なんくるないさ〜 

2012年02月14日(火) 0時33分
宜野座での3日間。じつはボロボロだった。
初日、大阪から旅をしているご夫婦が二人で開演。途中から近所の萌の友達一家(大人一人と子供三人)が来てくれたが、合計6人。
昨日は開演時に誰もいなくて中止。そして、今日は開演前にお二人いたのだが、ほかに誰も来なかったのでおそらく荷が重かったんじゃないかな、開演前にお二人は退散。ということで、またまた中止。楽日だったんだけどね。
舞台を作り変えたりしたが、そのために来たような宜野座だった。
ここは今、阪神タイガースがきてる。

今日はゴミを捨てに行った。舞台を再構築したために、たくさんゴミが出たし、いろいろと捨てたいものもあった。旅をしているとなかなかゴミを捨てにくい。
コンビニでチョコチョコ捨てたりするのだけれど、それも限界があるので、たまっていく。
で、ドカっと、やっと今日捨てられた。もちろん産廃で、1キロ50円。13000円以上あったので、2t以上あったのだ。
出て行く方が多い状態。
まあ、なんくるないさ〜

そんなこんなで、今日は久しぶりに新作台本に取り組む。
冒頭の10数頁を書いていて、先日、劇団員(まあ、家族ですけど)に読み聞かせたところ、かなり好評。
早く書き上げて、稽古しなくては。
こいつは海賊の話。まさに、野蛮でおじゃらけたドリームタイム。
「野蛮でおじゃらけたドリームタイム」というのは、大阪でしばらく使っていたコピーだ。
ドリームタイムというのは、アボリジニの動物神話のこと。
野蛮は、人間が陥る恐怖や残酷さのことで、おじゃらけというのはバカっ話のこと。
芸能というのは、残酷なリアルを、バカっ話に仕立て上げることによって神話化する。
そういうもんじゃないかと思うんだよね。

昔から、無法者の物語が大好きだ。
小学生の時も、ルパンの方がホームズより好きだった。
将来なりたかったのは、泥棒という時期があった。だから、学校で聞かれたときも、「言えません」と答えた。
原発事故以来、心底国家なんていらないと思っている。
一般に人々は法律で縛らなくてはならないほどインチキではない。
逆に、国家ほど法律が必要なインチキだ。そう確信した。
しかし、実際には逆なのだ。
原発もそうだし、沖縄の基地はもっと明確にそれが見える。

漫画のワンピースが、すごい売上だという。初版部数は記録を刷新した。
萌が毎週一冊買っている。私も読んでいる。
けっこう面白い。私の「宝の島」も、そこにつながる。
労働者革命(社会主義、共産主義)が独裁主義になり、革命の展望はない。
革命の展望がなくなって、「物語は終わった」という人もいるが、
物語はぜんぜん終わっていない。
たんに直進的な進歩主義の物語が終わっただけだ。

新しい(?)劇場 

2012年02月13日(月) 1時15分


ここ宜野座では、劇場を再構築した。

池、盆をそれぞれ半径30cm小さくして、タイトに。
そのおかげで、一段目が60cmになり、ちゃんと歩けるようになった。
盆の下の衣裳箱は劣化してきたため、また発泡になったが、今度は箱状ではめこんでいる。15cm厚の発泡のカットは包丁でシコシコ、キリコと萌がやってくれた。
盆にも黒いケコミをつけたので、盆は水より上に浮いているみたいに。浮力が減ったのが心配だったが、乗ってみるとOKだし、水を上をよく滑ってよく回る。
じつは池用シートも新しくしたのだが、池そのものを小さくしたため安くついた。

全体が小さくなったため、柳が大きく感じるようになった。
あと、楽団テントの方は、雨よけのため大きく。
舞台とのバランスがかなり変わって、一体感が出てきたカナ?

ここでいろんなものを整理したので、後ろに移っているトラックにゴミが満載。
産廃として明日捨てる予定だ。

それにしても、先日の普天間のバラシ時とこの宜野座での仕込時だけ、萌も含めて三人だけで、よくこれだけの作業ができたものだと思う。
楽屋テントの床下の組み方も変更したし。
あとは椅子としては使っていないパイプ椅子をなんとかしたいところ。

2月のメールニュース 

2012年02月10日(金) 1時53分
2月のメールニュースの全文です。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
野外劇団楽市楽座2月!

世界中がすごい寒さのようです。
温暖化なんて真っ赤なウソだったかも。
皆さんはいかがお過ごしですか?

私たちは相変わらずまだ沖縄を旅しております。
沖縄も、今夜は息が白くなります。
といっても、ずっとハイビスカスが咲いてますし、
桜も咲き始めました沖縄です。
カエルも鳴いてるし。

2度目の那覇、昨年も行った古座、はじめての普天間。
寒い中ですが、なんとなく、少しずつ賑わってきている感触。
その間に、反原発紙芝居も何度か上演。
また、デパートのステージにも挑戦。
お正月特別企画「新春初夢福袋」は、普天間でラスト。
観客全員立ち上がっていただき、クネクネダンスでした。
沖縄のお客さんは、ノルとすごい。
手拍子は倍速。ツッコミあり、指笛あり。

1月には1週間の休みを2回作り、4月からの新作も準備。
タイトルは「宝の島」。
スティーブンソンの「宝島」は大好きな小説ですが、
こちらはもっともっと海賊の話。
ただし、カマキリとゴキブリとアリの海賊。
チラシはすでに発注済み。
台本は・・・ただ今山頂目指しアタック中!
野蛮でおじゃらけたドリームタイム。

上演場所もかなり確定してきました。
今年は、秋田や北海道を復活。
奄美大島にも行くことに。
仙台・福島・千葉・東京は、今年も見送りました。
すみません・・・。

屋根なし野外で池という過酷なセットであるため、
腐食に加え、キノコやアリにも食われ、水漏れしたり。
なんとか作りなおしを進めています。
ここ宜野座からは池と盆を一回り小さくします。
スモール・イズ・ビューティフル!

2月の予定です。

2月11日(土)〜13日(月)
宜野座・平松毛
(宜野座分化センターの横の道を入ってすぐ)
土日:14時開演「ツバメ恋唄」
月曜:19時開演「鏡池物語」

2月17日(金)〜19日(日)
糸満・道の駅いとまんイベント広場
金曜:14時開演「鏡池物語」
土日:14時開演「ツバメ恋唄」

2月24日(金)〜26日(日)
名護・名護市営市場中庭広場
金曜:14時開演「鏡池物語」
土日:14時開演「ツバメ恋唄」

最後に

原発はいらない!
基地はいらない!
TPPはいらない!
こんな人殺し政府は、もういらない!

野外劇団楽市楽座 長山現 佐野キリコ 萌
メール seisaku@yagai-rakuichi.com
劇団サイト www.yagai-rakuichi.com
長山現の散歩道 http://yaplog.jp/nagayamagen/
佐野キリコの夢参道 http://yaplog.jp/sanokiri/
萌の旅生活 http://yaplog.jp/jp0/
現とキリコは、ツイッターやフェイスブックにもつぶやき中。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

最後の段落は、いつも反原発紙芝居のラストの叫びと、ほぼ同じ。

チラシ 

2012年02月07日(火) 3時05分
チラシデザインができた。キリコご苦労様〜!台本は・・・。ちょっと書きはじめたところ。そういや、チラシより早く書き上がったことないかも。
新作「宝の島」は、野蛮な芝居にしたいのだ。
今夜はやけにぬくい。虫の声、カエルの声がお盛ん。でもまだカエル見てない。
やっつけたいもの、イロイロあるが、芝居は楽しめるものにしたい。
原発、除洗、基地、TPP、増税、全てが利権だ。EUやユーロってのもそんな気がする。

普天間を終えて 

2012年02月03日(金) 12時04分
普天間での公演は、3日とも上演でき、しかもそれぞれ客席の半分くらいは埋まるという賑わい。これは、この時期の沖縄としてはまずまず。リピーターの方も多かったし、ラジオを聴いて来てくれた方もいた。連日来てくれる方もチラホラと。会場の神宮寺さんご一家も連日観て頂き、とくに子供達は毎晩楽しみにしてくれたみたいだ。3日とも違う芝居だったし。ここでお正月芝居の「新春初夢福袋」は終了。

さすが普天間で、月曜の昼間は飛行機の音がハンパではなかった。それにしても、基地、基地、基地。沖縄は基地だらけだ。96年に返還が約束されているが、その後、2割も返還されていない。普天間を返すというが、辺野古にさらに高機能な基地を作ろうとしていて、これは高江も同じで、面積だけの返還で内容は新基地建設なのだ。ここ数日は防衛局の選挙介入が話題になっている。そりゃ、親族名簿を作り、集めて選挙に行きましょうというだけで圧力をかけたことは明白。どうも、アメリカ以上に日本(沖縄ではヤマトともいう)こそが沖縄に基地を必要としているように思えてならない。基地は原発と全く同じ利権構造なのだから、それも当然か。

普天間では、バラシ時についに舞台改造へ。池や盆をすべて30cm小さくするのだ。こうすることによって、舞台を一回り小さくし、芝居も凝縮しようという算段。ちょっとだけ荷物も軽くなる。水も減る。腐った部分も交換。一日かかって切るべきものを切ったが、作るべきものを作るのは時間切れに。次ぎの宜野座(ぎのざ)の仕込に作らねば。普天間では、また強風で楽屋の床が崩れたので、これもそろそろ考えなくては。

で、今はうるま市石川の山の家。新作「宝の島」台本のための2度目のオフ。ただ今は、マップを文章化しているところ。カマキリ(キリコ)とゴキブリ(私)とアリ(萌)の、海賊の話。

4月以降の旅の制作も着々と進んでいる。新しい場所も決まってきた。北海道も増えたし、秋には、沖縄へ向かう途中に奄美大島にも行くことになった。新しいチラシや衣裳も作成中。はや2月! ケツに火がつく!

新作「宝の島」は海賊の話!  

2012年01月24日(火) 15時18分
昨年(いや、もう一昨年か)はまったく入らなかったコザ。今年もあまり期待していなかったのだが、わりと来て頂いて、しかも毎日のように来て頂く方もいて、なんだかホッコリ。また1年後に行きますよ、コザ。ただし、バラしてみると池のゴムシートに大きな穴。コザは半ば室内みたいな場所だったので、念のために新しいブルーシートを購入し、下に敷いていたため、水漏れこそしなかったがかなりヤバクなっている。あちこち穴塞ぎをしたが、普天間からは新しいシートにするため発注。同時に、普天間のバラシで、舞台の池と盆を全て一回り小さく作り直したいと思っている。状況次第だが。

今は今年の新作を書くために一週間のオフを作って台本作業。いつもながら、まだセリフを書く作業には入っておらず、まずノート作りからはじめ、ラベルを作成、今はそのラベルをグループにまとめていく段階。KJ法の台本への応用。なんとかラベルのグループ化を終えて、今度はそれを開きつつ地図のようにしていきたい。水曜日にはチラシのための写真撮影。新作「宝の島」は、海賊の話。今年の旅で、私たちは海賊になるのだ。

来週は普天間。普天満山神宮寺さんにお邪魔する。土・日・月の3日間。それぞれ6時、6時、7時。その次の週は再び公演なし。台本と4月以降の制作。

4月以降の旅の準備も、キリコが着々と進めており、だいぶ場所が決まってきた。今年は北海道と秋田を復活した。東京・千葉・福島・仙台はやはり難しいと判断。もちろん原発事故のためだ。まったく収束などしていないし、除染作業も効果はないだろうというのが私たちの考えだ。今でも、その地域の人たちには、本当は避難してもらいたいと願っている。

東京電力でさえ、福島から出ている放射能が増えていることを発表した。インドは日本からの食糧を全て輸入禁止にした。元ブルガリア原子力安全庁長官はこう言っている。「現在の日本は核戦争後の世界だ。セシウムで広島原爆170発分が福島から放出された。」今年になって、4号機で二度の爆発があったことが、アメリカで報道された。日本ではそんな報道はまったくない。ここ数日、関東の線量は上がっている。4号機はもともと動いていないが、たくさんの燃料棒があるのだ。福島の事故は、チェルノブイリをはるかに上回っている。そして、世界中が日本政府の対応や日本のマスコミ報道に疑問を呈している。世界最大の原発大国フランスでさえ、原発依存度を半分に下げると言っているオランド氏が大統領選をリードしている。一方、この日本という国は、狂気の淵をさ迷っている。

テレビや五大新聞の報道には、もはや何の意味もなくなってしまった。政府と官僚、大企業とマスコミが抱き合いながら国民を騙している。これが世界中でも進行中だが、今の日本は特にひどい。今は生き延びようとすること自体が戦いだ。

ナハからコザへ! 

2012年01月11日(水) 1時44分
二日目から東京より来てくれたO氏の手伝いもあり、那覇のバラシはサクサクと。前回はうるまに来てくれたO氏、ありがとう〜!出会いは小学校。考えてみると、別々の高校だったのだが、ホントに親しくなったのはそれからかも。現代アートをやっていて、以前の劇団(変貌クラブ)の舞台美術アイデアを出してくれたりしてた。うちのワゴン車のペイントは、彼の指導により萌が描き、キリコが手を加えたもの。

それにしても、那覇城岳公園は、久しぶりに賑わった〜。
ここに招いてくれたUさんは、那覇にぎわい広場のとき、買い物中の私たちの車を見つけて興味を持ってくれた人。芝居を見て、「ぜひ我が家の近所でも」と。だから、近所の方々がずいぶん一緒になって応援してくれた。
初日は小雨が降ったり止んだりだったし、楽日もずっと小雨が降り続いていたにも関わらず、4日間全て上演でき、しかもお客さんが途絶えることがなかった。ホントに幸福な一週間だった。
公園だけでなく、近所の保育所でも半分上演。園児たちのキラキラマナコの前での三十分も、幸福なひとときだった。しかも、ギャラあり。ちょっとだけ、念願の児童劇の仲間入り。
しかもしかも!昨年のコザ、ミュージックタウンで私たちを見てくれた沖ラジの人が、イオンでのステージもセッティングしてくれ、そこもギャラあり。スーパーの中というはじめての体験。別の時間に出ていたアイドルグループなんかの集客に比べれば私たちは地味にも思えたし、マイクを使ったので動きも制限されたりしたが、喜んでくれた人も確実にいてうれしかった。メイクしたままラーメン食べたが、子供たちが手をふってくれたり。この日は晴れて暑く、ステージでは汗。

ということで、このところ、寒さ、雨、風にやられていたのだが、新年早々、ちょっと一息。

楽日の昼間には、新春初夢福袋の稽古。少しセリフを復活させ、唄も差し替えたり。この芝居はお正月限定なので、コザと宜野湾の、あと2回の上演だ。朝からずっと雨で、たぶん中止かなあと思いつつメイクしていたのだが、お客さんが思った以上に集まってくれ、傘をさしながら見て頂いた。「雨の中、スゴイですねえ」などと言われるが、この雨の中を1時間以上座って見て頂く皆さんの方がずっとスゴイのだ。

その間に、私は誕生日を迎えた。家族に黄色い積み木みたいなジッポーを買ってもらった。年々黄色が好きになる。そういえば、バラシのときにタンポポが咲いているのを見つけたなあ。地べたに張り付くようにして咲いてた。

次はコザのミュージックタウン音市場。その次は、台本のためのオフ。3月一杯の沖縄はかなり決まってきて、4月以降の旅の日程作りにすでに入っている。衣装の打ち合わせなども進んでいるし、いちばんの問題はホンか。。。

主に本部(もとぶ)の報告 

2012年01月06日(金) 0時42分
ついさきほど、53才になったとこ。また一年生き延びた自分をエライと言っておこ。
50を過ぎて好きなことをやっているけど、先などなにも見えない。
4月からのスケジュールをキリコが作り始めた。新作台本も書かねば。チラシも作らねば。
タイトルは「宝の島」。これはたぶん変わらないはず。

今は那覇。城岳(じょうがく)公園は、住宅街にひっそりとある美しい芝生の場所。ここは、50年以上前には新世界遊園地という遊園地があったところ。沖縄喜劇の女王、仲田幸子さんがずっと劇場に住んでたらしい。この人はたいがい劇場や映画館のホリの後ろとかで暮らしてたんだって。オレたちのテント暮らしもはたからはスゴイだろうが、そういう生活もスゴイな。明日はここの初日だ。ここでは受け入れの方が持っているマンションに仮住まい。快適。

先日は、この沖縄ラスト、この旅ラストの場所(まあ、ラストと言ってもすぐ次の旅になるわけだが)になる南城市に新年会で行ってきた。そこは地元のオヤジたちが自分たちで小屋をいくつも作ったりステージを作ったり、山羊を飼っていたりする山の上の広場。毎晩のようにオヤジたちが集まって酒を飲む。ここに若いミュージシャンもいたりして、そのツテで私たちもどうやら上演できることになった。
DVDを見てもオヤジたちにはあまり反応してもらえなかったのだが、お座敷で鏡池の冒頭部分をやって見せたところ、乗り気になってくれたようだ。
鍋、馬刺、ソコイカ?、沖縄のブランドハムなど、次々に持ち寄られたご馳走を食べ、泡盛の古酒を飲み、語る。途中、基地問題を扱うむっちゃディープなお笑いコントDVDを見せてもらい、ゲラゲラ笑う沖縄人たちにアゼンとする。基地問題は沖縄人にはデリケートとも聞いていたから。
その後、オヤジたちがいなくなってからは、若いミュージシャン達と、基地のこと、ヤマトのこと、沖縄のことを激論。なんて熱い奴らだろう。こんなに熱い連中にはホントに久しぶりに会ったかも。しかも、気がいい。心が熱い。

で、前回、本部(もとぶ)の報告。

本部は浄善寺さんの年末カウントダウンというイベントをはさんでの公演。仕込みはまたポカポカだったものの初日はまた冷たい雨で中止。二日目は小雨降る中、若いご夫婦が「見ます!」とのことで、観客二人で熱演。二人は宴にも残ってくれた。ほんの1週間ほど前に、放射能から逃げて、仙台からこちらに移住してきたとのこと。沖縄ではこういう人にバンバン出会うのだ。そして、なんと女性は芝居をしている人で、どくんごの受け入れもしてたという。世間は狭いっ。いや、出会いが広がってると考えようっ。この二人は那覇からわざわざ来てくれ、女性は沖縄プロレスの仕事も見つけている。聞けば聞くほど面白そうな沖縄プロレス。那覇で見てみたいなあ。

今年はまったく打ち上げをしていなかったのだが、高江での飲み会があまりに楽しく有意義で、少ない人数でもいいからじっくりお話(沖縄ではユンタクという)とかしようと、鍋モン作って宴をやることにしたのだ。生活サイクルも少し変えて、今までは朝メシ10時くらい、昼飯1時くらい、晩飯5時だったのだが、そうすると私は飯作って買い物するだけで一日が終わってしまうので、10時、3時、終演後に。初日の鍋は、全部自分たちで食したが。

三日目のカウントダウンはなんとか雨が止み、屋台も出たし、人も来た。例年と比べるとかなり人出は少なかったということだが、「新春初夢福袋」の初日でもあり、ちょっと緊張。なんとか好評だったようだ。この日はお寺のイベントや屋台もあったので、宴はなし。去年からの知り合いの水田さん夫婦もケーキの店を出していた。あと、きとね市や本部手作り市で出会っていたご夫婦も出店。こっちのブラジルサンドもうまかった。

餅つきもあり、我が家みな参加。餅も合計3コは食べた。最後に鐘つきもした。おみくじも引いた(吉!)。年越しソバこそなかったが、大晦日をたっぷり味わった。200人くらいの人出だったかな。ここはできて5年のお寺だとのこと。
はじめての「新春初夢福袋」も、概ね好評。ほぼ満席となる。萌のジジイ役も健闘している。1月中、楽日にこれをやっていく予定だ。クネクネダンスで立ち上がってくれたのは数人。やや周囲の喧騒に負けたきらいあり。

そして、元旦。初詣に来る人はまったくいない。開演5時でパラパラと。それでも、さすがに芝居を見るためだけに来てくれた人たちは熱い。全員が立ち上がってクネクネ。宴にも大人4人、子供2人が残ってくれて、楽屋はいっぱい。ただし、皆さん車で酒飲んでるのは私だけ。京都出身と富山出身のご夫婦、本部で居酒屋をやっておられるご家族。闘牛の話もきいた。闘牛の牛は、負けグセがついて闘志を失ったら処分されるとか、角でひっかけて相手の牛が宙を舞うことがあるとか。闘牛も見てみたいなあ。

さて、明日からの那覇はどうだろうか。毎晩7時から。金・土・日・月まで。鏡池、ツバメ、ツバメ、新春です。

最後に、先日、こんなツイートを見つけた。判断は皆さんにおまかせします。情報のソースはわかりませんでしたが、海外での報道。オソロシー!

「東北関東の人口の6割が今後放射線症で5年の間に亡くなる。生き残った国民のうち、4割は放射線症の病気にかかる。現在いる未成年者の8割は40歳まで生きることが不可能。今後、健康体で生まれるのはわずか15パーセントのみ」

原発いらない! 安保いらない! TPPいらない! 増税なんてもってのほか! ガレキなんていらない!全部利権!

とりあえず金武(きん)の報告  

2012年01月03日(火) 2時23分
明けましておめでとうございます。大晦日も元旦も芝居してます。ただ今、本部(もとぶ)公演が終わり、今日は劇場バラシをサクサクと。このところ、仕込みやバラシに限ってポカポカといい天気。そして本番は雨多し・・・。

とりあえず、金武(きん)の報告から。
金武のアクティブパークという公園は、キャンプハンセンというネイビーの基地のゲートのすぐそばにあり、その周囲は米軍相手の飲み屋街。以前はもっと栄えていたらしいが、今はドルが下がって米兵たちもあまりお金を使わなくなったとか。それでも、夜中をすぎてもまだやいのやいのとウルサイ。「ファッキン!」という声がこだまする。

ここは去年も来たところで、何人かの酔っぱらいたちとはすでに顔なじみ。この人たちはよく朝から飲んだくれている。どうやって暮らしているのか不明。あまり金はない。愛すべき人たちだが、話がすぐループになるし、ちょっとしつこい。あと、萌が去年知り合った子供たちもいる。
ここも仕込みはピーカンで、Tシャツで汗かくほどだったのが、初日は朝から雨。沖縄の天気予報はまったくアテにならず、冬は雨がパラパラっと降ったりサアっと晴れたり。今年はとくに雨が多いようで、葉もの野菜が高くなってる。

そんなこんなで、お客さんはパラパラ。米兵と子供たちばかりという日もあったし、楽日は結局中止にした。とにかく、雨の後で風もあったりするとやっぱり夜は寒い。今年は有料の町内放送も申し込んでみたのだが、効果はなかった。やっぱり環境があんまりよくない場所なのか。
子供たちは夜遅く11時くらいまで遊んでいるときもある。飲み屋街の子供たちだと思う。そんな子供たちと、酔っぱらいと、米兵の場所なのだ。米兵はしばらく見たりするが、結局言葉がわからないから出ていってしまう。1ドル置いていってくれたりするが、100円にもならない。お札だけど。
たまにうまく行くときは手拍子や掛け声も飛び、コアラ焼き売っているオッチャン(これも酔っぱらい)がノボリを手に踊りに来たりもした。しかし、去年も厳しかったが、今年もきびしかった〜。

夜中に楽屋テントにいると、外ではずっと英語の叫び声が飛び交う。一度はちょっとしたケンカもあったみたいだ。たいがい声はでかいが気のいい連中だし、ほとんど10代だと思うほど若い。昼間はパンパンいう演習の音が聞こえ、夕方にはラッパが響く。なんだか、ここは国境みたいなところだなと思った。
沖縄は世界中の米軍基地の中でも、もっとも劣等生を集めているところで、沖縄へ行くと聞くと絶望的な気分になるらしい。今はここから中東へ送られ、そして帰ってくる。イラクではウラン弾がかなり使われたため、その後ガンになる兵士も後をたたない。沖縄もまた放射能と無縁ではないのだ。

それにしても、野田ブタ野郎はヒドイ!普天間にしても、増税にしても、武器輸出にしても、八ッ場ダムにしても、公約違反ばかりじゃないか。これでは選挙の意味などまったくナイ。最低限の民主主義のルールも完全に無視。それを指摘することもないマスゴミどもにもウンザリだ。

それと、大阪にガレキを受け入れようとしている維新の会にも腹が立つ。大阪ではなかなか署名が集まらないと聞いた。大阪人たちの意識の低さにもガッカリする。

高江から金武町へ  

2011年12月21日(水) 1時59分
雑用色々あり、到着が夕方になった高江。暗くなるとハブが危険だと言われて、その日は住民の会の「トゥータンヤ(トタン家)」に泊めてもらうことに。トタンと言っても青いオシャレな家で、昼間はみんなの託児所にもなっているし、シャワーも台所もあり、支援者が何人も泊まれるようになっている。しかも、1人1泊500円という安さ。その日は、KさんとかSさんとがいて飲んで話し込み(私は金欠で酒を買わず、久々に飲まず)、翌日結局ここで1週間泊まらせてもらうことを決意。

翌日は舞台仕込みだったが、場所に水がないため池を作らず床を作って丸い盆を並べた舞台。これは簡単だったのだが、じつは楽団テントが残波岬の強風でビリビリ破け、その上骨も曲がり、金もないので手持ちの残材とブルーシートでトンカン。なんとか楽団小屋ができた。以前周囲を囲っていた紅白幕もかなり前に捨ててしまってヨシズになっているから、これで完璧な南国風小屋かも。

その日は高江の裁判の結審で、支援者の方々が集まって餃子パーティに。みんなで餃子1000個作って宴会。もちろん食って飲み、語り。翌日も酒を持って数人が集まり語り、その翌日はチヂミパーティとなり、その翌日は萌もお泊りに行ってひっそりとしていたが、その翌日はまた数人が集まり、最後の日はその日に締めたばかりという豚肉をサバいて豚汁で大宴会という、飲み、語る日々だった。

芝居にも皆さん来てくれて、徒歩範囲には数軒しかないという山の中であるにも関わらず、賑わったと言っていいんじゃなかろうか。到着した日からずっと雨で、初日土曜日も小雨降ったがラストはすごく久しぶりに光が差し込み、楽日日曜は暑いくらいだった。どちらも昼のツバメ。

その間、高江や沖縄の話をたくさん聴いたし、また、ここの人たちは面白いなぜか一芸のある人たちばかりで、恐ろしく意識が高く、今の日本のことや世界のことなど、音楽のこと、生き方のこと、教育のこと、まるで学生時代(芝居はもちろんだが、寮闘争とか西部講堂とか)に帰ったようにおしゃべりした。沖縄でいうと、ユンタクした。萌なんか、すっかり座り込みファンになった。お菓子はふんだんにあるし、色んな人がやってきておしゃべりに事欠かないし、子供たちもいる。

いやあ、楽しかったし、勉強になりました。高江を去って、あらためて「人権」というものについて考えてもいる。人権というのは誰もが持っているものなのかもしれないが、誰かが保障してくれたり、自然に持てるものではないんだね。主張しないとあっという間に踏みにじられてしまうものなのだ。

国際通りでの、高江サウンドデモの写真も見せてもらった。風船、仮装、ポンチョ、ジャンベなど、なんて楽しいデモなんだろう。高江には「スワロッカーズ」というバンドもある。座り込みしよっかーというトボけたバンドだ。毎日のように届けられる、高江でとれた自然農法の野菜もある。年齢を超えて、職業を超えて、いろんな人たちが子供も連れて夜遅くまでワイワイ話し込む。バカ話にゲラゲラ笑いながら。そして、高江のヘリパッド工事をしっかりと防ぎ続けている。全国の皆さん、ぜひこの運動があるうちに、沖縄の高江に行きましょう。予断は許さないけど、日本国家に、米軍に、諦めさせることができるんじゃないだろうか。

米軍ヘリがバリバリ飛んで、軍用車が何台も通る以外は至って静かで自然豊かな高江を後にして、今は金武町、キャンプハンセンのゲートそばの歓楽街の真っただ中の公園。周囲の店からロックが聞こえる。若い米兵たちが会話の中で何度も何度も「ファッキン!」とバカでかい声で叫ぶ。でも、ファッキンは「愛してるぜ」じゃないだろうね。

萌は去年からの友達たちとそんな中で遊ぶ。今夜は近所のお店から、焼き鳥6本、ケーキ2個を頂いてきた。今日はキリコは銀行とローン返済の交渉のために大阪へ。実は今年の沖縄は寒さと雨にやられて、かなりキビシイ。けっこうな借金を背負っている私たちにとってはなおさらだ。

キビシイと言えば、この日本、この世界なんか今はもっとキビシイ。いつ戦争が起きてもおかしくない。今や景気がよければ金融で儲け、社会が不安なら軍需産業で儲けだから、あんまりみんなが文句言うなら戦争でも起こしてやろうかいなという連中がいる。そして、そういう連中の手先になってしまう人たち、泣きながら従う人たちがいる。御用学者に御用マスコミも。沖縄の新聞はまだ健全。日本という国のためには、日米安保が最悪だと改めて思う。

ホントは国家というものが、もういらないと思うが。日本政府も、日本銀行のお金も、日本国憲法も、全てなくなっても私たちは豊かに生きていけるだろう。でも、そこに至るルートも、その後のビジョンも、まだよくわからない。私たちに必要なのは、まず何よりも人情(愛)と、知恵(平和)だとは思うが。

でも、まだまだ私たちの気持ちは明るいのだ。たくさんの出会いに感謝! 高江の現さんに頂いた豚のミソ漬けで泡盛飲みつつ。絶品なり!
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