ノーベル平和賞:「憲法9条」が候補に 

April 12 [Sat], 2014, 7:32
……ってニュースには驚きましたね。

メディアで報じられている以上のことは当然ながら分からないんですが、ただ件の報に接した時、真っ先に「?」と感じたことが1つありまして。それは、「ノーベル平和賞の候補って、そんな簡単になれるの?」ということ。

ノーベル賞の選考は、ご存じの通り、秘密裏に行われます。また、ノーベル賞委員会のHPに拠れば、選考委員会から公式に候補者の発表も行わないそうで(毎年報道される「候補者」は、全くの推量である、とも記されています)。今年は候補者として278団体・個人の推薦を受けたとのことですが、当然ながら、候補者は明らかにされていません。

今回の報道にもあった市民団体のもとに届いた通知は本物でしょうが、しかしあくまで、推薦を受けた278団体・個人の1つでしかない。つまりは、受賞の確率は1/278というわけで、この数値を見る限りでは、万歳三唱をするほどに喜ぶ段階ではないかとは思います。また、推薦のあった278団体・個人が全て候補者であるなら、「候補になった!」ということ自体に、何の権威もないのではないかと。商品は1等のみで、券が300枚しか発行されない福引券をもらっても、取り立ててありがたくは思わないのと一緒で。……あまり共感を得られそうにないですな、この喩えは。とはいえ護憲派にとっては、「ノーベル平和賞候補!」新たな錦の御旗となるでしょうけどね。

とにもかくにも、一応は候補になりましたが、となると気になるのは……受賞出来るかどうか、ということ。あくまで個人的な見解ですが、まずもって無理でしょう。受賞に関しては、創設者であるノーベルの遺言が、一定の基準になっているようですが……ノーベル曰く。

「常備軍の廃止または削減のため、平和会議の開催やプロモーションのため、また、国家間の友愛のために、最高の仕事をしていなければならない」

憲法9条が、この「最高の仕事」を果たしているかといえば、明らかに否。そりゃまあ、日本国内に限定すれば、最高とまではいかなくても、そこそこの仕事をしてきたかとは思いますが。おかげで、「軍隊がなければ平和になるんだ!」と勘違いしている日本人が数多く生まれましたし。でも、憲法9条の理念に共鳴して、自国軍を廃止した国家が現れた、なんて話は聞いたことがない。

もっと大きく括って、戦争放棄を謳った憲法を保持している日本という国が、世界平和のために「最高の仕事」をしてきたかといえば……やはり疑問符がつきます。世界各地の紛争に対しても、日本が先頭を切ってその解決にあたったことなんて、1度たりともありませんし。つまり、戦争放棄という理念は提示しても、それに伴う行動がなされていない。ゆえに、平和賞の受賞は、まずもって無理だと思うのです。

話をちょっと戻して、候補となったこと自体について、改めて書いておきますか。
まあ、ひと言で記してしまいますと、

「候補程度でありがたがるのは、ちょっとどうかと思うよ?」

大雪に思う。 

February 09 [Sun], 2014, 19:29
月イチ更新……ってわけじゃないんですけど。
気が向いたときに、気が付いたことを書いている次第で。

さて。今日、一番のニュースと言えば、東京都知事選……ではなく、関東地方で降った数十年ぶりの大雪。、今日の日中にはあらかた溶けてしまいましたが、昨日見た限りでは、やはり20cmくらいは積もっていたような気がします。一応、夕方くらいにちょいと雪かきをしたんですが、生憎とシャベルがなかったため、使った道具はチリ取り。中腰だったり屈んだりの姿勢で2時間近くやっていたら、両腕の筋肉痛と腰痛に苛まれる事態に陥りました。水一杯のコップを掴むのに、両手を使わなければ落としてしまいそうになるくらいに。あ、ちなみに今も、筋肉痛は継続中。

で、今朝のニュースを見ると、積雪が20cmを超えたのは二十数年ぶりだとか、何処其処では数十年ぶりだとか、観測史上初とか……ともあれ、今回の大雪が記録的なものだったということが報じられていました。むろん、それはその通りで。実際、僕が記憶している限りでも、ここまで降ったのは……小学生の頃以来だという気がします。その時は、1mくらいの雪だるまを作ったり、家の塀に雪をかき集めてかまくらを作ったりして遊んでいましたっけ。

ということは、首都圏に住む今の子供……というか平成生まれの人たちにとっては、生まれて初めてくらいの大雪だったのかな、と。これくらいの大雪が頻繁にあったら大変ですが、ただ、10〜20年に1回というレベルなら、まあ風情があっていいんじゃない?という気がしますね。

……ただし、平日を除いて。

今さら……2013年の読書録。 

January 01 [Wed], 2014, 6:51
うっかりしていたら、もう新年になってしまいました。
今年もよろしくお願いします。

さて。
以前にも書いたんですが、去年は「1年の間に、どれくらい本を買って、且つ、どれくらい読んでいるのか?」てな実験をしていました。実験、という言葉が相応しいか分かりませんが。で、初日の出を拝むためでもなく早く目がさめちゃった元旦の朝に、ちょいと数えてみました……読了した本の数だけ。その合計は、

144冊

でした。2日に1冊ペースにはちょっと届きませんでしたね。
ちなみに、買った本の数の合計は……数えてはいないけれど、上掲の数に20冊くらい足した数、でしょうかね。本棚をざっと見た限りでは。

そして……144冊のうち、小説は47作品。
(上下巻、上中下巻の作品もあるので、冊数で言えば51冊)
以下、列挙してみます。

ダイイング・アイ/東野圭吾
聖女の救済/東野圭吾
カッコウの卵は誰のもの/東野圭吾
麒麟の翼/東野圭吾
グラスホッパー/伊坂幸太郎
マリアビートル/伊坂幸太郎
フィッシュストーリー/伊坂幸太郎
終末のフール/伊坂幸太郎
砂漠/伊坂幸太郎
禁断のパンダ/拓未 司
蜜蜂のデザート/拓未 司
模倣犯(上下)/宮部みゆき
楽園(上下)/宮部みゆき
無言の旅人/仙川 環
卒業/重松 清
アカペラ/山本文緒
タチコギ/三羽省吾
×ゲーム/山田悠介
脱出迷路(上中下)/上甲宣之
キララ、探偵す/竹本健治
黄泉坂案内人/仁木英之
ニコニコ時給880円/海猫沢めろん
もしドラ/岩崎夏海
終末のパラドックス/桂木 希
トラップ・ハウス/石持浅海
悼む人/天童荒太
王様ゲーム/金沢伸明
王様ゲーム 終極/金沢伸明
ゆんでめて/畠中 恵
やなりいなり/畠中 恵
あなたが名探偵/(東京創元社)
生首に聞いてみろ/法月綸太郎
チェーン・ポイズン/本多孝好
デッドボール/木内一裕
三面記事小説/角田光代
アイの物語/山本 弘
ドS刑事/七尾与史
銀の島/山本兼一
YOU!/五十嵐貴久
小太郎の左腕/和田 竜
虎と月/柳 公司
幻想郵便局/堀川アサコ
モンスターU子の嘘/越智月子
ふたりの距離の概算/米澤穂信
ペンギン・ハイウェイ/森見登美彦
読めない遺言書/深山 亮
斬首刀/宮ノ川顕

こうやって並べてみると、東野圭吾と伊坂幸太郎だけで、全体の4分の1を占めちゃいましたね。まあ、ブックオフで目にする機会がたまたま多かったせいでもあるんですが。……あ、ちなみに、上掲の本は全て、105円で購入しております。ケチですね。

……それはさておき。
個人的に大満足だった作品は……何をいまさら、という感もありますが、「模倣犯」ですかね。また、考えさせられた作品としては、「無言の旅人」「悼む人」が双璧。それから……って、キリがないから、この辺でやめておきましょうか。

あ、そうそう。
普段ならば、読了本が30〜40冊くらいになると、せっせとブックオフに持っていっていたんですが、去年は1度も売りに行きませんでした。なので、上掲の140超の本が丸残り。リセットする意味で、初ブックオフは「売り」目的で行くことにします。運ぶのが大変だ……。

踏切内に動けない人が。さあどうする? 

October 02 [Wed], 2013, 20:12
何の脈絡もなく、かなーり久しぶりに更新。
線路内でうずくまった男性を助けるために、踏切へ駆け入った女性が亡くなったした……という事故について。

ネットを色々と眺めていると、「自分が同じ状況下におかれたら、彼女と同じ行動をとることが出来るか?」という疑問と、それに対する各人の考え方が散見されましたが……こればかりは、実際に遭遇してみなければ分からないと思います。これは、頭よりも先に体が動く、という類の行動ですから。いや、考えることもありますけどね。たった1つ、「助けなきゃ!」ということだけ。

……てなことをしれっと書きながら、「そういえば、昔の日記に同じネタを扱ったものがあったな」と思いまして。試しに探してみたら……あった。多分、10年以上前の話です。以下、その一部を抜粋。

場所は、とある駅に近い線路の踏切。僕がそこを自転車で通り過ぎようとした時に、近くを同じく自転車で走っていた男性がよろけてしまい、線路の上に転げ落ちてしまった。彼がそこですぐに立ち上がり、そそくさと踏切を離れることが出来たのなら、別にどうということはなかった。が、彼は線路に落ちてから後、しばらく立ち上がれずにいたのである。

僕はその様子を目撃したものの、一旦は「どうしようか?」と考えてしまった。このまま通り過ぎてしまおうか、とも考えた。が、そんなふうに思案していると、別のおじさんが彼を起こそうと近くに駆け寄っていた。しかし、一人では彼を持ち上げられず、おじさんは線路の上で難儀していた。こうなると、四の五の考えている暇はない。僕は自転車から降りて、二人の下に駆け寄った。

「ここで電車が来たらヤバイな」と思っていたら、そこで遮断機が下りてきた。僕とおじさんは、線路の上で立てずにいる男性を、二人で一緒に持ち上げ、とりあえず線路から彼の身を離した。そのあとで、僕は彼の乗っていた自転車と、自分の自転車(半ば慌てて降りたので、踏み切りのど真ん中に置きっぱなしだったのだ)を、同じく線路の外に運んだ。それからしばらくして、線路の上を電車が通り過ぎた。危機一髪、というほどではないにしろ、やはりタイミング的には危なかったかもしれない。

転んだ男性は、僕とおじさんに対してしきりに感謝していた。ただ、その時の実感としては、「やって当然」みたいな意識があった。だから、そこまで感謝されると却って辟易してしまう。そして遮断機が上がり、僕は何事もなかったようにその場を立ち去った。が、そこですれ違った女性が僕に対して、「偉いよ!」と声をかけた。一瞬のことだったので、その声の主が誰だったかは分からない。けれど、冷静になって考えてみると、僕のやった行為はちょっとした「人命救助」である。正直な話、「いいことしたなあ」と思い、あとで独りほくそ笑んでいた。

……うわあ、人助けしていたのか俺。全然覚えていない。
しかも、「頭よりも先に体が動く」とか書いたのと同じ人が、助ける前に「どうしようか?」なんて考えているじゃないですか。どっちが正しいんだ、これは?

ま、1つ言えることは、僕は冒頭に記した状況下では、「助けなきゃ!」と動いてしまうタイプ、なのでしょう。

音楽好き、とは? 

July 15 [Mon], 2013, 20:15
YouTubeで「おすすめ動画」に引っかかった大都会(クリスタルキング)を、久しぶりに聞きました。僕ごときが四の五の語るまでもない名曲でありますが、ただふとコメント欄に目を向けてみたら……いやはや、「このころの曲は素晴らしいけれど、今の曲は……」なんていうボヤきの多いことといったら。

まあ、こういったコメントを残す人ってのは、まずもって自分が音楽好きであると標榜しているんでしょうね。でも、音楽に優劣を求めようとするのは、「音楽好き」がやることじゃない、と思うのです。もし、音楽に対して、何らかの評価の物差しをあてるのなら、その目盛りは「良い/悪い」ではなく、「自分が理解できる/理解できない」であるべきでしょう。

僕個人は、自分の普段聞かないジャンルの音楽に対して、「嫌い」という表現はまず使いません。「くだらない」とは口が裂けても言わない。そういったネガティヴな表現は、好んで聞いている人に対して失礼極まりないと思うから。その代わりに、「理解できない」と言ったりします。むろん、聞く前から断定することはしません。実際に自分の耳を通して、「……うーん、こりゃ分からないな」と。

ちなみに、先述した「今の曲」として非難の矛先となっているのは、AKB48。まあ、その時代々々を代表する音楽が非難を浴びるのは、世の常でありますからね。70年代前後に生まれたフォークソングの数々や、90年代を彩った小室サウンドだって、その当時は「あんなものは音楽じゃない」くらいのことは言われてましたし。YouTubeで、70〜80年代の曲に対して、中学生が「この時代の曲は素晴らしい。今の曲はダメ」てなコメントを寄せていたりするのをちらほらと見かけたりしますが、彼ら/彼女たちの曽祖父ちゃんや曾祖母ちゃんあたりの世代は、「あんなものは音楽じゃない」と言っていたりしたかもしれないんですけどね……。

じゃあ、今の時代にそれらの音楽がどう評価されているのかといえば……180度ひっくり返っているでしょ。評価が。もし、小室サウンドが90年代で終わっていたなら、華原朋美がセルフカバーを出して注目を浴びる、なんてこともなかったわけで。また、フォークソングのオムニバスが雨後の竹の子よろしくリリースされる、てなこともなかったはず。

つまり、音楽に対する優劣なんてのは、時代が変われば自然と移り変わっていくものであって、そこに絶対性を求めるのは間違いなんです。特に、”今”の曲に良し悪しという物差しを充てようとするのは、誰にも出来ないことでしょう。またまたAKB48を引き合いに出してしまって恐縮ですが、彼女たちの楽曲にしても、あと10年も経てば、今はアンチだという人からも「わりといい曲が多かったね」と再評価されるでしょうよ、きっと。

そもそも、「昔の曲は名曲ぞろいだけど、今はダメ」なんていう人は、音楽好きだと名乗っちゃいかんでしょう。昔の曲を聴きつつも、日々リリースされる曲にも耳を傾ける。分け隔てなく何でも聞くからこそ、音楽好き、なんです。
P R
2014年04月
« 前の月  |  次の月 »
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30
月別アーカイブ
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:Nakatz
  • アイコン画像 誕生日:7月4日
  • アイコン画像 血液型:B型
  • アイコン画像 現住所:埼玉県
  • アイコン画像 趣味:
    ・読書-小説と雑学系が好み。
    ・音楽-邦楽とHR/HM系がホームグラウンド。
読者になる
Yapme!一覧
読者になる