もしも願いが1つ叶うなら……。

November 20 [Fri], 2009, 23:43
願い事なんて、挙げればキリがないし、逆に多すぎて選べないから叶わなくたっていいや、なんて気持ちにもなったりはするんですが。ただ、今日ふと思った「願い事」は……

「天空の城ラピュタ」を、記憶がまっさらな状態で見たい。

TVで初めて放映された時に録画して以来、いったい何度見たことか。にもかかわらず、金曜ロードショーで放映されると、ついつい見てしまったりします(もちろん、今日も)。ストーリーはもう十分に分かっているのに、いつも同じシーンで興奮したり、ドキドキしたり、感動したり。僕にとって「ラピュタ」は、見飽きる、という言葉とは無縁の作品なのです。

だから、これをもう1度「初めて」見ることが出来たなら……今以上の興奮と感動で気がおかしくなるかもしれません。でも、そこまでの気持ちを味わってみたい、とも思うのです。

あ、更にもう1つだけ叶うなら、「となりのトトロ」も……。

行ってみようかな……。

November 15 [Sun], 2009, 20:28
図書館へ行ったついでに、地元の市民ホールへと行きまして。というのは、そこで図書館主催のリサイクル本市をやっていたから。どんな本が並んでいるか、少しばかり気になったもので。

1人10冊まで、という制約があったんですが、並べられていた本をざっと見た限りでは、10冊も貰わなくていいや……という本ばかりでした。個人的には、なんですけれども。とりあえず、空手で帰るのも何となく勿体無いかな、と思いまして、4冊ほど貰っていきました。その中でいい収穫だったなと思えたのは、発刊時に買おうかどうか迷った「広告大入門」(広告批評 編)。実際、図書館に並べられていた時に借りたことはあったんですが、700ページ超の本は2週間で読みきれず、読み途中で返却してしまったのです。ま、こうして入手したので、ゆっくりと読んでいこうかなと。

で、その帰り。
くだんの市民ホールには、「さいたま文学館」という施設が併設されているんですが、そこでの催し物情報を見ていたら……

「えっ、重松清が来るの!?」

そう、来年1月に、重松清氏の講演会が催されるんだそうで。うーん、これは是非聞いてみたいなあ。さっそく、応募用の往復はがきを買ってこないと……。

ズッコケ中年三人組/那須正幹

November 13 [Fri], 2009, 21:06
ズッコケ中年三人組

子供の頃から本を読むのが好き、という人なら、「ズッコケ三人組」シリーズは必ず読んでいるはずの作品、と言っていいだろう。きっと、親子揃ってファンだ、という人もいるかもしれない。なにせ、第1作「それいけズッコケ三人組」から、最終作「ズッコケ三人組の卒業式」の刊行までに、26年もの時が流れている(ちなみに、シリーズは50作を連ねる。僕も同シリーズをそれなりに読んでいる、という自負はあったのだが、読んだのはそのうちの3割程度だと判明。中学生になってから読まなくなったからなあ)。そんなに続いていたのか……と正直言って驚かされたが、ただ、「親子でファン」という人たちが出てきてもおかしくはない年数である。

本作は、シリーズ中ではずっと小学6年生だったハチベエ、ハカセ、モーちゃんの3人が、第1作の時点から暦通りに年齢を重ね、40歳となった頃を物語の舞台としている。ハチベエはコンビニの店長、ハカセは中学校の先生、モーちゃんはリストラに遭ってアルバイト店員……と、三者三様の人生を歩んでいて、またハカセ以外には妻子がいる。26年というときの流れを、しみじみと実感してしまう。

むろん、本作はそういった懐かしさに読み手を浸らせるだけの作品ではない。これまでのシリーズ作と同様に、彼ら3人の前に、ある事件が起こるのである。それは……かつて彼らと対峙した「怪盗X」が、再び現れた、というものだ。

……ここで1つ。白状しておかねばならないことがある。
「怪盗X」のことを、僕は知らない。なにせ、僕がシリーズ作から”卒業”してから登場したキャラクターなので。だから、過去の作品でどんな対決を繰り広げたのかがさっぱり分からなくて……申し訳ない。

それはさておき。いや、実際「さてお」いても、本作を楽しむことは出来る。
泥棒(=怪盗X)を一般市民(=三人組)が警察の手を借りずに捕らえようとする、という設定は、今のご時世では非現実的にも思えるが、本作ではこれが矛盾なく成立している。また、読み手に投げかけられる謎解きの要素は少ないものの、ハチベエ・ハカセ・モーちゃんの三人が、様々なアイデアを持ち出しながら行動し、怪盗Xの行動を阻止しようとするプロセスは、読んでいてなかなかに楽しかった。

さて、「本作は読み手を懐かしさに浸らせるだけの作品ではない」と記したが、それでもこれだけは書いておきたい。それは……「年はとったけれど、三人とも変わってないなあ」ということだ。相変わらずおっちょこちょいでお調子者のハチベエ、思慮深いが何事にも控えめなハカセ、おっとりしていて食いしん坊のモーちゃん……いやはや、同窓会で懐かしい友人にあったような気持ちにさせられてしまう。

随分と前から気になっていた作品の1つだが、読むことが出来てよかった。
そして、読んでよかった。

読書日記、新装中。

November 10 [Tue], 2009, 21:04
でも、まだ35冊分しかアップ出来ていない……。

リライトなんてやっていると必要以上に手間がかかるので、過去に書いたのをそのまま掲載する……と、出来る限り作業を簡略化しているんですが、それでもやっぱり時間がかかる。もっとも、「簡略化している」とはいえ、画像も追加していたりするけれども。

新装版の「読書日記」のブログは、閲覧可能状態にはなっていますが、そのアドレスについては、まだ非公開ということで……あしからずご了承ください。なにせ、中途半端な状態なので、お見せするのが恥ずかしい。

……でもなぜか、アクセス数が開設4日目で300件を超えちゃっているんですが。なぜなんだろう?

食堂かたつむり/小川 糸

November 08 [Sun], 2009, 9:54
食堂かたつむり

恋人と別れたショックで声を出せなくなった主人公が、生まれ故郷へと戻り、そこで小さなレストランを開いた……この物語はそのようにして始まる。

ほんのりと暖かみを感じさせる文章は、なかなかに心地良かった。また、主人公の作る料理の描写もまた、読み手に「食べてみたい……」と思わせるに十分なものだろう。

ただ、それを食べた人たちに何らかの形で幸せが訪れる……という展開には、少なからず生温さを感じてしまった。予想通りに話が進み過ぎるな、と。料理人(=主人公)と客の関係が、「料理を作る人」と「料理を食べる人」以上のものになっていないから、1つ1つのエピソードが「主人公の料理を食べた人は幸せになりましたとさ。めでたしめでたし」で終わってしまい、深みを感じさせてくれないのである。

また、終盤にさしかかってからの展開は、読み手に一定以上の驚きをもたらし、更には落涙せしめるに十分なものではある。しかしこれにしても、読み手を泣かせるという意図が見え隠れしてしまっている。思わず泣いてしまう、ではなくて、泣かされる。ちょうど、ケータイ小説原作の映画のように。そうして流した涙には、心地良さは伴わない。

全体的には及第点を与えられる作品だし、万人向けの物語と言ってもいい。けれども個人的には、1つ突き抜けたものを感じることが出来なかった。

読書日記、紛失。

November 04 [Wed], 2009, 21:50
何年か前に、レンタル日記(ブログではなく)を利用して書き綴っていた「読書日記」が、いつの間にやら消えていました。ググると引っかかりはするんですが、アクセスはできなくなっています。恐らく、長期間ログインしていなかったから、そのまま削除されちゃったんでしょうね……。

とはいえ、ネット上に載せたままで放ったらかしにしていたわけではなく。一応、CD−Rに保存をしておいたのです。これがなかったら、こんなに冷静に「削除されちゃったんでしょうね……」なんて書けません。

それはそれでひと安心、ではありますが、ただ……それがいつでも見られるのは自分だけ、とするのは何となく勿体無い。一応、人様に読んでもらいたくて書いたものですから。

そこで、こちらはこちらで別にブログなりを立てて、アーカイブみたいな形で再アップしようかなと考えています。ただ、約3年分の感想(何だかんだで400冊分はあるかも……)全部を移し終えるまでは、かなりの時間がかかりそうですが。ま、暇つぶしがてら、地味にやっていくことにしますか。

レジ二題。

November 03 [Tue], 2009, 20:20
最近遭遇した、レジまつわるちょっとした出来事を。

その1:全然足りない

とあるディスカウント店で、色々と買い物をした時のこと。レジで提示された金額は、「2709円」でした。ただ、財布の中にはあまり小銭が入ってなくて、「3010円」を出すことにしまして。普通なら「3000円→10円」という出し方をするところですが、最初に小銭入れを開いたこともあり、まず10円を出したのです。それから3000円を出そうとしていると、

「10円、お預かりします!」

……思わず、「へっ!?」と言ってしまいました。
そんな僕の驚き様に、レジの人も自分の間違いに気付いた様で、「ああ、すいません」と苦笑い。まあ、10円で2709円分の物が買えるわけはないけれど……それにしても、せっかちな人だなあ、と。

その2:復唱は肝心だが…

コンビニでの買い物。合計金額は「871円」でした。この時も小銭が財布に中に入っておらず、1000円を出しました。すると店員さん、「871円、871円……」と合計金額を何度か復唱。で、お釣りを出してきました。

「871円のお返しです!」

……「はあ!?」と言ってしまいましたよ。しかも、その金額を出してくるんだもの。
そりゃまあ、復唱するのは大事なことではありますが、お釣りを出すときまでそれを繰り返したら、誰でも間違えますって。まるで、落語の「時そば」みたいですな。

しゃばけ/畠中 恵

November 01 [Sun], 2009, 20:23
しゃばけ (新潮文庫)

前々から気になっていた作品。とはいえ、どういう物語なのかは分からない。ドラマ化されたことは知っているが、見てはいない。そんな状態で読み始めてみたのだが……いやあ、面白かった。

作中には、数多くの妖(あやかし)たちが登場するが、それらは怪異をもたらすものとして描かれてはいない。むしろその逆で、彼らは主人公・一太郎を守る存在として描かれている。もっとも、守るどころか余計なトラブルをもたらすこともあるが……まあ、それはそれで、物語にいいスパイスとなっているから、読み手としては大歓迎なんだけれども。

本作のストーリーをざっくりと記すと……
病身の一太郎が珍しく夜歩きをしていた時のこと、彼は人斬りの場面に遭遇してしまう。その下手人に顔を見られたかもしれない一太郎は、自らの身を守るために、常に自分のそばにいる妖たちの助けを借りながら、下手人探しに挑んでいく。

つまり、本作は謎解きの要素を有しているのだが、とはいえミステリと直ちにカテゴライズしてしまうのは勿体無い気がする。実際、本作は日本ファンタジー小説大賞の受賞作だから、当然ながらその要素も含んでいる。となると、カテゴライズが難しくなるが……まあ、その作業は無用、と記すことにする。これはもう、唯一無二のエンタテインメントと言っていいだろう。

そもそも、本作の面白さは、個性豊かな登場人物たちに負うるところが大きい。なにせ、人物像がうすぼやけていてしまっているキャラクターが、殆どいないのである。そのようにして、それぞれが「キャラ立ち」しているから、漫画を読んだりドラマを見たりするのと同じように、すんなりと物語世界へと没入できるのだ。このような作品には、出会えそうでなかなか出会えない。

小説読みを再開してから間もないのに、もうハマれる作品が見つかってしまった。

ハロウィンにちなんだ……駄弁。

October 31 [Sat], 2009, 22:49
マスター・オブ・ザ・リングス

昨日の深夜、何気なくFMを聞いていたら、「ハロウィンを感じさせる曲TOP5」みたいなものが流れてまして。珍しい企画だなと思って耳を傾けていると……流れてきたのは、ハロウィンはハロウィンでもHELLOWEENの方でした(ちなみに、かぼちゃ大王のアレは”HALLWEEN”と綴ります)。まあ、それはそれで面白かったんですが、その結果が……どうもねえ。以下、記してみます。

5位:Power
4位:Eagle Fly Free
3位:Keeper of The Seven Keys
2位:Dr.Stein

そして1位は、Master of The Rings所収の”Sole Survivor”。まあ、上掲の曲はいずれもハロウィンらしさを感じさせるものではあるんですけどね。でも、希代の名曲”Eagle〜”が4位ってのは、いくらなんでもおかしい。リスナーからの投票によって決められたランキングだったら、1位になってしかるべきなんですが。

で、それから更に聞き続けていたら、番組のDJはハロウィンを聴いたことがない、と。じゃあそんな企画をするなよ、と突っ込みを入れたくもなるんですが、まあそこは勘弁するとして。となると、くだんのランキングは番組のスタッフが決めたんでしょうかね。で、そんな仮定に基づいて推測なんかしてみるに……このスタッフ氏、「いつまでも”ハロウィンはやっぱりキスクだね”と言っているんじゃねえよ! ハロウィンのVoはアンディなんだ!」と、頭の固いメタル好きに苦言を呈するつもりで、こんなランキングを作ったのかな?なんて。

というわけで、以上、駄弁でした。

南極(人)/京極夏彦

October 25 [Sun], 2009, 10:38
南極(人)

そうか、これはパロディ小説ではなく、ギャグ小説なのか……と気付いたのは、だいぶ読み進めてからのこと。すいません、鈍感で。ちなみに、収録作品のタイトルは有名作品のパロディになっているが、内容は元ネタと全く別物(各タイトルには、一応その由来があるのだが、それはネタバレになるので割愛)。なので、元ネタとなった作品を知らなくても、安心して読むことが出来る。内容のくだらなさを除けば……の話だが。

本書がギャグ小説だと思ってふと読み返してみると、なるほど、登場人物たちの行動がギャグ漫画的であることに気付かされる。例えば、「殴る」だとか「蹴る」という行為によって、その被害に遭ったキャラクターが遠く彼方へと吹っ飛ばされていったり、「そこまでされたら、普通は死ぬだろ!?」というレベルの暴力を受けても、ケガ一つなく再登場したり……と。それらはまさに、ギャグ漫画の手法に則ったものだ。

かようにして、小説という形式でありながらギャグが主体となっているが故に、読み手に対して一定以上の想像力を求める作品とも言えそうだ。なにせ、読み手は頭の中で、漫画ならほんの1コマで済みそうな描写を、いちいち想像しなければならない。その作業を疎かにしてしまうと、本作の面白さを十分に感じることが出来なくなってしまうだろう。

とはいえ、作品の随所でそんな想像を繰り返していると、小説としてはテンポ良く読み進められなくなる。そして、テンポが悪くなると、ギャグの勢いが損なわれてしまう。となると、サクサクと読んでいった方が良いということになるが……ううむ、どうやって読んだらいいのだろうかこれは。

ま、作者自身の意図は、本を閉じた読者に「ああ、くだらなかった」と思わせるところにありそうだから、あまり何も考えずに読めばいいのだろう。
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