ナマズの別名。

November 16 [Wed], 2005, 0:32
 ナマズの別名が、「ヘコキ」ということを知りました。

 屁こき…。

 どこの地方の方言なのでしょうか。あんまりだ。

カニの思い出。

November 14 [Mon], 2005, 0:38
 その日、我が家にカニが届きました。
 私は中学生か、高校生だったでしょうか。
 私の母は札幌の出身で、その筋の親戚から贈られてきたのだったと記憶しています。

 毛ガニ。

 箱を開けると、おがくずの中で微かに彼女は呼吸をしていました。
 その、毛の生えた剛胆な背中と、愛らしい瞳に、私と父はいっぺんで参ってしまったのです。

 彼女は空輸の際に動き出さないよう、ひもで縛り付けられていました。
 私と父は、はさみを持って、そっと彼女の戒めを解いたのです。

 彼女は悠然と立ち上がりました。

 そして、八本の脚を巧みに動かしておがくずの海から抜け出し、テーブルを降り、さささっ…とまるで蜘蛛さながらの動作で本棚の横に寄り添いました。



 …可愛すぎる。



 父は、私にとても魅惑的な相談を持ちかけました。
 「海水の素、買ってきたら、飼えるかもしれない」
 そのとき、私の脳裏には鮮やかに浮かんだのです。
 大きな水槽で悠々と暮らすカニ子(命名)の姿が。

 餌は何を食べるのだろう。散歩をさせたら可愛いかも知れない。慣れたらもう一匹買ってきてつがいにしよう。
 すっかり気分はカニブリーダーの私。

 私と父が楽しい夢を思い描いていた、そのとき。

 別れは突然来たのです。



 「はいはい、どいて〜」

 台所で湯を沸かしていた母がやってきました。

 手にはめん棒が握りしめられていました。


 ゴン。

 カニ子は母に、めん棒で脳天をどつかれました。
 くらくらと脳しんとうを起こしたカニ子は、母の容赦のない手につかみ上げられ、ふつふつと沸騰する湯の中に、どぶんとその姿を消したのです…。

 「カニ子ーーーーー!!!!」

 「もう名前付けてる」

 「飼おうと思って…」

 「よしてよ、金魚だけで手一杯よ」

 母は子供の頃、毛ガニがおやつだったのよ、などと言いながら、慣れた手つきでカニ子を引き上げました。

 真っ赤にゆであがったカニ子は、その日の晩の食卓のヒロインでした。

 …新鮮で、とても美味しかったです…。

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プロフィール
  • ニックネーム:高枝景水
  • 誕生日:8月27日
  • 血液型:O型
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東京出身・関東在住。漫画を描いて日々を暮らしています。日本史好き、映画館好き、祭り好き。お仕事は随時募集中。ご相談はメールにてお願いします。