めぐる季節の愛の形(春の雪/行定勲監督)
2005年11月02日(水) 1時45分
『春の雪』は、三島由紀夫の文学作品を映画化したものだ。
三島の世界を十分に再現しているかどうかは、
疑問符がつくところだけど、古きよき日本映画の格調を感じる仕上がりになっている。
桜が舞い、木々が色付き、雪が白く染める。
そして、それぞれの季節や風の肌ざわり、匂い……。
豊潤な日本の四季が映像から伝わってくる。
華族のきらびやかさ、大正時代の佇まいなど、細部へのこだわりも感じられる。
また、書道家、武田双雲の題字が美しい。
映画のストーリーは、綾倉聡子(竹内結子)が宮家へと嫁ぐことが決まったが、
幼馴染みである松枝清顕(妻夫木聡)に想いが残る。
一方、清顕も嫁ぐことが決まった聡子への愛情に気付く。
運命に逆らうように、結ばれない2人が想いを募らせていくものだ。
三島作品の緻密なストーリーを、ほぼこのひとつに絞り、
シンプルに描いたことが長い上映時間の中でも、楽しむことができたのだ。
耐えること。偲ぶこと。
そして、一途に人を想い、突き動かされること。
その感情は、パッと咲き、パッと散る春の桜のように、
短い時間の中でまぶしく輝く。
桜が散った後、夏になり、秋が訪れ、冬を越し、また春が来る。
結ばれなかった2人も、季節が生まれ変わる度に、またひとつになる。
三島の小説のテーマ(たぶん)のひとつである
“輪廻転生”がラストシーンで描かれていて、少し嬉しかった。
竹内結子の和装がもう少し似合えば……。
もうちょっと、人の感情を丁寧に追ってくれれば……。
などといった不満も残るけど、心が温まり、切なくなるいい映画でした。
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pick up music
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chris clark『Clarence Park』
アンビエントな雰囲気を持つテクノ。
冬を想わせる静寂を、切り裂くようなビートが印象的です。
緻密な音の作り方もヨイ感じで、なんか癖になる。
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today's murmur
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今のボクは、きっとボクですらない。何者でもない自分だ。
じゃあ、誰かボクの扉をあけてくれ。笑顔を。
三島の世界を十分に再現しているかどうかは、
疑問符がつくところだけど、古きよき日本映画の格調を感じる仕上がりになっている。
桜が舞い、木々が色付き、雪が白く染める。
そして、それぞれの季節や風の肌ざわり、匂い……。
豊潤な日本の四季が映像から伝わってくる。
華族のきらびやかさ、大正時代の佇まいなど、細部へのこだわりも感じられる。
また、書道家、武田双雲の題字が美しい。
映画のストーリーは、綾倉聡子(竹内結子)が宮家へと嫁ぐことが決まったが、
幼馴染みである松枝清顕(妻夫木聡)に想いが残る。
一方、清顕も嫁ぐことが決まった聡子への愛情に気付く。
運命に逆らうように、結ばれない2人が想いを募らせていくものだ。
三島作品の緻密なストーリーを、ほぼこのひとつに絞り、
シンプルに描いたことが長い上映時間の中でも、楽しむことができたのだ。
耐えること。偲ぶこと。
そして、一途に人を想い、突き動かされること。
その感情は、パッと咲き、パッと散る春の桜のように、
短い時間の中でまぶしく輝く。
桜が散った後、夏になり、秋が訪れ、冬を越し、また春が来る。
結ばれなかった2人も、季節が生まれ変わる度に、またひとつになる。
三島の小説のテーマ(たぶん)のひとつである
“輪廻転生”がラストシーンで描かれていて、少し嬉しかった。
竹内結子の和装がもう少し似合えば……。
もうちょっと、人の感情を丁寧に追ってくれれば……。
などといった不満も残るけど、心が温まり、切なくなるいい映画でした。
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pick up music
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chris clark『Clarence Park』
アンビエントな雰囲気を持つテクノ。
冬を想わせる静寂を、切り裂くようなビートが印象的です。
緻密な音の作り方もヨイ感じで、なんか癖になる。
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today's murmur
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今のボクは、きっとボクですらない。何者でもない自分だ。
じゃあ、誰かボクの扉をあけてくれ。笑顔を。
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