おふらんす 

2006年05月04日(木) 20時30分
「いつか、きっと」2002年フランス

これまで見てきた数少ないフランス映画の印象では、自然の風景がとても多く映像にでてくること、ストーリーの展開などによる面白さよりも、もっと違うものに重点をおいているようなきがすること、かなぁ。そしてやっぱりこの作品もフランス映画だな、と思わされました。
BGMが全くならないところも多々あり、ほんのささやかな表情の変化、視線の動き、手持ちカメラで撮られたような乱雑な映像、などある意味自然さを感じさせるものでした。人の持ち物を勝手に見た後の演技がやや大げさであるという意見がどこかでのべられていた。もちろんあまりいい演技ではなかったけれど、だからといって真っ向から否定してしまうのはどうだろう。子供はあえてそういう大げさな態度をとってしまうことも現実でありえると思う。リアルな演技というのはそれだけ難しいということですね。
内容は不幸な女の人生の過程、みたいなもんです。始まりから終わりまでの間に、ほとんどのことは解決しません。足踏み状態といってもいいかもしれない。不幸な人を見ていると不愉快になることだってあるし、わざわざお金をだして不幸を見る必要はないかもしれない。でも自然の美しさや、すこし物悲しいあの雰囲気など、人間ぽいという意味ではやっぱりフランス映画はいいと思う。人間のすごく細かい部分を映画にするのが、フランスの特徴なんだろうか・・・。

jum films その2 

2006年05月03日(水) 14時22分
『けん玉』
これ好きだー!!とまず言っておく。山崎まさよしも篠原涼子も好きなので、うふふな作品でした。ある日男がたまねぎを買って帰る途中に、全力疾走していた女とぶつかる。たまねぎの入った袋を落としてしまうが、女が間違えてそれを持っていってしまう。袋に入っていたのは剣玉だった。その剣玉の穴の中に小さな地図が入っていて、それをたどるうちに「オーストラリアへの旅行券」を見つけて・・・・という、話。でもメインの話より、2人のたわいのない会話がすごく好きなんです。映画という非日常の中で日常を演じるというのはきっと難しいことなんだろうなーと思います。篠原涼子と山崎まさよしの演じるカップルは、本当にどこにでもいるカップルで、それがよかった。

『ARITA』
紙面に何故かあらわれる落書きのような生き物「ARITA」。彼女が使う紙面にはどこでも「ARITA」が出現し、しかも消しゴムできえたりもしないし、勝手に移動したりもする。最初は誰にでも「ARITA」がいると信じていた彼女だが、そのうちにそれが当たり前でないことを知る。ある日彼女は紙に現れた「ARITA」を紙ごと燃やしてみようと思いつき実行した。「ARITA」は叫びながら部屋中を駆けずり回り、あとには「ARITA」の残骸のようなものが紙面に残った。それから「ARITA」は常にうずくまって紙面に現れ・・・という変わったお話でした。すごく大きな展開があるわけでもないけれどあたしは結構好きでした。

『Pandra −HongKong Leg』
裸もなければHシーンもないのにエロスをあそこまでだせるとはすごいです。ある意味ああいうシーンのほうがえろいんだなぁ、と学んだ作品。水虫の女性がある中国四千年の秘術のようなもので水虫を直してもらうという話。その秘術の方法がえろい。ボックスに足をつっこむと誰かが口にクスリを含んだまま彼女の足をなめるという方法。それに感じている女の表情がなんとも恍惚としています。お話自体も、すこしブラックユーモア的な雰囲気でよかったと思います。

『JUSTICE』
男の子独特の青春て感じでしょうか。最後の最後に綾瀬はるかが「あんた、さっきあたしのこと見てたでしょ」といったときの挑戦的な目がよかった。その後に妻夫木聡が一人で笑うシーンで終わるんだけれども、結構長い笑いだったので、最後のほうは辛そうだった。ちょっと見ていて痛々しかったです。

jum films その1 

2006年05月03日(水) 14時00分
7作品全部みてみた。ショートフィルムはさくさくっと見れてある意味楽チンですね。面白いのは面白いし。ということで感想。まず3つ。

『the messenger −弔いは夜の果てで−』
メッセンジャーと呼ばれる黒いドレスをきた女性(魚谷佳苗)と男(北村一輝)の話。死んだと気づいていない死者に「あなたはもう死んでいるのよ」ということを伝える役割をするものをメッセンジャーというらしい。「死を受け入れることは生きることくらい難しい」みたいなことを最後にメッセンジャーが一人で呟いて終わる。デジタル技術をところどころに使うことで、死者が死を受け入れていないときの状況が表現されている。

『コールドスリープ』
近未来的話。冬眠カプセルのようなものにいれられた男(大沢たかお)が目覚めるシーンから始まる。地球ではない場所で目覚めた男は次第に冬眠する前の記憶を取り戻していく。同じように送られた者たち7名は選ばれた者たちだった。しかし、先に目覚めた仲間たちはカプセルの故障により「バカ」になっていた。はてさて・・・というお話。バカになった人たちがみな異様な格好をしていて、すこしファンタジックな感じもするかな。舞台が砂漠が広がる惑星にぽつんと造られた木製の学校ってところも、なんだか近未来とは不似合いでそれが逆にいいのかもしれない。

『HIJIKI』
殺人を犯した男があるマンションの一室に入り込んで人質をとっているという状況から始まる。何故か人質にとられた女2人と子供1人はひじきを食べている。女の一人が説得というか、自分がいかに苦しい思いをして生きてきたかを男に語り、自首させようとする。まあ、ちょこちょこといろんなことがあり、男は自首するためにシャツを脱ぎ、ライフル銃にくくりつけ、白旗をふる。と同時に射殺され、ベランダからまっさかさま。最後に子供が「あとあじわるいね」というのがクスリ、となる感じ。けれど、ちょっと最初から展開がよめたので意外性はなかったかなぁ。

おとな 

2006年04月07日(金) 23時07分
「tokyotower(東京タワー)」2004年日本

金曜ロードショーで鑑賞。
不倫ものにやたらと魅力を感じる今日この頃。岡田じゅんいち(漢字わからん)と松本潤(だっけか?)が川島なおみと寺島しのぶに影響されて色っぽくなっている。というかやはり寺島しのぶさんが色恋沙汰もの上手すぎる。あの人の濡れ場には同性からでもあこがれるくらい色気がある。すごいなぁ。思わず結婚して不倫してみたいとかおもっちゃうよね。川島なおみさんと岡田くんのカップルが中心だけど、あたしは松本くんと寺島さんのほうがすきだな。松本くんあんまし好きじゃなかったけど、ちょっとだけ好きになった。でも寺島さんの影響が大きい気がする。やっぱりいい役者と演技をすれば、つられるよね。いい縁起を出来る環境にあこがれる。

あー・・・・

逮捕だぁ 

2006年04月04日(火) 14時16分
ルブラン モーリス「探偵小説アルセーヌ・ルパン」

シャーロックホームズシリーズは全部読んだのに、それと同じくらい有名なルパンシリーズは読まなかったあたし。初めて読みました。おもしろかったー。ていうか、読みやすい。ホームズもしかりで、やっぱり児童書にもなるくらいやから、わかりやすくていいよね。しかも、ルパンは人を殺さないんだねぇ。悪者からお金うばったりね。日本でいうねずみ小僧みたい。
今回読んだのはルパンが錦をある大佐から盗み出すというお話。でも実はルパンが大佐に化けていて、英国人だと思われていた妻もロシアで暗躍していた(とおもわれる。何しろ読んだことがないので事情がよくわかっていない)女で、ルパンは錦にかけられた保険を妻役の女に渡そうとたくらんでいた、という話。ルパンあざやかー。もっとシリーズ読みたくなった。

小説のルパンは漫画とかのと違ってだいぶ紳士っぽい。
それがまたいい。

善悪 

2006年04月04日(火) 13時42分
ロバート・ルイス・スティーブンソン「ジキルとハイド」

ずっと読みたいと思っていて、でも読む機会がなかった作品。やっと読めた。解離性同一性障害(多重人格)の代名詞っぽい感じでよく使用されている「ジキルとハイド」だけど、ぜんぜん関係なかった。というか一人の人間で人格と名前が違うってとこだけやん、共通点。
ジキルが善で、ハイドが悪、という分類をされがちやとおもうけど、あたしは違うと思うなぁ。善と思ってしていることが人によっては悪だったりもするしね。悪と思っていることも、意外とそうではなかったり。たとえば衝動的な性欲が悪なら、人間誰もが悪ってことになってまうし。善と悪、境界線を付けるのは難しい。善のなかにも悪はひそんでいて、悪の中にぽこっと善が生まれたりもする。そういう境界線をジキルはつけようとしてしまったんではないかなぁ、と思ったり。自分に悪はないのだと思えば、悪的なものが自分の中に芽生えたとき、自分のものではないと思わざるを得なくなる。それがハイドとして形をなしたのでは・・・。まぁ、作品の中では薬を飲むことによってそうなったと書いてるけど、意外と思い込みやったりするかもなぁ。

善と悪。
人間が常にぶち当たるテーマのひとつ。
だとあたしはおもう。

今日は小説を 

2006年04月03日(月) 18時25分
太宰治「走れメロス」・「人間失格」

走れメロスは教科書で読んだことがあったけれど、それ以来読んでいなかったので読んでみた。あぁ、こういう話だったのだと思い出した。あまり太宰治は好きでなかった、というか、その人間の本質を改めて文字というものにされると、すごく、どうしようもなく逃げたくなってしまうので、嫌だった。今日読んでみて、やはり嫌だと思った。すばらしい。これだけの文字でこの普遍ともいえる人間の内をあらわせるその才能は本当にすばらしいと思う。それでも、あたしは、苦しくなる。とかく、自分の内と照らし合わせたときに、合致してしまうものを見つけてしまうと、嫌なもの。真実を突きつけられると逃げたくなるのはきっとあたしだけじゃないはず。でもどこかで指摘して欲しいとも思ったりしてるからこそ、太宰治は今でも多くの人に読まれている気がする。人間失格は昔から読んでみたいと思っていた。けれど、やっぱり嫌なのであとまわしにしていた。あのころのあたしが読んでしまうと、それこそ取り返しのつかないことになっていたかもしれないので、その選択は間違っていなかった気がする。今なら読める。そう思って読んでみた。やっぱり、嫌だった(笑)

やたらと難しく何でも考えてしまいそうになるね。
でもたまにはこういうのもいい。
日本の作家にはほとんど手を付けていなかった。
ちょっとづつ読んでいこうかな。

トリコロール 

2006年04月02日(日) 14時29分
「トリコロールに燃えて」2004年アメリカ・イギリス・スペイン・カナダ

これ、めっちゃ最近の映画だなータイトルも知ってるわーと思って観てみたら、意外によかった。というか、シャーリーズ・セロンとペネロペ・クルスがいろっぺー!!!色気むんむんで、それでいて、何故か危うさとかはかなさもあるんだよー。色気があって、男たちと体を重ねあって、大人になることによって汚れていってるはずなのに、ギルダは何故か本当の大人になりきれてない感じがした。それにしてもシャーリーズセロン、ほんまにいいわぁ。とくに一番最初にガイとであったときのおかっぱギルダがかわいすぎ!!あたしも思わずおかっぱにしたくなった。
恋愛・戦争・政治・などを含んだストーリー。一番最初にギルダが占い師に「34歳以降の未来がみえない」といわれたところからはじまる。最初のほうはギルダはただ男遊びの激しい女って感じだったけど、ガイという主人公の男と出会い、その前に出会っていたミアという元ストリッパーの女と三人暮らしをする。それだけ聞くと、ちょっと乱交っぽく感じるけど、なんか、三人が一緒のベッドで寝てても、すごく仲良しの三人組に見えるところがほほえましくてあたしはすきだなー。
34までしか生きれないという運命を受け入れて後に何も残さないようにしていた(結婚とか子供とか)ギルダの姿が、少し痛々しくて、せつなかった。最後に「ひとりではいきていけないとわかりました」という手紙を書いたギルダを思うとちょっと涙がでてきます。でも死んじゃったんだよ・・・ギルダ・・・ぐす。ミアさんもいろっぽくてねー。よかった。第二次世界大戦が話の途中で始まり、フランスからドイツ軍が撤退しておわるのですがー、戦争って本当に何も生まないなーと思いました。人間ってでも絶対また戦争をするんだと思う。今もどこかで戦争してる。いろんな人が死んでる。命って何なんだろうなぁ。

話の内容だけでなく、戦争についても考えた。
あたしは戦争なんてしらない。
夢物語みたいなもの。
でも実際に命を落とした人たちがたくさんいて、どこかで誰かが泣いてる。
力だけで人の心を押さえつけることは絶対出来ないと、あたしはおもう。

はずれ日でしたなぁ 

2006年03月31日(金) 23時13分
「ペイン」1999年アメリカ

サスペンス。
足の悪い母親をもち、その母親に束縛されながら生活を送る男が主人公。信仰心が以上に強く、性欲などに対してやたらと罪の意識を感じている。そんな男は家の壁にあった覗き穴を見つけて覗きをはじめる。見えるのは道路をはさんだ向かいにあるマンションに住む女性の部屋。彼女に惹かれていた男は、ひったくりにあった彼女を助けることで恋仲となる。しかし男は彼女と体の関係を持ち、なおかつ覗きを続けていることで信仰心とのバランスがとれなくなり、狂いはじめる・・・
という、一見すれば男がくるっていく様を描いただけに感じられるけど、実は男の覗き行為によって、彼女の秘密もわかりはじめるというストーリー。菜食主義者だと言っている彼女が、他の男を部屋に連れ込み、殺して、その肉を食べるという様子を覗いているシーンがある。それが男の狂気からくる妄想なのか現実なのか、最後までわからない。なんとなく、現実っぽいなーと思わせる終わり方だけれど、なにしろはっきりしない。周りにいる人たちも、なにか問題を抱えているっぽいのに(特に母親として出てくる人物とか)なぞはとけないまま終わりになる。え?なにこれ?どういうこと?という感じで、わけがわからない。複線張ったけど、まったく生かせてないよ状態。彼女が菜食主義者になったのも15年前というし、その理由もちょっとくらい教えてくれたっていいのに。気になるよねぇ。

ヒッチコックの「サイコ」に通ずるところがある、みたいな紹介がされてたけれど、それはヒッチコックに失礼すぎるよ。サイコとは別物です。一緒だとおもえるかーーーー!!!と、まぁ、ヒッチコック好きのあたしとしては許せん作品。男の狂気じみた表情などはすごいと思うけれど。うーん・・・なんだろう。

今日はなかなかはずれな日だったな。

これは・・・ 

2006年03月31日(金) 17時57分
「ベアーズ・キス」2002年カナダ

あるサーカス団にいた孤独な少女がひょんなことで小熊と出会い、その小熊を育てると共に小熊だけが彼女の孤独を癒してくれる存在になっていく。シベリアから親を殺されて送られてきた小熊は、故郷へ帰りたいという気持ちと、育ててくれた孤独な彼女の傍にずっといようとする気持ちとの葛藤がある。(ように感じただけかもしれないが)
ロマンスです。ロマンスは大いに結構ですが、あたしはあんまり好きではないです。キライでもないけれども、手をたたいて賞賛とまではいかない。熊がなぜか人間の男になって、少女と遊んだりしてます。愛し合います。不思議なことが起こってもいいですよ、ザ・ファンタジック。でも、まだ大人の体になりきっていない少女と明らかに大人の体をした男が交わるというシーンはあんまりいただけない。あたしはこういうのは好きじゃないです。淡々と進行していくストーリー自体は、主人公の少女の孤独感が出せるという意味でありだと思います。でもーやっぱりーいやだ・・・・少女と大人は交わらないでほしかった。しかも熊の男があんまし格好よくないんだよなー。格好よければやっていいのかと言われれば、それは違うけれど、まぁ、とりあえず、こういう映画もあるんだなと。

これからもういっぽんみますよ。
P R
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