6ポイント上昇し、2004年同期の利率引上げ時と横ばいの、最近2年で2番目に高い水準となった。

 都市部住民の金利支持率は第3四半期比で若干低下した。アンケートでは、62.1%の住民が預金金利は「低い」と回答し、第3四半期比で2ポイント増となった。「適度」と回答したのは36.3%で、第3四半期比1.4ポイント減だった。人民銀行では、住民の金利支持率は低いが、それでも貯蓄に走るのは、多くは投資ルートの欠乏が原因だとしている。

 最近の中国株式市場の不振で、やっと火がついた投資家の株式投資熱も再度低下し、アンケートで「株式投資が最も得だ」と回答した住民はわずか5.1%だった。また、国債の発行量は限られており、需要を満たすのは困難で、都市部住民は投資経路の欠乏に苦しみ、仕方なく貯蓄に回すしかない。

 人民銀行は10月15日より、国内商業銀行の小口外貨預金の金利を再度引き上げた。しかしアンケートによると、同政策も住民のドル、香港ドルへの信頼感を増してはおらず、都市部住民の外貨貯蓄意欲は引き続き減退し、人民元貯蓄への信頼感が引き続き増強された。

中国と東アジア諸国はドル保有高を減らすべき=人民銀行金融政策委員 

2005年12月13日(火) 12時34分
中国人民銀行(中央銀行)金融政策委員会の余永定委員は、マーケット・ニュース・インターナショナル(MNI)と先週行ったインタビューで、中国とその他の東アジア諸国は米ドルを蓄積するペースを緩め、最終的には保有高を削減する方策を見いだすべき、との見解を示した。

 同委員はアジア諸国には「2兆ドルを超えるような巨額の外貨準備は必要ない」と言明。中国の外貨準備だけで1兆ドルを上回る可能性が高く、中国とアジアの隣国はドル相場下落のリスクに危険なほどさらされていると指摘した。

 最新の公式統計によれば、中国の外貨準備高は9月末時点で7690億ドルとなり、年初から1591億ドル増加した。 

 余委員は、米国の多くのエコノミストが予想しているように、ドル相場が最大30%下落すれば中国は外貨準備の大規模な損失に見舞われると指摘した上で、「これは非常に大きな問題であり、中国政府は外貨準備の蓄積ペースを緩めるための何らかの行動を取る必要があると考える。われわれは引き続き米ドルの大幅な価値下落の可能性に直面しており、そうした場合の資本の損失は莫大になるだろう」と語った。同委員は「もしそれが起これば、中国経済に途方もない影響を与える」とみている。

ロシア中銀、外貨準備に占める金の比率倍増へ 

2005年12月12日(月) 11時30分
【モスクワ=古川英治】ロシアの中央銀行は外貨準備高に占める金の割合を増やす方針を固めた。これまでドルに偏重した外貨準備の運用多様化の一環で、現在5%以下の比率を10%程度まで高めるもようだ。ロシアと同様にオイルマネーに潤うアラブ諸国やインドなども金の保有高を増やしているといわれ、中銀の動きが最近の金価格高騰をあおる一因との見方もある。

 金の国際価格は有事の際やインフレ時に上昇し、通常はドル相場と逆の動きをする傾向があるため、ロシア中銀は「外貨準備のリスク分散に有効」と判断している。同中銀は2月に通貨ルーブルのドル連動制を廃止、外貨準備の構成見直しも進めており、ドルの比率をこの1年で7割から6割程度に減らし、ユーロを増やしてきた。

港:11月末外貨準備高1224億ドル、世界7位 

2005年12月08日(木) 18時20分
香港金融管理局(HKMA)は7日、2005年11月末時点で香港の外貨準備高が、前月よりも5億ドル増えて、1224億ドルにのぼったことを明らかにした。日本、中国本土、台湾、韓国、ロシア、インドに次ぐ世界第7位を維持している。新華社が伝えた。

  専門家は、「香港の外貨準備高の総額は、香港に流通する貨幣の6倍以上に相当しており、マネーサプライ指標であるM3の42%を占める」と説明している。

11月末の外貨準備高、金利収入増加で3カ月ぶり増加 

2005年12月07日(水) 14時29分
財務省が7日朝発表した11月末の外貨準備高は、8432億6800万ドルとなり、前月末に比べ14億7600万ドル増加した。増加は3カ月ぶり。11月は預金などの利払いが集中するため、運用益が全体を押し上げた。外貨準備高の水準は過去6番目。

 米国の10年物国債利回りは10月末時点の4.555%から11月末は4.488%に下落し、債券評価額は増加した。一方、為替相場は10月末の1ユーロ=1.1992ドルから11月末には1ユーロ=1.1788ドルにユーロ安が進行。ユーロ建て資産のドル換算評価額が減少した。為替介入による増減要因は無い。