【お知らせ】 引越しを行います。 

2013年09月14日(土) 22時28分
病気療養の為少々休眠となっておりましたが、再開を機に小説家専門サイトに引越しを行うことを決断いたしました。
尚、現在執筆中の2作品は、終了までこちらで執筆を行います。
その後、完全に移管が終わった時点でこのサイトでの執筆活動を停止する予定です。
(移管済みみの作品は随時消去していきます)
 
まだ先は長いですが、最後までご愛顧の程、宜しくお願い致します。
 
2013/09/14 中之吹録


引越し先:
       小説家になろう http://syosetu.com/
       ブクログのパブー http://p.booklog.jp/

ペンネーム検索:上記2サイト共に”中之 吹録”で検索下さい。

SMC 〜 スペース・マネジメント・カンパニー 〜 #02「ネットをセットアップせよ!」(4) 

2011年06月03日(金) 15時56分
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 残りの3時間半は、あっという間に過ぎ去っていった。マニュアルの見直し、ネットや装備の再点検、機関の再調整、航行システムの再チェック、作業手順の再確認とメインコンピューターへのインストール・・・気が付いた頃には既に作業開始5分前になっていた。
 「あっという間だったな。ジェニー、座標の入力は済んだのかい?」。少し気になった私が確認をとった。「大丈夫。もう1時間前に済んでるし、再チェックも行ったわ。問題なしよ。」。ジェニーはいつも完璧だ。問題はないだろう。「李・パク、問題ないか?」。私は無線で後方のデッキにいる彼らに再確認を行った。「問題なしです。いつでも行けますよ!」。「こちらも大丈夫です!」。二人からは力強く逞しい答えが返って来た。
 ミーティングルームの扉が開き、ノール機長が操縦席にやってきた。「よし、そろそろ時間だな。」。「機長、待ってました。時間です。」私は機長を迎え入れると、副操縦席に位置を変えた。「こちらSS-02、ノール機長だ。SS-07・11・45の各機長、共同作業になる。宜しく頼む。」。ノール機長が無線でチームになる他のシャトルと挨拶を交わしていた。「機長、後30秒です。本部からGOサインのシグナルが届きますので、それを合図に作業開始です。」。ジェニーがノール機長を急かせた。「ああ、ありがとう。自動発進シークエンス開始。近接センサーオン、オートドライブはセミオートにセット。シグナル受信と同時に発進する。」

 シグナルがONになった。シャトルがゆっくりと動き出した。今回チームを組むSS-07・11・45も動き出し、ネットをセットアップする為の指示された地点へと向かい始めた。「各機、異常はないか?」。ノール機長が確認を取った。各機はどれも「異常なし!」。と言う返事を返してきた。「では、4機でのネットワークリンケージを開始する。」。数秒後、モニター画面が4つに割れ、SS-02を含めた4機の状態や作業の進捗状況が一目で解るようになった。「機長・・・これは?どういうことですか?」。私は話を聞いていなかった。「ああ、申し訳なかった。本部で実験中のソフトがあってね。ついさっき、作業開始数分前に決定されたんだ。私もびっくりだよ。作業の度に毎回何かがバージョンアップされていく。覚えるのも大変だな。我々は機械じゃないんだがね。」。苦笑いしながらノール機長が説明をしていた。「ジェニー・李・パク、新しいネットワークリンケージの使い方を覚えておいてくれ。今回はデータ収集のみなので、画面を使って操作や通信を行う事はないと思う。取りあえずは画面に見慣れて欲しい。」。「機長、間もなく作業地帯”シータ1”に入ります。思ったより細かなデブリが多いです。気を付けて下さい。」。ジェニーがデータと大幅に違う数のデブリのスキャン結果に少し驚いていた。「ジェニー・高速で接近するデブリだけはしっかり注意してくれ。他の物は相対速度に大きな差がないから気にするな。」。「分かりました・・・でも速度の速いデブリも結構ありますから十分注意して下さい。高速なデブリにはマーカーしておきますので、そちらのモニターでも確認できると思います。」。

 その時だった。「メイ・デー!こちらSS-17のドレイク機長だ。高速で接近するデブリを補足。回避不能!脱出を・・・」。「機長!SS-17がレーダーから消えました!」。ジェニーは甲高い声で叫んだ。「作業中止だ。全員万が一に備えて宇宙服の着用を。これから”シータ1”の事故現場へ向かう。ネットワークリンケージ解除。マニュアル操作で全速力だ。」。我々は宇宙服に急いで着替え、スロットル全開で”シータ1”に向かった。「機長、”シータ1”は一番安全と言われていた場所のはずなんですが・・・何がおきたんでしょう?」。「私にも分からん。ジェニー、距離は?」。機長が尋ねた。「直進で4万キロですが、デブリの層を回避しなくてはなりません。最短で10万キロは必要だと思います。」。「それでは人員の回収に間に合わないかも知れないな・・・。」。少し考えた機長は、私に、「マサ、君はスペースインパルスの経験があったな。まだ曲芸飛行は出来るかな?」、と聞いて来た。「ええ、多分大丈夫だと思いますが・・・。」。あまり自信は無かったが、他のパイロットよりは経験が深い。「じゃ、決まりだな。デブリの中を通過して最短距離で救助に向かう。ジェニー、後の3機にはデブリを迂回しながら現地に向かうように指示を出しておいてくれ。マサ、じゃあ操縦桿をを渡すぞ。席を替わろう。」。私と機長が席を交換した。「パク、コックピットに戻ってくれないか?レーダーの監視を頼みたい。1人じゃ無理だ。」。「どうしました?」。パクがコックピットに戻り、訊ねてきた。「SS-17がデブリと衝突したらしい。これから最短距離で救助に向かう。デブリの層の中を曲芸飛行だ。機長は連絡などで忙しいが、ナビゲートに最低2人は必要だ。ジェニーはX方向、パクはY方向のデブリの動きだけを監視して欲しい。Y方向は私と機長がモニターしながら回避する。後は何とか最短距離を保持しながら向かおうと思う。では、進入開始。」。私の操縦するSS-02はデブリの層の中にスロットル全開で突入して行った。
<続く>



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「メッセンジャー・ラブ」(030)「深まっていくココロ/孝信」 

2011年05月22日(日) 19時34分
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2006年11月04日 孝信
 仕事の忙しさのあまり、ネットは4日間手を付ける事は無かった。今日休日だ。家族サービスは来週の予定。
 「前回撮った写真の残りでもUPしてみるか・・・」。私は先月末に撮ったウトナイ湖の写真の続きをUPする事にした。

 「前回の続きです。息子とウトナイ湖に行った訳ですが・・・(中略)・・・とてもいいアングルで撮れたと思います。っと。こんなもんでいいかな?ちょっと記事は短いけど、写真がメインだからいいか。」。記事をUPし、4日分の閲覧履歴に目を通した。
 「あれ?ルチルさん、あれ以来来てないな・・・どうしたんだろう?」。私少し心配になって、彼女のブログを訪問してみた。ブログは先月の後半から更新されないまま、「少し休暇をとります」という短い文章が残されたままだった。

 「このまま・・・消えるって事はないよな。ちょっと書き込みして反応でも見ようかな?」。私はルチルさんのブログに書き込みを行った。「暫く更新がありませんね。とても心配です。体調でも崩されたのでしょうか?例の件はありがとうございました。また変化があったら伝えてください。お体、お大事に。」。
 ブログというものは面白いものだ。遠くの知らない人同士がバーチャルな友人となり、そしてお互いを助け合ったり非難しあったりする。そして、時にはバーチャルな友達からリアルな友達へと発展する事もある。この間知り合ったブログの友人は、同じブログで知り合った女性と食事をしたそうだ。他の友人も、近郊の友人を集めて”オフ会”を開いたそうだ。
 「ここは北海道だからな〜。中々近くに友人は出来ないな。」。そんな思いが頭の中をグルグルと回り始めた時、何故かルチルさんのイメージが脳裏に浮かんできた。ちょっとだけ胸が熱くなるのを感じた。

 「ルチルさんって、どんな人なのかな?。・・・確か、東京だったな。出張の時にでも一緒にお茶してくれるといいな・・・。」。私は暫くルチルさんの事を考えていた。そして、ふと我に返った時、ルチルさんとは是非リアルな友人になってみたいと考えている自分がいる事に気が付いた。
 「ちょっとハマりそうだな・・・玲子の耳に入ったらどうなることやら・・・さ、今日はもう寝るか。明日は新千歳空港に飛行機の写真でも撮りに行くか。日曜日は国際線が多いからな。」。




この日、私の脳裏からルチルのイメージが消えることは無かった。
彼女のイメージを抱えたまま、私は床に付いた。




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