本日はもり沢山の日になりました。
1.NEW MUSEUMにてディスカッションを聞いてくる。
『The Visual Rhetoric of Environmentalism』
イベントの内容をきちんと読まずに自然科学の専門家のシンポジウムと思って行ったが、ナショナル・ジオグラフィックのアート・ディレクター、都市計画のノンプロフィット建築家ファーム、エコロジーデザインに明るい専門家、と皆自然科学の専門家ではなかった。まあそれなりには面白かった。思ったよりグラフィック、アート寄りのシンポジウムだった。
(今改めて内容を読むと、環境をテーマとしたグラフィック系のディスカッションであることはきちんと書かれていた)
自然科学の専門家であれば兼ねてから聞きたかった事があったので出向いたのだが、ディスカッションの内容からはお門違いの突然の質問になってしまいそうだし、ネイティブの早い英語で、シンポジウムに出てきた会話全ての意味を把握していたわけではなかったので、質問等はしなかった。
2.近くのブックショップに寄る。
シンポジウムの後に行きたかったバッテリーパーク寄り(マンハッタン南端)の面白い展覧会があったのだが、終了まで45分と、地下鉄に乗って移動して、と考えるとちょっとギリギリの時間。ペドロさんは急いて物を観に行ったりするのを大変嫌う。(日本人だったら無理にでも観に行きますよね。慌てて観ても作品をきちんとゆっくり味わえない、というのがペドロさんの持論。まあそうですが。よって彼とMoMAに行っても何フロアかしか一日に観ない。贅沢な鑑賞方法)
それでも急ごうとしていた矢先に、『この通りに自分のお気に入りのカフェがある』と違う道に進んでいったので、仕方なしに付いていく。この時点で私も急いて次に行こうという気はなくなり、明日観に行く事にしてカフェに入る。
カフェは本屋さんと一体化していて、いい雰囲気。カフェ片手に座って本が読める。NYの老舗大型書店バーンズ&ノーブルも、中に入っているスターバックスで本を読める(六本木ヒルズのツタヤの原型)けれど、こちらの本屋さんの方が何だか断然アットホーム。好きだ。
しばらくしてからそこにある本が全て古書であることがわかる。なので品揃えが新刊ばかりの商業的空間でもなく、図書館のように古くて死んでいるような本の空間でもなく(図書館によりますが)、ニューヨークにいる誰かが読んだチョイスがここに戻ってきているような、何だか家にいるような気になる場所なのです。置いてある椅子やテーブルも何となくどこかで拾ってきたようなセカンドものばかり。でも品揃えが豊富で、アート、哲学、文学、音楽、映画、地域とカルチャー系を刺激するスポットになっています。
本日の購入:

『Dictionary of Word Origins』
『Native's guide to New York』

Noam Chomsky, 『9-11』

Noam Chomsky, 『Secrets, lies and democracy(秘密と嘘と民主主義)』
最初の本は1ドルの棚にあったので。英語の言葉の語源が載っていて、面白い。スペイン語(ラテン系)を勉強してから言葉の意味に興味を持つようになった。ちらっと見たら、blueという単語の語源はインド=ヨーロッパ方面のbhlewosに似ているがそれは黄色を意味し、whiteはギリシャ語のphalosから来ているが、顔が青白い、といった様子のblawという単語が昔はあったが今は存在せず(絶滅し)、結局現代英語のblueは旧フランス語のbleu(青)(古代ローマ語のblavus,先史ドイツ語ではblaewazと変化(現在ではドイツ語でblau))、といったように大変面白い。
同じように日本語の語源についても私は興味を持っている。
2番目の本はニューヨークをもっと楽しむ為の本。今日の書店カフェのように、知らなくて面白い場所、お気に入りになりうる場所は沢山あるに違いない。NEW MUSEUMのちょうどまん前を走るPrince St.初めて通ったが、気に入った。おしゃれで小さなブティックやカフェレストランが並ぶ。
ここもソーホーなのかな。"So"uth of "Ho"ustonでSOHO。
チョムスキーの本は以前から読んでみたかったのですが、ペイパーバックで小型軽量、私の小型カバンに入れて持ち歩いても苦にならず、簡単に読めそうだったので、本との出会いと思い、2冊とも購入。お値段も超お手頃でした。地下鉄の中やちょっと時間が空いている時、バスの待ち時間等にちょこちょこと読んでいきたいです。
昔から文化的な本の原書を読む事、人に憧れていたので、その地点の入口に来れたかな?(入門編)と客観的に自分の地点を確認して、一応は、多少嬉しい。
(学生時代に青山一丁目の流水書房、洋書・美術書コーナーでバイトをしていた。(多少暇めで本読み放題、私一人だけ、後ろでJ-Waveがかかっていた。)土曜日にバンドブームの時にあったテレビ番組、『いかすバンド天国』(確かそのような名前)のバンド審査員だった伊藤銀次氏(作曲家・ギタリスト、今調べた所、アン・ルイスの『六本木心中』の編曲、ウルフルズのアルバム『バンザイ』のプロデューサーだったりしたらしい) が洋書を買いにいらっしゃった。お買い上げのレジでつい、『伊藤銀次さんですよね?』と聞いてしまった。返答は『はい。』だった。) ご購入されたのはHow to successのような本で何でしたが、(成功本がはやるかなり前の、95年頃の話なので意識が最先端であったと捉えるべきでしょうか) 学生時代の私は、へぇ、伊藤銀次さんは原書で本を読むのか、と感心したものです。
まあ大学の先生、美術評論系やスタジオボイス等に執筆されている方しかり。…(以下略)。
書店カフェ『HOUSING WORKS』
126 Crosby St.