Kissの創刊25周年お祝い色紙を描いたよ! 

February 16 [Thu], 2017, 22:33
前回は「色紙のUIは、漫画との相性がだいぶ悪い」とぼやきました。


編集部の依頼は、「カラーか1色、どちらでも構いません」だったので、
まぁ、自ら選んだ面倒くさいほうの道なんだけど、
折角の記念なら、カラーのほうが良いじゃんよねぇ?

【下書きをするよ】

先ずは、音楽流して気持ちを集中しないと絵が描けない。資料素材も探せない。
no music no drawing

最近は、spotifyを愛用してます。…単なる余談ね。

今回、色紙本体に直接下書きは危険なので、別の紙に書きます。
(私の場合、カラーは、イラストボードでも所謂水彩紙に描くのでも、別紙に下書きして、そんでレイアウト決めします)

25周年なので、指で2と5してみた。
(殆ど気付かれないと思うので、自分で言っとく)


参考にした、商用フリーのフォント。他にも服の柄の素材など集めたが、絵的に邪魔なので結果的には未使用。

@トレシングペイパーに、下絵をうつす。(その写真は撮り忘れた)
A線のある部分のトレシングペイパーの裏に、濃いめの鉛筆で色をつける。

B色紙に、このトレシングペイパーを仮止めし、細めのボールペンで下絵をなぞる。

C下絵のうつし、完了。

(ボールペンでなぞった色紙の部分は凹んでいるで、Aの鉛筆の圧による黒い部分は、念の為のガイドです)

色紙上の凹んだ線と元の下絵を見ながら、紫の色鉛筆で主線を入れる。

普通に消しゴムで擦って消すと紙が毛羽立つので、黒いガイド線は、ねり消しゴムでトントン叩いて消します。

この辺りの、紙を汚さない・傷つけない が、1番に気を遣うとこかなー。


【色をつけるよ】
色を塗る段になると、行程も8割がた来たに等しい。

画材。

カラーインク、ポスカ、色鉛筆、コピック、アクリル絵の具など。
色紙やカラーに慣れてるかたなら、コピックのみでガーーっと色塗り出来ると思うけど、
描くのが久し振りだし一発塗りは怖いので、
肌や髪の大部分は、カラーインクを使いました。
(※Kiss25の字は、プロッキーを使いたかったんだが、10本ほど全部カスッカスになってた…。
ので、ポスカで書いたら毛羽立ったよ…( ̄ー ̄)


筆は、安い和筆よりアクリル筆のが弾力があって、はずさないです。
長い筆は、全部短く切ってる。

箱のサイズに合わせる為じゃなく、
筆の重心が後ろにあると、無駄にグリップに力が必要なので、塵も積もれば筋肉疲労が馬鹿にならない。
(同じ理由で、シャープペンシルのクリップパーツなどは、全部取るか、千切って捨ててある)





ああーーーーっ、大変っ!顔が灰色のガイコツみたいになっちゃったよーー!!!

って、これ、置いた色をぼかす為に、先ずは水を含ませた筆で紙面を濡らしただけなんですが、
色紙という薄い紙だと、水をつけただけで芯になってるボール紙の灰色が透けてしまうのです。

まぁ、乾いたら元の白い紙になるんだけど、
そういう薄い和紙?小学校のお習字の初歩で使うふうな紙に、水を含んだ筆でネチネチ塗ってたら…、
穴が開いて、芯のボール紙が露出するわけさ。

私の場合、主線から色がはみ出すのが「私の塗り方」だから問題無いんだけど、
主線から色がはみ出すのが嫌いな作家さんが水彩で塗ると、水彩紙より滲んでいちちはみ出すというストレスも味わえるのが、
色紙の面白いところです。

だから、色紙でカラーは無理なんだよーー、もう昭和時代から描く側は解かってるよ、作家陣で誰かしかが不満は述べてるでしょ、
気付けよーーなにゆえ旧態依然な色紙使用主義を改めないのだ、編集者たち〜???!?



で、何度も薄い色を塗って濃くしてくうちに、紙に出来たゴワゴワがこちら↓


個人的にカラーを描くときのに重宝している、水でぼかせる色鉛筆。

影つけなどに、べんり。

あとはコピックで強弱つけたり、微調整。


【出来たよー】

今回は、これくらいで許してやってくれ。

こちらに、サインを入れて提出しました。


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この色紙は、Kiss創刊25周年の「お祝いプレゼント」といことで、
何十名かのそうそうたる作家がたの色紙に、交じっている予定です。


20周年企画の色紙プレゼントの際は、
@Kiss買って、
A雑誌内の「色紙応募券」を切り取って、郵便はがきに貼って、
B欲しい色紙の作家番号及び作家名を1つ書いて、
の応募だったようで。

まじかよー、作家を指名って?
誰が私に応募すんだよ?٩(′д‵)۶キエーーーーッ


今回も同じ要領なら、
私なんぞは現役の若手編集さんは勿論、読者さんには無知の存在と思うので、
当たる確率が、めっちょ高いわよー!
もしかして、誰も私に応募して呉れなかったりして、悲しいわー、せづねぇわーヽ(=´▽`=)ノキャハハハ−



なので、皆様、ゼヒゼヒ中山乃梨子に!応募っ!!して下さいっ!!!!
という意図もあって書いたブログであることよ。


Kiss4月号、2月24日はつばいっ!らしいっ!!



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因みに、
しょっちゅう色紙を描いている某著名作家さんは、自分にとって1番使い易い色紙を自ら用意し、マーカー塗り。
別の水彩塗り派の作家さんは「色紙には描きたくないから、イラストボードに描いて良いですか?」と、
自衛してるそうです。

漫画家に「色紙を描いて。出来ればカラーで」は、そこそこブラックオファーだと、編集者も知らないのかな? 

February 15 [Wed], 2017, 12:10
先日、講談社の女性漫画誌Kissの25周年記念用の色紙を描きました。

その件で、編集者や絵を受け取る側と描く側で、UIの共有?フィードバック?が全くされたないなぁと、
前々から思ってたことを、記しておこうかと。


【そもそも、漫画家にマーカー1本渡して「絵を描いて」自体が、だいぶハードル高い】
TVなんかで、何かを解説するためにマーカーでサラサラと絵を描く漫画家さんがたまに居ますが、
ああいうかたは、そもそもの絵が簡単か、すっごく絵が上手いという稀な存在です。

普通の漫画家は、鉛筆などで下書をします。
有名作家さんで、サインに持ちキャラを描いてくれるかたも居ますが、
サイン用の幾つかのパターンを予め持ってるのであって、
「○○くんが☓☓な感じで△△してる絵を描いて下さい」と言われたら、ポーズのあたりをつけるなり下書したいんじゃないかな?
そういう作家さんたちでも、自分のマンガ原稿では、下書や色々と推敲をします。

ピラミッドのトップに居る人たちを基準に、「え、なんでちょいちょいっと描けないの?」と言われても、困る。
私なんか、使わなくても(てか、結果的に絶対に使うんだが)消しゴムと修正液を横に置かないと、「道具が揃ってない!」と心が落ち着かなくて何も描けない。

絵も描いてシゴトにしていた身でも、こんなですから、
TVでタレントさんに下書きも無しで「絵を描いて」て、とんだ無茶振りで、上手に描けなくて当たり前だと思う。非道で辛い。
下書きも無しで清書て、ダ・ヴィンチでもやってないよね?老年期のピカソならアリとして。


【色紙は、漫画絵を描く紙じゃないよ!!】
雑誌25周年の記念で、物として残る絵をプレゼントというのはまぁ、構いませんけど、
今時、デジタルで描いてて「アナログ用の画材なんか持ってないよ!?」という作家さんはどうしたんでしょうね?
というのは、置いといて。

色紙の、一般的に書く部分は、うっすい和紙的な紙ですね。
コピー用紙より厚みが無く、消しゴムかけや重ね描きに大変に弱い。
今回、編集部から送付されてきた色紙がこちら。

結構フラットな紙面なので、編集部も多少の配慮があったのかな?

では、こちらに一般的な筆記用具で線を書いてみましょう。
(Gペン丸ペンといった、所謂「つけペン」は、わたくし平成になって殆ど使ってないので、試しませんでした。ご容赦ください)


マーカーでこれくらい滲む紙に、つけペンで線をひいたら、どんだけ滲むのか?
想像しただけで、背筋が寒くなるぅ〜〜(゚∀゚)
昔気質の女性漫画家さんは、つけペン&耐水性のカラーインクで主線を描いてから色を塗るかたが多かったけど、今はどうなんだろ?
私自身は、1色原稿でつけペンを捨てる以前に、カラーインクで主線は描かなくなっていました。



鉛筆で書いても跡が残るような紙ですから、
この紙に、つけペンでゴリゴリ書いたら、どんだけエグレて悲惨なことになるか、想像に難くありませんね。

そして、こんな弱々しい紙に下書きして消しゴムかけをするのは、避けたい案件なわけです。



次回、「色紙を描いたよ!」に続く!

where are we going...? 

January 01 [Sun], 2017, 22:04
なんかもうずっとこちらは更新していないし、
ツイッターのログをブログ形式で残していても、同時性が無いと意味が分からないので、消しました。

取り敢えず、このブログにUPしてた犬と猫の画像は、別に保存したので、安心だ!( ´∀` )
それだけはサルベージしなきゃと思い、ネット上に残していたので。

削除とはいえ、ずっと手を付けなかった事案が出来たので、
新年ぽく、一歩は踏み出したと思いたい。
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