岡田斗司夫氏の講義に行ってきた

2012年11月12日(月) 21時53分
11月10日(こないだの土曜)、梅田で「岡田斗司夫と、これからの豊かさを考える」という講演があって、面白そうだったんで行ってきた。場所が大阪駅前第2ビルなので家から割と近かったのと、都市開発に熱心な大阪市大が主催だったというのも理由の一つ。

岡田氏についての今までの印象は、

・DAICONそしてEVAの人
・めっちゃ痩せたけどちょっとずつしれーっと戻しつつあるなあ
・スマートノートめんどくさすぎて僕2週間でやめてしまったんですが
・評価経済社会は可能性はあると思うけどインフレ(いいね!の濫造とかで)がすぐに起こりそうですよね

こんなところ。特に評価経済については今回のお題に直結しそうなんで期待してたけど、そっちより大学の必要性と上流下流の話に終始していたのでちょっと肩透かし。でも面白かった!

岡田氏の主張はこんな感じ
・大学なんて無駄に巨大で有害!教育で金を稼ぐのは分かるが研究費用まで負担させるな!
・お金なんて将来に対する安心をもたらすだけのもの!心配しすぎると所謂「金持ちビジネス」のカモになるぞ!

ものすごく極端だけど、至極正論。
ただ大学不要論を大阪市大のキャンパス内で言ってのけちゃうあたり、色んなとこに食い扶持がある人の言論は強いなーと思った。特に「枕草子の研究なんて今やる必要あるんですか?そんなのに国が金を出す必要あるんですか?」というくだり、大阪市大で枕草子の勉強もしていた身としては非常になんというか、言いたいことは分かるけど身も蓋も無いがなと思った。(まー僕も日本文学にはさしたる興味も無いんですが)
市場原理から切り離されて税金に守られてるものに鋭くメスを入れるってのは、かつての事業仕分けやら文楽を切ろうとした橋下さんやらが連想されて、ちょっと怖いんよね。確かに無駄なものもあるんやろうけど、全てに適用させちゃうとノーベル賞受賞者も日本から出なくなったりする可能性もあると思うんです。

文化とは何か、と考えたときに、有用性があってニーズがあって採算が取れてっていう条件に適うものってそうそう無いわけじゃないですか。で、適わないからとそこにメスをバシバシ入れちゃうと、文化そのものの喪失だってありえるわけで、そうして出来上がったネオ日本は非常に薄っぺらいものになりかねないと思うわけです。

ただ、例えば自分の息子に大学進学を薦めるか、となると迷う。確かに無駄が多すぎるんよね。多分20年後とかは学歴が就職に影響する比重がむっちゃ軽くなってくると思うんで、「なんとなく進学」っていうんなら止めさせると思う(ちなみに僕は「就職の役に立たん」という理由で文学部進学を父親に反対された)。モラトリアムが欲しい、というのであれば4年間世界放浪させてもいいし、技術が要るんであれば専門学校に行かせればいいし。ネットで技術覚えて即起業、なんてのも今よりずっと一般的になってるやろし。

あと学歴について最近思うのが、「学歴なんてただのお飾り」ということを分かっているのは学歴が高めの人だけで、学歴が低い人ほど学歴をありがたがる傾向にあるということ。これはなかなか手ごわいアンビバレンツで、息子に「学歴なんて無駄や」と言って大学に行かせないでおくと、死ぬまで学歴コンプレックスを持ち続ける可能性が高いという。学歴は学歴コンプレックスを持たないでおくためのだけのもの、というところか。これは岡田斗司夫氏の「お金なんて将来に対する安心をもたらすだけのもの」に近いと思う。貧乏人ほど金持ちビジネスにカモられる。無いものほどねだりたくなる。

まー何にせよ、よい講演でした。面白かった。
これが無料で聞けたんですから、大阪市大大学院の皆さんやフリックスの社員さんに感謝ですな。
  • URL:http://yaplog.jp/nadareshiki/archive/1201
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