大人になると 

2004年09月30日(木) 18時57分
 俺はずっと自分のことを神経質だとばかり思ってたが、実は神経症だった。この間、精神科に行って初めて知った。でも、どうってことはない。ただ自分の状態に名前がついただけのことだ。キツいときはキツい、平気なときは平気。ただそれだけのこと。凸凹のない人間など、どこにいるだろう。
 今日はずっと気分が冴えなかった。こういうときは、決まって誰かの言動にいちいちイライラする。彼らが俺をイライラさせるのではなくて、俺が自分から、わざわざイライラするように、自分の心を仕向けるのだ。彼らを憎み、嫌い、心の中で罵倒する。すべては、俺が彼らを恐れているからだ。だから、せめて自分の中でだけでも優位に立ちたい。それだけだ。それが自分で許せるほどに寛容であれたら、もうちょっとマシな気分で日々を送ることができるのかもしれない。だが俺は、そこまで性格が悪くない。人を責めたい気持ちと、自分を責める気持ちの摩擦のせいで、もうすっかりへろへろになってしまった。
 情けない話だが、これが自分の今の姿であるとまっすぐに受け入れない限り、なにをどうすることもできない。言いようによっては世界中の人間は間違っているが、また別の言い方をすれば、世界中の人間は誰ひとりとして間違ってなどいないのである。どちらかを否定してしまえば、もうおしまいなのだ。くそくらえ。いったい俺は、どんな基準に縛られているというのか。俺は冷蔵庫からビールを持ってくると乱暴に空け、半分ほどを一気に飲み干す。いつものことだ。動物であるのは簡単だ。ただ、自分の欲求に身を任せていればいい。だが、人として生きることはなによりもむずかしい。
2004年09月
« 前の月  |  次の月 »
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30
最新記事
最新コメント
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:nakigoto
読者になる
Yapme!一覧
読者になる