マサ、人生最悪10失点 実働24年目シーズン“悔幕” 

April 13 [Mon], 2009, 19:49
2009年4月13日 紙面から

調子が上がらず表情も曇る山本昌=マツダスタジアムで(谷沢昇司撮影)


 マサ、まさかのKO! 今季初登板となった中日の山本昌広投手(43)だが、赤ヘル打線に捕まり4イニングで10失点。二けた失点は26年目のプロ生活で自己ワースト。しかし、どんな大きな傷も、成長の糧としてきたのが、このベテラン左腕。山本昌劇場26年目の幕は、いま上がったばかり−。

 一体誰が予想できただろう。43歳8カ月にして人生ワースト失点を記録してしまうなんて…。10失点。「申し訳ありません…」。大ベテラン・山本昌が落ち込んだ。

 通算204勝。登板534試合。長大な足跡を残してきた中で、ワースト失点は「9」だった。この日、プロ生活で初めて失点が二けた台の一線を超えた。

 今季初登板がまさかの大炎上。最多失点を記録したことについて、本人は「まあ、まあ…」と、つぶやくのが精いっぱい。落合監督は山本昌の人生ワースト失点を「いい経験したねぇ」と語った。確かに、今後の糧にしなければ救いのない記録になってしまう。

 止められなかった。3回に5失点すると、4回は4連打などで再び5失点。トータル4イニング、10安打、らしくない4四球。守りのミスも絡んで失点は10(自責9)まで膨れ上がった。

 自己制御に長(た)けた山本昌にしては珍しいつるべ打ち。途中、ベンチがタオルを投げ入れるタイミングはあったはず。だが、イニングの最後まで投げた。交代の選択肢がなかったかという問いに落合監督は「ありません」と言い切った。この日の勝負の行方はチーム最年長の左腕に託されていた。

 結果は黒と出た。6本の適時打のうち4本が追い込んでからという紙一重の部分もあっただろうが、本人は「いや、全然です」と否定する。「コントロールが悪かった」。生命線が精彩を欠いた。何度もバッテリーを組み、テンポの良いコンビを見せてきた捕手・小田も「10点取られてるんで、(自分も含めて)悪いです…」と、弁解の余地なし、だった。

 昨オフは超多忙だった。200勝達成の祝福で連日、パーティーやイベントなどに引っ張りだこ。「昨年ほど動けていない」。一昨年オフは、奮起して徹底的に鍛え直し、好結果につなげた。だが、昨オフは無理だった。

 自主トレが始まり、それからキャンプ、オープン戦と厳しく体を鍛えてきたが、なかなか調子が上がらなかった。4月に入り、ようやく「まあまあ」上向いたくらい。そんな山本昌が目を覚ますには十分な痛烈パンチ。さあ、ここから…。今年は若い投手が多いだけに、ベテランの“重し”が必ず求められる。

スローペースのマサは。立ち直るよ。
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