一番隊日記−74−
2007年09月25日(火) 11時43分
総司の部屋−−
総司は中條に寝るようにすすめ、そのまま自分も部屋に戻り、やっと床の中に入った。
総司(皆、いろんな思いを抱いて、新選組に入ってくる・・)
総司は天井を睨みながら思った。
総司(・・・そして、死んでいく・・・)
総司は体を横にした。
総司(死ぬ時は、何を思うのだろうな・・・。新選組に入ったことを悔やんで死ぬんだろうか・・・)
総司は、うとうとしはじめ、とうとう眠りに入った。
・・・・・時間の経過
「先生!先生!起きてください!出動の命が下りました!」
総司はその声に飛び起きた。
総司(・・・やっと寝付いたところだったのに・・・。)
そう思いながら「わかった。」と言って、床から出た。
総司「山野君だね、入っていいよ。」
「はっ」という遠慮がちな返事がして、山野がふすまをあけて入ってきた。
総司「なんの出動ですか?」
総司は、着替えながら尋ねた。
山野「はっ・・・。前から監察が調べていた件で・・・」
総司「ああ・・・例の討幕集団だね。」
総司が苦笑しながら言った。このところ、討幕派と思われる一集団との小競り合いが続いていた。巡察中にもからんでくるし、どこかで騒ぎを起こして、何かと挑発する集団だった。誰かが糸を引いているのか、それとも、単なる集団遊びなのかはわからない。が、うるさくてたまらない。このことには、土方や近藤も頭を悩ましていた。
山野「はい。その集団がねぐらにしていると思われる旅籠を見つけたので、少しでも早いうちに潰した方がいいと・・・」
総司「それにしても、いきなりですね。今までだったら、前日にはわかっていたのになぁ。」
山野「・・・はぁ・・・」
総司「よし、準備が整ったよ。皆はもう集まっていますか?」
山野「はい!」
総司「・・・そうだ、中條君は?」
山野は不思議そうな表情をした。
山野「?・・・皆と一緒に待っていますが・・・」
総司「・・・眠いだろうなぁ・・・」
山野「は?」
総司「いや、こっちの話だ。・・・さぁ、行こう。」
総司は、気合を入れるように一つ大きく息を吐いてから部屋を出た。山野が後に続いた。
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