小説更新 

November 22 [Thu], 2007, 19:36
vol4
・・悪魔の手・・
白い大きな車に乗っている最初に声をかけてきた男の子が美幸の前に降りてきた。
優しそうな感じですごく涼しげな瞳をしていた。
「ねぇ俺のこと覚えてない?すごく前からあんたのこと気に入って見てたんだよ、
って一方的だから知らないか?」
美幸は今まで私には見せたことのない笑顔をその男の子に向けた。
少し嫌な気分がした・・
「えーっそうなんだぁ、ぜーんぜん知らなかったぁ」
美幸だとは思えないような可愛い声。
その白い車の後ろに又、今度はワゴンのような大きめの車が止まった。
運転席のほうから大きな声で(郁哉〜話は決まったかぁ?)
かすれたようなハスキーな声に目をやった。
その男の人はサラサラな長い髪を一つに束ねながら私たちのほうへ歩いてきた。
美幸はもう郁哉に夢中で意気投合しているみたいだった。
どっちかと言うとサラサラ髪の方が美形で女みたいな顔をしていた。
見つめられると吸い込まれそうなキリリとした目で
「何て名前?」「希瑠・・」「えーっかっこいい〜」
この名前で今まで誉められたことがなかったから・・
なんか・・ちょっと嬉しい気がした。「じゃあオレはキラでいいや」
さっきの嬉しい気持ちを取り消したいような軽い言葉!なんて軽薄な男だと思った。
早く帰りたい気持ちでいっぱいになった。
美幸は自分は郁哉の車に乗るから私はあの軽薄な男の車に乗るように言ってきた。
食事に行くみたいだった。
私は簡単に、食事したら帰ろうなんて、何にも考えずにあの馬鹿なキラの車にのった。
当然同じ店に行くのだろうと思ってた。
だけど・・前に走っているはずの白い車が見えない・・
「まだお店に着かないの?」「まあだだよ」
キラの横顔に笑みはなかった。私は怖くなった・・
近くのコンビニに降ろしてもらおうと思いキラに頼んだ。
トイレだったらこの近くにあるからちょっと待つように言われた。
少し開けていた窓から海の匂いがした・・波の音?海だ!
本当に海に来たんだ・・「さあ、着いたぞ希瑠」なれなれしい口調で言った。
トイレなんかなにもない・・ちょっと離れたところで花火をしている人たちが見えた・・
女の人2人と男の人3・4人??ワイワイ楽しそうにはしゃいでいる様だった。
「美幸たちは来るの?」「あぁ多分後で来るよ、場所は言ってあるし」
私は今までドキドキしていた胸の鼓動が少しだけ落ち着いてきた。
10分くらい海の前に座っていた・・
「希瑠・・暑いだろ、車に乗れよ」
私はもう帰りたかったので、送ってもらおうと車に乗っているキラに頼みに行った。
キラは運転席にはいなかった・・「後ろだよ」
スライド式のドアを開けて見るとキラがいた。
「送って行って下さい」「暑いだろ、中に入れよ」
私は中に入りキラにもう一度頼んだ。
後ろは座席を全てフラットにしていた。
キラはドアを片手で閉め、ロックまでした。
ロックした手でそのまま私を抱き寄せた。
私は何がなんだかわからなくなった(やだ−っ)キラを思いっきり蹴飛ばした。
沈黙な空気が1・2分過ぎかかろうとしたその瞬間・・いきなりキラが私にまたがった。
と同時に私の頬をキラの悪魔の様な手が3回くらいぶつ。
バシッバシッ!私は少し頭がクラッとした。





見えるもの・・見えないもの・・闇明 vol3 

October 12 [Fri], 2007, 22:37
夏祭りの日私たちは夕方の7時に橋の真中で待ち合わせをした。
美幸は時間には少しルーズで私はいつも待たされる・・でも、美幸の調子の良い言葉と笑顔で私はいつも許してしまうのだった。そういうところが、彼女のいいところであり、悪いところなのかも知れない。
30分程してやっと美幸が現れた。(あっごめん希瑠、待ったよね?ホントごめん!)
(いいよ、そんなに待ってないし)私は10分前には着いてないといやな性格で、結果40分待ったことになる。それでも笑顔で怒ったかおひとつしない・・
そういうとこ自分で一番嫌な所なんだけれど・・自分にはないところを美幸はいっぱい持っている
だから美幸にひかれていったのかもしれない.美幸はすごくセクシーな格好をしていた。
赤いタンクトップに黒い、超短めなパンツ、素足にサンダル。
私は中学生らしい白いTシャツに紺のGパンにスニーカー。
美幸は肩までの髪を一つにまとめ上にあげてバレッタでとめていて、後れ毛がすごく色っぽいし可愛い。
それに比べ私は肩より長い髪をただ黒いゴムで二つに束ねてるだけ・・
美幸は好きな人はいるみたいだけど、私には教えてくれない。
二人で金魚救いとか、クジとか、ヨーヨーつりとかした。
たこ焼きを買い二人で道路の脇に座り食べていた・・そのとき白い車が私たちの目の前に止まった。
ナンパ?(ねぇ何してるの?海見に行かない?)
在り来たりの面白くない言葉・・美幸は慣れているみたいで(お腹すいてるし食べに連れてってくれるぅ)・・
私はこの男なんかについていく気もないし、お腹も空いていないし、美幸は何を言ってるんだろう・・?
と思った。美幸に耳打ちで(車になんか乗らないよ、食べにとか行きたくないし、私は行かない)
すると美幸は(希瑠何いってんの、今さら何よ、面白くないなぁ、じゃあ祭りに来る意味ないじゃん!帰れば!)私は今までの美幸とは違う、何か怖い一面を見たような気がした。
だけど、美幸一人残して私だけ帰ることは出来なかった・・
そういう私の性格を美幸は知っているかのように、(やっぱ希瑠だよ!大好き!)
その美幸の笑顔が、この先悪いことがおこるなんて絶対無いと安心させてくれた。
なんか少し大人になったような気がした。だけど、この後吐き気がするような・・・・・

見えるもの・・見えないもの・・闇明 vol2 

September 15 [Sat], 2007, 17:46
私は鈴鹿希瑠(すずかきる)
名前がKILLなので、みんなから怖い名前だとか、いろいろ言われた。
けっこう自分では気に入っているのに・・
だけど、名前のことでいじめられたりしたことはない。
こんな名前だから学校ではすごく有名だったりもした。
「希瑠ってどの子?」なんて違うクラスの子とか、違う学年の子とか
わざわざ見に来たりもした。
この名前のことを除けば、幼稚園・小学校は普通に平凡な生活をおくっていた。
中学に入り私は、帰宅部は嫌だったので一応美術部に入ることにした
真面目にやっている人はほんの数人、
私を含めあとの人は友達とくだらない話をしているか、来ない人。
帰宅部となんら変らない・・
私はクラスではあまり気の合う友達は出来なかったのだが、
この美術部で大石美幸(おおいしみゆき)という子と知り合えた。
私と同じような理由でこのクラブに入ったらしい。
一人っ子なので、少しわがままだが私とはすごく気が合う。
中学では一度も同じクラスにはなれなかったけれど、
今思えばその方がよかったのかも知れない。
中学3年の夏休み、私たちは夏祭りに一緒に行く約束をした。
その夏祭りがきっかけで、私は美幸とは卒業式を最後に
二度と会わない約束をしたのだった。

見えるもの・・・見えないもの・・・闇明 

September 10 [Mon], 2007, 14:04
私が生まれたのは雪が舞う一番寒さの厳しい冬・・
そのせいか冬は嫌いだとても嫌い。

私の名前は鈴華希瑠・・堅物な父におおざっぱな母、そして自分のことにしか興味がない兄、
父の弟、バツ1の父の姉に私よりも一つ下の男の子、おじいちゃん、おばあちゃん。
これが、私の家族・・おっと忘れてはいけない愛犬のシシ、顔がイノシシに似ているからこんな名前をおじいちゃんにつけられた、可哀想に

シシは私の一番の友達だ、なんでも相談にのってくれる本当に良いヤツ。
唯一私の心の中を見せることのできる信頼できるヤツ、シシは私の今からの人生を一緒に生きてそして闘って助けてくれたんだ。
さあ、鈴華希瑠の凄まじく波乱万丈の人生へようこそ!!
プロフィール
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空想・瞑想・小説大好きです愛犬かずねで〜す。お姉ちゃんのTシャツの中だよ
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