学習まんが人物館『伊達政宗』発売です。 

March 28 [Wed], 2018, 10:00

 新刊書籍のお知らせです。

小学館版 学習まんが人物館
『伊達政宗』

本日堂々出陣です!


 今回は、構成・ネームから作画まで担当いたしました。
 原作シナリオ・原案絵コンテ無しの資料のみで、イチからストーリーまんがを組み上げるのは久々すぎて(カセキホリダー以来かな…)ものっすごく楽しかったです。

 監修は、大河ドラマ『平清盛』の時代考証でお馴染みの本郷和人先生です。
 ネーム(話の流れを組んだざっくりとした絵コンテ)を作画に入る前に見ていただいて、おかしいところや足りないところの指摘をいただくのですが、こっそりと、長年判断しかねていたことや最近疑問に思っていたことをこちらから先に質問として混ぜ込んでお聞きしまして…先生、お手間を増やしてすみませんでした。
 先生のおかげで、安心して描くことができました。ついでに、ツイッターで過分なるお褒めのお言葉をいただきありがとうございました。あれからフワフワしています(笑)。

 また、ネームに入る前、仙台出身の担当さんと仙台へ取材に行き、瑞巌寺・陽徳院やサンファン館にて貴重なお話を伺うことができました。その節は本当にありがとうございました。



 私事ですが、私自身は東北に現在繋がっている縁はありません(母方の先祖が維新後に北海道へ行くまで岩手・南部にいたと聞いています)。
 ただ、近しい友人に仙台出身の人がいたり、初連載作で伊達政宗をモデルにした高校生を描いたり、何かしら縁を感じるようなことがあり、旅行で二度ほど訪れたりもしていました。

 初連載作の終盤で政宗と愛姫を描いていたとき、ちょうど〆切のその日に、東日本大震災は起きました。

 中継で、やっと入荷した少年ジャンプを読む避難所の子どもたちの姿を見て、当時web雑誌で連載をしていた私は、こういう時、電気がないと読めない媒体で描いているマンガ家は一時の娯楽さえも届けることができないのだなと、ただただ無力感を感じていたのを覚えています。
 今回、ようやくひとつ、東北へお届け物ができる気分です。



 私自身、とても得るものが大きいお仕事でした。

 どうかたくさんの子どもたちに、もちろん、歴史好きな大人の方にも、読んでいただけますように。
 よろしくお願い致します!

若旅#35〜いろいろな紙のおはなし。 

March 27 [Tue], 2018, 12:00

月刊「コミック乱」(リイド社) 2018年5月号
本日発売。
『若旅WAKATABI〜週末歴さんぽ』第35話です。

 今回は、東京都北区の王子にある、紙の博物館さんにお邪魔してまいりました。

 なぜ今、急に紙の博物館かと言いますと。
 本誌でお知らせがあったと思うのでこちらでも発表と相成りますが。

 『若旅WAKATABI〜週末歴さんぽ』単行本発売5月28日に決定いたしました!!!

 書店特典なども行われる予定です。詳細は決定次第こちらのブログでもまとめてご紹介致します。続報をお待ちくださいませ!
 余談ですが、私、今年の秋でデビュー作掲載から14年を迎え、単行本もこの若旅で8冊目となるのですが(※表紙に名前がクレジットされなかった関連著書は除きます)、書店さんに単行本特典を描き下ろしたりするのは初めてでございます…
 書店バイト経験があるので、書店特典のあれこれを棚に飾っていただけるのをとても楽しみにしております。私の働いていた支店は今はもう無いのですが、系列店さんからご注文があったら嬉しいなーとワクワクしています(笑)。


 そんなわけで、ただいまいろんな紙と向き合っている制作陣が、紙の博物館にお邪魔いたしました(笑)。

<歴さんぽ第35話・参考ホームページはこちら>
・紙の博物館http://www.papermuseum.jp

 以前、同じく王子の飛鳥山公園を散策したことがあったのですが、今回お邪魔した紙の博物館も飛鳥山公園の中にあります。

 こちら、展示物が「複製」と書かれていない限り、貴重な現物が展示してありまして、紙に染み込んだ歴史の重みをー感じられてとても良いです…。館内パンフレットの裏面隅っこに、使用されている紙の種名と重さが表示されているのもとてもグッときました。


 さて、紙と言えば手紙。
 手紙と言えば、最近また書状が新発見された豊臣秀吉。現存する書状は約一万点とも言われており、戦国武将の中でも群を抜いて多いです。

 私がまだ一介の史学の徒であった頃、秀吉の文書はとても数が多すぎてまとまらない、全集が出るのは至難の業とも言われておりまして、卒論ひとつ書くにもあっちこっちの武家文書をひっくり返してどえらいことになった記憶がありますが、ついに4年前から豊臣秀吉文書集の刊行が始まりました。
 これ、個人的にはとてつもない快挙だと思っています。と同時に、あのときからそれだけの年数が経っているのだな…としみじみする次第であります。

 いまや私はただの物書きで、史学研究に戻る気もその宛てもないのに、この「豊臣秀吉文書集」をうっかり毎巻買っています。
 毎年1月のお楽しみとなっています、はい。
 もはやこれは業のようなものでござる、止めるでない。
 どうか、生暖かい目で見守ってやってください。


 最後になりますが、今月号で若旅は連載4年目に突入し、自身の連載最長記録を更新し続けています。
 どうぞ、これからもよろしくお願い申し上げます。

 次回は確か単行本作業の為、ひと月お休みをいただいていたはず…。第36話の掲載は5月売り、単行本と同じ日の発売となる予定です。
 それでは再来月、次は貴方の街に!?

若旅#34〜匂いおこせよ梅の花。 

February 27 [Tue], 2018, 12:00

月刊「コミック乱」(リイド社) 2018年4月号
本日発売。
『若旅WAKATABI〜週末歴さんぽ』第34話です。

 今回は受験シーズンにふさわしく、梅の花の似合う学問の神さま、菅原道真公のお話しです。

<歴さんぽ第34話・参考ホームページはこちら>
・谷保天満宮http://www.yabotenmangu.or.jp


 菅原道真公・天神様を祀る「天満宮」は、太宰府天満宮、京都・北野天満宮をはじめ、全国各地にありますが、東日本最古と伝わっているのがこちら、谷保天満宮です。

 谷保天満宮は、湯島天神亀戸天神と並んで、東京(関東)三大天神と言われているそうです。
 ところが日本三大天神となると、先ほど挙げた太宰府北野(京都)に加えてあとひとつ、鎌倉の荏柄天神がカウントされるそうで。不思議なものです。

 ちなみに鎌倉の荏柄天神さま、実は先月の鎌倉取材の時にあわせて参拝してきました。…漫画家にご利益があると言われている、絵筆塚があることでも有名なのです。
 何でも、とある漫画家さんたちが連れ立ってお詣りをして、その半年以内にメンバー全員の連載が決まったという、都市伝説のようなツイッター寓話のような話が流れてまいりまして(笑)。
 そんなわけで、同業の友人たちと一緒に拝んでまいりました。効果のほどや如何に。



 取材の折、梅林は少しずつ花がほころび始めている頃でした。
 掲載の頃は満開でしょうか。

 今年も数多くの受験生が、望む学問を究められる場所に進学できますように。


 それでは今月はこの辺りで失礼します。
 次は、貴方の街に!?

若旅#33〜いざいざ鎌倉! 

January 27 [Sat], 2018, 12:00

月刊「コミック乱」(リイド社) 2018年3月号
本日発売。
『若旅WAKATABI〜週末歴さんぽ』第33話です。

 今回はいざ鎌倉回!
 南関東で学校生活を送る子どもたちにおいては、かなりの高確率で遠足の行き先とされる鎌倉。今回は観光地としてもお馴染みのこちらを歩いてきました。

 昨年、ディープな日本史ファンの皆さんの間でアツいブームとなったこちら、「応仁の乱」


 その後に続かんとする勢いでブームとなった「観応の擾乱」を覚えていらっしゃいますでしょうか。


 今回の鎌倉さんぽ、こちらの「観応の擾乱」の少し前の頃の話をピックアップしています。



<歴さんぽ第33話・参考ホームページはこちら>
・鶴岡八幡宮http://www.hachimangu.or.jp
・東勝寺跡(高時腹切りやぐら)https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kamakura-kankou/meisho/04toushoujiato.html


 鶴岡八幡宮は鎌倉のメイン観光地ですが、東勝寺跡はあまりメジャーではないかも知れません。
 こちらは、鎌倉幕府最後の得宗・北条高時らが、幕府滅亡の合戦の折りに立てこもり、一族皆で腹を召したと伝わる場所で、昼間でも少しさびしいところです。
 チラッと検索などかけていただけるとすぐにピンと来ると思いますが、こちらいわゆる心霊スポットでございます。
 あいにく私は霊感らしきものはマトモに持ち合わせておりませんが、そういう鈍い私でもここは本当にゾクゾクするので、あまり一人では行きたくないですなぁ…。

 というか。
 まだまだ若い頃、今から20年くらい前、東海〜九州住みの歴史好きな友人たちが関東に遊びに来てくれた際に、連れ立って行ったんですよ。

 夜に。

 いわゆる霊感が強めでありながらまだ肉眼で幽霊を見たことがないという友人が「めちゃくちゃ強い心霊スポットなら現物を見られるのでは」と言い出して、いや、もう、ほんと、そのときの事の顛末も未だに覚えてますけど、なんとなくここで書くのは控えるとして、あの場所はものっ…すごく怖かったです、はい。

 一応補足ですが、その友人も、もちろん私も怪我ひとつなく今でも生きています。
 生きておりますが、それまではそこまで怪談やホラーが苦手ではなかった私は、今やすっかりこわいものダメな人です。お化け屋敷とか入りたくない。

 行かれる際はできるだけ複数名で、明るい内にお訪ね下さい。
 

 それでは、また来月。
 次は貴方の街に!?

若旅#32〜ヒトとウマの歴史。 

December 27 [Wed], 2017, 12:00
月刊「コミック乱」(リイド社) 2018年2月号
本日発売。
『若旅WAKATABI〜週末歴さんぽ』第32話です。

 早いもので、2017年ももう年の瀬。年末と言えば、有馬記念ですね。
 いや、個人的にはギャンブルの類には惹かれないのですが(そもそも職業が博打であるという…)、なんとなく、有馬記念と聞くと年の瀬を感じます。大好きな、ゆうきまさみ先生『じゃじゃ馬グルーミンUP!』のせいかもしれません。

 というわけで、今回はこちら、馬の博物館さんにお邪魔してきました。


<歴さんぽ第32話・参考ホームページはこちら>
・馬の博物館http://www.bajibunka.jrao.ne.jp/uma/


 取材に訪れた時はちょうど「戦国武将と馬」という個人的なストライクゾーンにドンピシャな企画展示の真っ最中で、一瞬、仕事を忘れて楽しんで来てしまいました。

 ここのところ、ありがたいことに歴史物のお仕事が増え、同時に馬を描く機会にも恵まれまして。
 もともと馬は大好きなのですが(午年生まれなもので・笑)、犬猫と比べてリアルでは馴染みがなく、見慣れていないとなかなかいろいろなポーズを描くのは難しいぞ…ということで、機会があると乗馬体験などに行ったりしています。

 やはり、さわって、乗ってみると愛着が湧くもので、馬術競技をやったりするのはイマイチ興味が出ないのですが、牧場の外へ出て行動をポコポコ歩いたり走ったりする「外乗」が楽しくてですね…。
 外乗の幅が拡がりそうなので、いずれお金に余裕ができたらライセンスを取りにいってみようかとも画策中で。
 ちょうど身体を使った趣味が壊滅していたところなので、これを機会に隙を見て乗りに行きたいです。

若旅#31〜内藤新宿は繁華街の始まり。 

November 27 [Mon], 2017, 12:00

月刊「コミック乱」(リイド社) 2018年1月号
本日発売。
『若旅WAKATABI〜週末歴さんぽ』第31話です。

 コミック乱は月末の発売で、2ヶ月先の表示ができるので、もう2018年1月号なんですよ恐ろしい…(笑)。
 というわけで忘年会シーズン、江戸四宿のひとつ・内藤新宿の成り立ちについて探ります。

<歴さんぽ第31話・参考ホームページはこちら>
・新宿歴史博物館https://www.regasu-shinjuku.or.jp/rekihaku/

 「新宿」という名前、実はしくできた宿場町」だからなんですね。
 実は私の地元にも、同じ成り立ちで「新宿(しんしゅく)」という地名があります。
 宿場と宿場の間が遠い、川があって増水すると手前で足止めされざるを得ない、などイレギュラーな事態によって新しく宿場として認められた土地なのですが、やはりそういう場所は人や物が集まり、遊ぶ場所ができ、繁華街になっていくのですねー。

 古い話で恐縮ですが、その昔、地域振興券なる金券が発行された際、風俗店でも使ってOK!という広すぎるフトコロを見せてきたのが都内では新宿区と我が地元・大田区だった記憶がございまして…。
 我が街こそ繁華街の走りであるという気概があったせいかどうかは定かではありません。

 新宿歴史博物館では、ボランティアガイドさんにとても詳しいお話を聞けてものすごく楽しかったです。夏目漱石など文豪関連の展示もありますので、お好きな方、是非。


 では、今月はこの辺りで。
 次は貴方の街に!?

西東社「超ビジュアル!歴史人物伝 徳川家康」。 

November 10 [Fri], 2017, 12:00
 わたくし、2017年度後半戦のこれから半年の間に、お仕事させていただいた書籍が4冊ほど連打で発行される予定でして、本日はその第2弾のお知らせに上がりました。


 超ビジュアル!歴史人物伝「徳川家康」(西東社)

 まさかの 徳 川 家 康 で す 。

 …正直、自分に「徳川家康をまるっと一本描きませんか?」というご依頼がくるとは完全に予想外で。…骨の髄まで太閤びいきですよ…と一瞬は躊躇したんです。

 が。

 徳川家康75年の人生をアタマから終わりまで描ける機会なんてそうそう巡り会えないな…と、思い切ってお請けしました。

 こちら、リアルなイラスト入りの記事で家康の人生や戦年表や政策をたどりながら、小ネタも楽しく学べてしまうシリーズで、ストーリーまんがパートはその合間合間を賑やかす感じです。
 まんがメインの書籍ではありませんが、記事のボリュームも凄いので、よろしければ是非お手にとってみてください!

 というわけで、第2弾のお知らせでした。
 こちらもどうぞよろしくお願い致します!

 第3弾と第4弾は、年明けにお知らせができそうです。こちらも「まさかの…」が隠れていますので、どうぞお楽しみに…(笑)。


若旅#30〜気分はセントウ! 

October 27 [Fri], 2017, 12:00

月刊「コミック乱」(リイド社) 2017年12月号
本日発売。
『若旅WAKATABI〜週末歴さんぽ』第30話です。

 節目の第30話は、銭湯のお話!
 今回調べてみて、銭湯の文化は大変奥が深いなと感じまして…とても拾いきれる量ではなかったので、お風呂の歴史を中心に若たちに回ってもらいました。

 徐々に肌寒くなってきたこの季節、普段シャワーで済ませる人でも湯船が恋しくなるのではないでしょうか。紅葉を見ながら温泉にでも行きたいですね!


 では、今月はこの辺りで。
 次は貴方の街へ!?

西東社「まんが戦国武将大事典」。 

October 13 [Fri], 2017, 12:00
 わたくし、2017年度後半戦のこれから半年の間に、お仕事させていただいた書籍が4冊ほど連打で発行される予定でして、本日はその第1弾のお知らせに上がりました。


 小学生おもしろ学習シリーズ「まんが戦国武将大事典」(西東社)

 こちらで11名の武将たちを描かせていただきました!
 雑誌と違って、地域によって発売日がまちまちなんだそうですが、首都圏の早いところでは今日10/13辺りから店頭に並ぶようで、amazonさんなどでは明日10/14発売となっています。

 担当したページのラインナップは、
・足利義昭
・松永久秀

・豊臣秀吉
・豊臣秀長
・蜂須賀小六

・加藤清正
・福島正則
・賤ヶ岳七本槍

・竹中半兵衛
・黒田官兵衛
・前田利家

 …です!

 …懐かしさにうち震えながら描いていたのは想像に難くないかと思います(笑)。


 特に見ていただきたいのは、背表紙!


 背表紙に、秀吉!!!!
 感無量です(笑)。


 というわけで、第1弾のお知らせはこちらでした。
 どうぞよろしくお願い致します!

 

若旅#29〜出世の石段と馬術名人・曲垣平九郎。 

August 28 [Mon], 2017, 12:00

月刊「コミック乱」(リイド社) 2017年10月号
本日発売。
『若旅WAKATABI〜週末歴さんぽ』第29話です。

 今回は、時代劇とは切っても切れぬ、馬の話。
 「出世の石段」と呼ばれる愛宕神社の大階段と、江戸の馬術名人のお話です。


<歴さんぽ第29話・参考ホームページはこちら>
・愛宕神社 → http://www.atago-jinja.com

 鉄道唱歌の一番にも出てくる「愛宕の山」はこちら。
 東京23区内にある天然の地形としては、ここが最も標高の高い場所なのだそうです。

 そして、周りを見渡してみると、東京タワーがあり、NHK放送博物館があり。
 標高が高い場所らしく、電波を発信する基地の最初期のものがあるのも納得です。

 境内には、曲垣平九郎と出世の石段の逸話にも出てくる梅の木があるようです。
 私は花の季節に訪れたわけではないのですが、ちょうど夏だったので、その、境内で取れたという梅の実から作られたシロップで、名物の厄除けかき氷をいただいてきました。

 とてもあっさりした味わいで、大変美味しゅうございました!

 かき氷はさすがに期間限定だとは思いますが、他にもいろいろメニューがあって、案外しっかりごはんも食べられるので、境内の軽食処、オススメです(笑)。


 それでは、今月はここまで。
 次回はついに30話! ですが、来月号は一回お休みをいただきます。
 また、再来月お会いしましょう。
 次は、貴方の街に!!?
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東京出身・関東在住。漫画を描いて日々を暮らしています。日本史好き、映画館好き、祭り好き。お仕事は随時募集中。ご相談はメールにてお願いします。