体罰と自殺について

2013年01月22日(火) 20時37分
大阪市立桜宮高校のバスケ部体罰自殺事件について。今回亡くなった生徒さんは、本当にかわいそうだと思います。悩みぬいた結果こういうことになってしまったのは悲しいことであり、繰り返してはいけないことです。顧問教諭にも問題はあったのでしょう。とは言え、体罰を無くして表面上の制度だけ整えればそれで済むのかというとそうではないように思います。

学生時代をスポーツに捧げ、バリバリの体育会系グループで過ごした根性論者には、「体罰は時と場合によっては必要!」と言う人が多いです。ちなみに僕は顧問の目をちょろまかして部活サボっていたダメ人間です。
確かに、スポーツで心身を鍛えた人は我々に比べて相対的に根性があるように思います。体罰も場合によっては効果的だったのでしょう。ただここで問題にせねばならないのは、

1:教育のための体罰なのか教師の憂さ晴らしなのかを判断する人がいない
2:教育至上主義であるべきところに勝利至上主義が入り込んでいる
3:なまじ効果的な場面もある

この3点です。

1については、「これは体罰ではなく暴力だ」と言う人もいます。現場を見ていない僕はなんとも判断できませんが、可能性はあるでしょう。
余暇を潰してまで頑張ってるのにお前らときたら!という教師の鬱憤の矛先が生徒に向いていることだってあるはずです。

2については、せめて高校までは教育至上主義であるべきだと僕は思ってます。
高校野球の「身体出来上がってないのに変化球投げすぎて肘壊す」問題もそうですね。身体が出来上がっていない選手に変化球を投げさせるのも、体罰でしごくのも、根っこは勝利至上主義にあります。この辺は桑田真澄とかが触れていたと思います。

3が一番やっかいで、「体罰のお陰で強くなれた」という生徒も多いという事実があります。そういう生徒を指して「体罰のせいで歪んでしまった」的なことを尾木ママが言ってました。いわゆる洗脳というやつですね。洗脳は言い過ぎかもしれませんが近いものはあるでしょう。で、こういう人に言いたいのは、「あなた達は強かったから生き残ったが、弱い人は死ぬ」ということです。弱かったら死ぬスポーツ……少なくとも教育にはそぐいません。(プロレスとかではそぐうと思いますが)

これらの一般的な問題に加え、「何度か注意されてたのに体罰を続けた」とか「レギュラーから降ろされると脅されていた」とか「学校側もちゃんと調べず事実上黙認していた」などのこの学校特有の問題が加わって、この事件が生まれました。防ぐ方法はいくつかあると思いますが、そのほとんどが、スポーツ強豪校を弱体化させるものです。その辺のバランスをどう取るか、ですね。

いっそのこと日本の全ての高校・大学でスポーツ推薦を廃止する、くらいの思い切った改革が必要かもしれません。そうなってくると、日本のスポーツ界が一気に弱体化しそうです。しかし人の命には代えられない、そんな世論が醸成されつつあります。
  • URL:http://yaplog.jp/nadareshiki/archive/1202
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